テント日誌4月6日
- 2020年 4月 8日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
今日は原電前での抗議行動があった 4月1日(水)
朝から雨。定刻前にセットし終わるが、座り込みは当番だけ。
1時30分頃、Nさんが実家から送られた夏みかんを持ってきて下さる。2時間くらい座り込みをしてくれて、その後たんぽぽ舎に行かれた。夜の第二原電の抗議行動→東電前抗議行動には参加するとのこと。
倉田さんは規制委員会前の抗議行動に参加して後、雨の中、歩いて来られた。まず、お弁当を食べてから経産省を糾弾する演説。経産省は原発に対してほとんど無為無策なのに、今も再稼働を推進していることを糾弾。
レジェンド斎藤が雨の中来られる。暖かいスープをもってKさんが斎藤さんをサポート。二人は、第二原電の抗議集会に行かれた。
淵上さんの墓参りのお礼の葉書をみた 4月2日(木)
昨日と打って変わって良い天気で温かったが強風に悩まされた。
最初からバナーはあきらめて幟旗だけつけて座る。
時折の突風に座っていないと椅子ごと飛ばされそうになった。
Yさんが事務所に届いていた渕上さんの奥さんからの葉書を見せてくれた。
それにはテントと9条改憲阻止の有志でお墓参りに行ったことへのお礼、
そしてコロナのことを心配して充分お気をつけてご活動下さいとあった。
テントの周りあちこちにたんぽぽが咲いているのを見て
渕上さんがいなくなって一年も過ぎたことを改めて思う。
外出自粛で家にばかりいると運動不足になりそうと心配していたらYさんがくねくね体操・蟹々体操など披露したのが可笑しかった。
でも楽しみながら体を動かすのは良いですね。
風のない時にやってみよう。
ヨーカンさんがハンカチで作ったマスクをして来た。
私も遅番のTさんも手作り布マスクを使用。
通りがかる人の中にも布マスクの人を何人も見かけた。
安倍首相が布マスクを一世帯2枚支給すると言う。
なんて馬鹿げたことを決めるのだろうと思う。
他にもっと大事なことがあるのでは?
2時半過ぎヨーカンさんと私は遅番の人・杖をついて来てくれたSさんにお任せして帰路につく(I・K)
”経産省前の桜がきれい。でも、暗澹たる思い!? 4月3日(金)
今日は春らしい穏やかな一日になりそうだ。リーダーのSさんが法事でお休みの為、女性陣で作業を始める。テーブルをいつもの大サイズではなく、中サイズのものにしてみた。真ん中の押さえの金具が劣化してきて安定が悪くなってきた為だ。セッティングでは、椅子の間に小さな折り畳み椅子を置き、夫々紐で縛っていった。座った際隣の人との距離が30cm位空くので、少しはコロナウイルス感染対策になるのでは?と考えたからだ。1~2m離すのが理想だと思うが、それでは経産省前から大幅にはみ出してしまうので、できる範囲で置いてみるのも良いのではないだろうか?少なくともお互いに多少意識し易くなるのではと思う。Oさん、レジェンドSさん、いつも座り込みに来られている男性3人が見える。
また、毎月3日の澤地久枝さん呼びかけの国会前抗議行動に参加された方達が立ち寄ってくださった。今日は25人位の参加者で、いつもより少なかったそうだが、澤地さんもお元気とのことでこちらも励まされる。「明日も晴れ」でお馴染みの大木晴子さんから差し入れを頂いた。新橋の事務所近くでお店を出されている背広姿の男性からも今日もカンパを頂いた。
コロナウイルス感染拡大が不安な毎日だが、いつもの金曜日の参加者で経産省前は賑やかだ。目の前にある大きな桜の木は満開。遠目に見る財務省前の桜の木も美しい。自然界の桜の美しさは変わらないのに、”桜を見る会”の国会追及以降、人間達が桜の品位を貶めてしまったようで気の毒に思えてくる。原因を作った人には必ずやしっかりと責任をとってもらい、桜には何としてでも名誉回復してもらいたい。そのことに加え、霞が関の桜たちはここ何年も暗澹たる思いでいるのでは!? (Y.M)
アベノマスク・アホノミクスの愚、東電・関電と共犯監督官庁経産省 4月3日(金)
3時に到着したら10人が椅子間隔を少し空けて座っている。新型コロナウイルスが心配だが、経産省の愚かな政策への抗議をやめる訳にはいかないと座っている人たちの気持ちを感じた。私は膝痛をほぼ全快したので、久し振りに「5/17老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」ちらしとテントニュースのセットの街宣ちらし配付。マスク姿の通行人の受取はそれ程良くなかったが、抗議行動終了までで約50組を撒いた。
経産省抗議行動では、まず皆でアベノマスクを笑った。続いて、関電原子力マネー問題で関電のみならず経産省でも処分が出たこととともに、関電に原発を止めさせることもできない経産省を糾弾。さらに、イチエフのアンダーコントロールの嘘とトリチウム等放射能汚染水放出を推進する東電とそれを後押しする経産省を厳しく糾弾した。
他の公共施設使用不可と自粛ムードで「行くところが無いからここに来た」の声もちらほら聞こえて人数もいつもより多く、感染に注意しながら屋外での経産省抗議行動をやり遂げた。 パンデミックでもパーフォーマンスのみの愚策を続け、オリンピックを中止でなく延期し、虎視眈々と「緊急事態宣言」の乱用を目論む安倍官邸を黙って見てはいられない。この日の昼の「安倍政治を許さない」国会正門抗議(13時~)も中止が発表されていたが、澤地久枝さんも説明に来られたそうだ。(K.M)
ウイルスにどう対応するかが大事なのだ 4月4日(土)
桜の開花はまだ続いていた。風は強かったが暖かくて心地よい。人通りは益々少なくコロナの影響を受けない植物が羨ましい。
いつの間にか眠ってしまった。Iさんが「上を向いたまま寝ていたけれどおでこ日焼けしていない?」と聞かれてしまった。職場では新型コロナウイルス対応で戦々恐々、疲れが溜まっている。
〇近所で「コロナ消えろ」と叫んでいる小学生を見た。
一週間、いや一日で別世界になってゆく。感染者・死者の数字を憶えきれない。こんなときに一世帯にマスク二枚などとほざく輩がいる。途中で放り出すわけにはいかないというが、まだ何もしていではないか。災いはウイルスだけではない。 (O・O)
暖かい日だったのだが、段々と寒くなって 4月5日(日)
T久さんが気合を入れて早めに椅子を運んでくれたので、そしてサッシーさんも昼ごはんを9時半(!)に済ませて駆けつけてくれたので、11時45分には三人でスタートしていました。自転車部隊のおふたりが来るよりも早く。これはすごい!記念写真を撮った後坐りこみスタート。しかしF原さんのおにぎりと卵がないためお菓子だけではみなさんお腹が寂しくて仕方がない。スタートを急いだためにお茶もない。食事の早すぎたサッシーさんは「もう、F原さんにはおにぎりだけ作って持ってきてもらおう、すぐ帰ってもらっていいから!」と、悲鳴をあげていました。
さて、「(新型コロナ禍の)こんな時こそ坐りこみしないと」と皆さん気合が入っていて、つぎつぎ人が増え、レジェンドM子さん、Rさん、M上さんと増えていき、(入れ替わりながら)トータル10人となりました。この日は当初暖かいと思われたため皆さん薄着で来てしまったのか、午後になってどんどん寒くなり、ガタガタ震えながらやっとのことで3時まで耐えました。
四人で写っている写真が今週日曜(4/5)です。マスクをして、離れ離れに座りました。二人で写っているのが先週日曜(3/29)です。パラソルの下、寒さに凍えたサッシーさんがせめてもの風よけにと紫のカートを膝のところに置いています。この時は雪はもう雨に変わっていました。雲が低くて、ビルの上階が雲の中にささっていました。(はしゆき)
4月6日(月)
肌寒い昨日とは違って、風はあったが晴天で太陽光が燦々と降り注いでいたので温かく楽な座り込みであった。きょうはOさんが私用で来られなかったので二人で座り込み準備。その分多少時間が掛かったが12時には座り込みを終えた。
経産省は人が少なかったが座り込みはにぎやか 4月6日(月)
相棒のSさんが早速、反原発CDを掛けてくれました。しかし経産省前は人が少ない!昼だというのに。しかし座り込みに来てくれた人は多かった。 我々が昼飯を食べ終わった直後には早くも御大のSさんが来られた。いつもは2時頃に来られるのでその早いのにビックリさせられました。その後も火曜日担当のYRさんがやって来た。裁判の傍聴にでも来たのかな?と思っていたが、共謀罪に反対する為に毎月6日に国会前で抗議集会をやっているとの事。30人ほどが集まったとの事。恥ずかしながら私も御大のSさんも知らなかった。
このあとも同じく共謀罪の集会に参加してきた常連のOさん、座り込み者が少ないと思って来てくれたYさん、最後は月初めの(月)だけ相棒のSさんに話をしに来る元大学教授とレジェンド・Sさん御一行。きょうはこんな人が来られた。彼の職業はDjでこの間の新型コロナウイルス騒ぎで仕事がなくなって収入もゼロ。フリーランスに冷たい厚労省に一人で抗議してきたあと、こちらに来てくれたとの事。ひとしきり不満を述べて帰っていった。聞き漏らしたが我々の座り込みは前から知っていたようだ。今後このような人達が増えてくるかも知れません。きょうは第1(月)なので防衛省前抗議行動の日。レジェンド・Sさんも行くというので御付きのHさんが一緒に行かれた。私も後から参加した。(保)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その136
原子力マネー還流問題で関西電力も経済産業省も「仲良く」「処分」
~隠れて役員報酬を補填していた関電、瑕疵付き業務改善命令を出した経産省~
2020年4月2日 木村雅英(経産省前テントひろば)
関西電力の原子力マネー還流問題について、やっと3月14日(土)に関電第三者委員会が報告を公表した。これに伴う関電と経産省の対応が面白い。
3月14日(土)
(第三者委員会)金品受取り問題に関する第三者委員会からの調査報告書の受領について
(関電)電気事業法第106条第3項に基づく報告について
経営責任について
「経営刷新本部」の設置について
3月16日(月)
(経産省)関西電力株式会社に対する業務改善命令を発出
ここまでは、第三者委も関電も経産省も新聞休刊日(16日)を狙った用意周到の原子力ムラ出来レースだ。
ところが、驚くべき報道が出た。
3月16日(月)
<関電、カットした役員報酬を補填 秘密裏に計2.6億円>(朝日デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASN3J4SPZN3JPLFA004.html
<関西電力が2010年代の経営危機時にカットした役員の報酬の一部を、退任後に補塡していたことが分かった。東京電力福島第一原発事故以降に福井県の原発が停止して大幅な赤字を出した際、「身を切る改革」として役員報酬の最大7割をカットしていたもの。当時、電気料金を値上げする際の理由の一つにもなっていたが、補塡が秘密裏に行われていた。
同社が16日、明らかにした。2016年7月~19年10月、退職した役員18人に2億6千万円を支払った。補塡は豊松秀己元副社長に90万円など月ごとの分割払いで行われ、役員らの金品受領問題が発覚してやめるまでに18人の報酬カット総額19億4千万円の1割超に達していた。
…>
当然のことながらこれを多くのメディが厳しく叩いた。例えば、<役員報酬補填に違法性 関電利用者へ異様な背信行為 損害賠償責任問われる可能性」(東京新聞3月31日)と。また「関電の原発マネー不正還流を告発する会」が追加告発を開始した。
それ故、関電は業務改善命令に対する回答でこの補填返還を含めた業務改善計画を出した。
3月30日(月)
(関電)電気事業法に基づく業務改善計画の提出について
一方、大慌てで業務改善命令を出した経産省がミスをおかした。
<経産省、次官ら職員7人処分 関電改善命令へ不適切手続き>(時事ドットコム)
経済産業省は31日、同省が関西電力に出した業務改善命令をめぐる手続きが不適切だったとして、関与した職員5人と安藤久佳事務次官、高橋泰三資源エネルギー庁長官の計7人を処分したと発表した。梶山弘志経産相は同日の閣議後の記者会見で「関電に法令順守の改善を求める中、不適切な手続きを行ったことは誠に遺憾でおわびする」と謝罪した。
…> (2020年03月31日、 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033100640&g=eco)
経産省のHPにも次の様に説明している。
○梶山経済産業大臣の閣議後記者会見の概要 2020年3月31日(火曜日)
https://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2019/20200331001.html
○関西電力株式会社に対する業務改善命令に係る不適切な手続への対応について
https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200331010/20200331010.html
以上、第三者委員会の報告に応じて、関電トップと経産省とがこの問題の影響をなるべく小さくしようと大慌てで動いている姿が見える。ところがこれらの動きから、関電も経産省も全く信用できないことがより明らかになった。
何としても、関電の原子力マネー還流と役員損失補填を厳しく追及しないといけない。それにしてもこんな会社に原発を動かす資格があるのだろうか? 経産省・資源エネルギー庁は関電に対して業務改善命令で終わるのでなく、電気事業法第15条(事業の許可の取消等)に基づき直ちに事業の許可を取消し、原発稼働停止を命令するべきだ。さらに、他電力会社についても同様の動きがあったかどうかを追及(水平展開)しないといけない。しかし、今の安倍政権下の経産省・資源エネルギー庁にこれらを期待するのは無理かもしれない。
4月10日(金)経産省前抗議集会
時間:17時~18時
4月22日(水)月例祈祷会 午後3時より
場所:経産省前テントひろば
15時 芸能の刻 15時30分 祈祷会
4月26日(日) 脱原発青空川柳句会 選者:乱鬼龍
時間:12時~ 場所:経産省前テントひろば
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