テント日誌6月4日
- 2020年 6月 6日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
文科省前では金曜抗議行動が再開された 5月29日(金)
今日もカラッと晴れたよい天気。暑くなりそうだ。そこで、氷水が必要だろうと冷水タンクを持ち、途中コンビニで氷と水を購入して経産省前に向かう。経産省正門前に到着をした。新型コロナウイルス非常事態宣言が解除されが、人通りは以前のようには戻っていない。それでも時おり、カンパ箱を置いたテーブルの前に立ち寄り財布を出してカンパをしてくれる人がいる。みんなで「ありがとうございます。」と返す。嬉しい瞬間である。
当番のSさんMさんとわたしの3人で座り込みをスタートするが今日も早々とYさんHさんOさんとやってきて6人が座り込んだ。
1時ごろ、轟音と共に6機のジェット機が編隊を組んで上空を飛び去った。飛んで行った跡には飛行機雲が6本残った。何事が起ったのだろうとネットで調べたらあった、あった。航空自衛隊のブルーインパルスが新型コロナウイルス感染症対策で奮闘した医療従事者に対して感謝の気持ちを示すため東京上空を編隊飛行するという情報が見つかった。医療従事者に対するリスペクトと感謝の気持ちは我々ももっているが、それをジェット機の編隊飛行で表すことはないだろうと思う。
新型コロナウイルスの非常事態宣言の解除はされたが、原子力緊急事態宣言は原発事故から9年たった今でも未だ解除されていないのである。事故を起こした東電も経産省も誰一人として責任をとっていないのである。今までは、特例として時間短縮で座り込み抗議をしてきたが、来週らは時間帯も通常通りに戻る。原発再稼働反対!!汚染水海洋放出反対!!で粘り強く闘い続ける。頑張ろう!!
今週から文科省前でのスピーカを使っての金曜抗議行動が再開された。まだ高校生や大学生の参加は再開されていなかったが在日のオモニを中心に日本人の支援者やテントからも応援に駆け付け30人くらいの抗議行動が出来た。差別政策を繰り広げる文科省・政府に対しての抗議を続けて行こう。頑張ろう!! S・S)
福島から世界に発信する放射線被曝過小評価を許すな! 5月29日(金)
暖かい日差しを浴びながら3時から抗議行動開始。
「子ども脱被ばく裁判」で山下俊一氏のニコニコ安全騙し発言やスクリーニング効果・過剰治療(鈴木眞一氏が否定)の嘘などが世界に発信されており、県民健康調査が縮小されようとしている。
一方、田中俊一氏が指導してきた伊達市において、ガラスバッジ測定データの大規模被曝データ解析論文(早野龍五氏と宮崎真氏の共著)の数々の誤りが指摘されてきた中で、更に元データの誤りが指摘された。これも海外学術誌に誤ったまま発表されている。この論文から空間線量に比して個人被曝線量を過少に評価している。この様に、福島から世界に誤った放射線被曝過小評価が発信されていることに怒りが集中。
六ヶ所再処理を原子力規制委員会が合格させようとしているが、かって英セラフィールド再処理工場からの死の灰がノルウェー北西海岸のみならず北極海まで汚染させた事実の報告。六ヶ所再処理工場は絶対に稼働させてはいけない。六ヶ所合格、イチエフ廃炉・汚染水対策が破綻しているのに東電柏崎刈羽合格。原子力規制委員会は再稼働推進委員会である。
安倍政権を早く終わらせようの声も続いた。新型コロナ対策において、百万人当たりの死者数は日本6.69人で台湾・中国・シンガポール・オーストラリア・ニュージーランド・韓国よりも多い。やはり安倍官邸主導対策の失敗はここにも出ている。東京都感染22名でも都は前のめりで第2ステージ。自分たちの身は自分たちで守らねばならない。由井さんが高山植物写真を持ってきて座込み者に配布。日差しが強い中で椅子類を荷造りし、文科省抗議に少し参加してから事務所に片付けた。経産省抗議行動(毎金曜)は次週から17時~18時に戻る。(K.M)
世の中を動かしているあなた方にみんな感謝 5月30日(土)
前半は青空、後半は曇り空。そのおかげで今日見た雲は初めて見るものばかり。空を見ているだけでワクワク。あしながバチが忙しそうに飛び回り見たこともない小さな甲虫が腕に止まる。紋白蝶とは違う真っ白な蝶も初めて見た。都会にいるとは思えない一日だった。
〇ブルーインパルス突然の飛行
職場から小型ジェット機6機が白いスモークをはきながら低空飛行しているのが見えた。クーデター? 同僚たちからは五輪の練習という寝言でも思いつかない感想も出る始末。
誰の発案で、いつ決まったのか明らかにされていない。「プロセスはどうでもいいだろうと思う」と河野太郎防衛相は言った。プロセスを明らかにすることが決してなかった安倍政権ならでの発言。「大臣は空自を私兵と心得るか」と戦前なら追及されるのかな。
訓練を積んだプロとはいえ人口密集地上空の超低空飛行を人にやらせておいて自分の手柄か。こういうのを「火事場の馬鹿丸出し」というのだろう。
隊員たちは全員無事帰投した由。安堵、ドルフィン・ライダーの皆さんお疲れ様でした。
https://www.nikkansports.com/general/news/202005300000402.html
〇心に響くこと、正しいこと合理的なことではなく善きことについて考えたい。
一人二人の力など取るに足らないと言われればその通りだろうと思う。だが人の心を動かすことができたならそれは巨大な力だ。
二人の高校生が区役所のコールセンターに手製のマスクカバーを持ってきた。贈り先をコールセンターにしたのは、電話で、突き上げを受けているんじゃないかと思ったからだという。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed05cf3c5b62e98a1ba4cee
〇感謝
医療関係者の皆さん、店員さん、運転手さん、宅配業の皆さん、その他の私が知らないお仕事をしている皆さん。感染のリスクに向き合い、いわれのない罵声に耐える皆さん。ありがとうございます。世の中を動かしているのは皆さんたちです。(O・O)
川柳句会もあり賑やかで楽しい座り込み 5月31日(日)
曇。風が気持ち良い。蚊取り線香を持ってくるのを忘れたが、やや涼しいためか蚊は先週より少なめでした。青空川柳句会の開催日のため座り込み参加者は多めで計15名。賑やかで楽しい座り込みとなりました。
句会の報告は別紙で。乱さんが頂き物?のビールの箱を持ってきて賞品として配ったので、ずいぶん豪勢な句会になっていました。テーブルの上には大量のお菓子やパン、飲み物が乗せられ、食べきれない状態でした。
15時を回るとエルモが「蛍の光」をリコーダーで吹き始め、それを合図に片付けを始めたのが可笑しかったです。事務所に戻ってからいつものようにコーヒー+軽食タイムを持ちました。
脱原発青空川柳句会 5月31日(日)
今日は月に一度の「青空句会」。実際は曇天だけれど暑からず寒からずで良い風が吹いている。本日の句会参加者は12名。
本日の席題は「人類」「どっこい」
乱鬼龍選 秀句発表
席題「人類」
秀 あやまちを 改めてこそ 人類に (落葉)
秀 悪知恵が 集まり過ぎて 民ほろぶ (月居)
秀 生命の リレー断ち切る 放射能 (ふ64)
秀 原発は 人類ほろぼす 発電所 (乾草)
秀 人類史 安倍ほどひどい 政治なし (柚っ子)
特選 人類の 汚染極まる 安倍政治 (落葉)
秀 改憲も どっこい安倍には やらせない (のら)
秀 コロナでも どっこい私は 座り込み (柚っ子)
秀 安倍暴走 どっこい皆が 許さない (落葉)
秀 解除後も どっこい感染 増えつづけ (乾草)
秀 癌コロナ 安倍にも負けず 高齢者 (小貧民) 特選 せき止めた 千万怒り 黒い川 (月居)
賞品は
ドーナッツ(世の中どーなっているんだ)
アンパン(世直しのパンデミックこそを起こせ、アンパン食べて名案出せ)
ビール(我々はもっと勘(缶)を良くしなきゃいけない)
その他いろいろでした。
来月の脱原発青空川柳句会は6月28日(日)12−15時
(記録 はしゆき)
いろいろの動きが出てきて座り込みの重要さも増す6月1日(月)
今日から経産省前の座り込みは元に戻り5時までになった。 今日の天気予報では午後から雨が降るということなので雨対策をしっかりして経産省前に向かった。天気予報より早めの朝早くに雨が降った為か、幸いにも雨に降られずに座り込み準備を終えることが出来た。準備が終わった直後にレジェンド・Sさんが来られた。国会前の抗議行動がコロナの治まるまで中止していることをやっと覚えたようだそれから間もなくして6月復帰を公言していたOさんも来られた。これに気を良くした相棒のSさんは反原発CDをボリューム一杯に掛けて道行く人々に座り込みをアピールし始めた。
霧雨が午後0時半頃から降り始め1時頃から30分くらい強く降りその後はまた霧雨に戻って3時半頃に止んだ。こういう天候の中でもアピールしている我々を物珍しそうに通り過ぎる人々が目についた。東京は今日から小池都知事の言う第2ステージへの移行を宣言する予定という事もあって地下鉄のなかは10時過ぎの遅い時間にも拘わらず若い人たちが多く乗っていて三密状態であったのでビックリした。それに引き換え経産省前は相変わらず人通りは少なく静かで反原発CDだけが気を吐いて通る人を鼓舞していた。
今日の座り込み者は先程の4人に加え、いつもレジェンド・Sさんを世話しているKさん、毎月第一(月)だけ来られる元大学教授、それと黒川元東京高検検事長を告発して原告になったという人が東京新聞のコピーを持ってきてくれた。これからも色々な人が安倍政権の不正行為を糾弾するために立ち上がってくるでしょう。我々がここで休まず座り込んでいることは重要。頑張りましょう❗(保)
どうなっている我が国は、誰しもが抱く思いだ 6月2日(火)
目の前を通る、昼休み時間帯の通行人は先月とは、打って変わってゾロゾロと多かった。自粛前に、すっかり戻っていて明日からはどうだろうかと思いながら帰宅してニュースを見たら、何のことはない、昨日東京都が休業要請の緩和を「ステップ2」に移行したばかりなのに、もう今日は、「東京アラート」を発動と言うではないか、どうなってんじゃ「小池のタヌキは」東京五輪に縋り付いて、初動対応が遅れそのため新型コロナウイルスを拡散し、今また都知事選の為にたり的な事ばかりやっているから、このザマじゃ安倍政権は、中小企業などに給付する「持続化給付金事業」を広告大手の電通、人材派遣のパソナ、IT企業のトランスコスモスの3社が設立した「サービスデザイン推進協議会」に委託しそれをまた電通に再委託し20億円を中抜きして、その電通はさらにこの事業を、パソナとトランスコスモスに外注していた。
このように身内で税金を転がして中抜きしている間に、給付は遅れに遅れているという。何という国だ!この日本は、無茶苦茶だ~、即刻安倍政権打倒を!今日の日誌は政権批判だ~ (Y。R)
倉田さんの行動に感服して 6月3日(水)
朝から暑い。水とポットを持っていく。緊急事態宣言が解除され、すぐ東京アラート。しかし、電車は混んでいる。経産省前を通る人はいっぱい。前は、経産省正門の門の内側に帝国警備会社の人が守衛任務で立っていたが、ずっと立っていない。
当番のIさんはマスクを集めて、施設などに配ることを3月にはやり始めていたけれど、アベノマスクが配布されるようになったらそれがどんどん増え、5月末には、それが7000枚にもなったそうだ。TV局が聞きつけて、取材にきたそうだ。みんな、アベノマスクはイヤなようで、どっかで「利用」してほしいのだ。
そもそも、安倍自身は、閣僚をはじめ、ほとんどの人がアベノマスクをしてないことをどう思っているのだろう。どうして、国会で誰も質問しないのだろうか。この費用の一切は安倍のカネで支払え。世間では、「私の責任です」で終わらない。「責任をとる」「責任をこうして果たす」となるのだ。
今日3日は澤地久枝さんがやっている「安倍政治は許さない」国会前行動の日で、Iniさんはテントでお昼を食べて、テントニュースを持って、それに参加された。他にも何人もの人がそれに参加するために、あるいは、参加してから寄られた。
倉田さんの今日の行動は、朝、横浜の家を出て、規制庁前の行動に参加し、タクシーで国会前の6/3行動に参加し、終ってから経産省前に来られたそうだ。さらに、今日は夜の東海第2原電抗議行動(秋葉原)に参加するという。
倉田さんの今日の経産省職員へむけての演説は怒りに満ちていた。迫力があった。根本を言い切っていた。経産省は亡国の省だ、経産省によって国富は失われている、原発の排水を海に流すのも経産省が策動している、コロナの中小企業給付金が電通関係の実態不明の組織を通して、とんでもないことになっているがそれも経産省の指導だ、経産省は直ちに解体すべきだ、解体して、反原発政策を実行し世界に発信していくところにしよう! 倉田さんは4時過ぎから演説を再開。レジェンド斎藤もそれに続いた。
レジェンド斎藤は国会前からきた。彼女はドクダミの花を手にしていて、「ほら、ドクダミの花びらは4枚なのにこれは5枚なの」と示してくれた。敬服。斎藤さんのサポーターKさんは3時過ぎにスープを持ってきてくれた。Kさんは疫病を退散させることに威力があるという「あまびえ」の由来が書かれた金太郎飴を配った(笑)。
財務省前で抗議演説をしていた「日の丸」を背負った男性がそのあと経産省前に来て、ひとしきり抗議の演説をやっていく。時々経産省にきて、経産省職員から追い出されている人。
当番健在。いろんな人が寄ってくれたり、カンパをしてくれたり。だからトータル20人くらいの人が来た。5時からの撤収は9条改憲阻止の人たちが手伝ってくれた。(T・I)
座り込みに復帰するメンバーがこころ強い 6月4日(木)
本日行われた、衆議院第二議員会館前での「安倍9条改憲NO」改憲発議に反対する全国緊急署名6・4国会提出行動に参加された方4名が、その行動後にお寄になり暫く座り込んでくれました。国会議員に提出された署名は24万筆を超えていたそうです。
もう一つ、嬉しいお知らせがコロナ禍の影響で自粛されておりました、後半当番のSさんが3ヶ月ぶりに座り込みに復帰されました。何とも心強いです、よろしくお願いいたします。
今日も昨日に続き、すっかり夏日和本当に暑かった、この先が思いやられます。 (Y・R)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その141
再生エネルギー財源を原発事故処理に流用するな、原発に金を使うな
~「エネルギー対策特別会計(エネ特会)改正案」に反対する~
2020年5月26日 木村雅英(経産省前テントひろば)
5月25日の東京新聞の次の報道に驚いた。
「原発事故処理に再エネ財源流用 政府提出のエネ特会改正案」2020年5月25日
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020052590070735.html
<国会で審議中の「エネルギー対策特別会計(エネ特会)改正案」に識者らから疑問の声が上がっている。同法案は再生可能エネルギー普及のための財源を、東京電力福島第一原発の事故処理にも流用できるようにする狙いだが、再生エネ普及の遅れにつながりかねない。復興庁設置法改正案など計5本の「束ね法案」のため審議が国民に見えづらく、識者らは「通しやすい法案と束ねることで追及を避ける禁じ手」と政府の法案提出手法も問題視する。(石川智規)
法案は二十二日に衆議院を通過、今週にも参議院審議が始まる。…
震災復興に詳しい名古屋大の斉藤誠教授は「エネ特会はただでさえブラックボックスと呼ばれる。勘定間のやりくりを認めると、特別会計の分別を越えてしまう」と指摘。元経済産業省官僚の古賀茂明氏も「公務員の定年延長に検察庁法改正案を潜り込ませたのと同じ束ね法案で不透明。原発より再エネに投資すべき時代要請にも逆行している」と批判する。>
長年、原発優先の愚かなエネルギー政策で税金を無駄遣いしてきた経産省が、再生可能エネルギー普及のための財源を、膨らんできたイチエフ事故処理に流用しようとしているのだ。
背景は、福島原発事故処理の費用が膨らみ原発振興や福島原発事故処理を目的とする「電源開発促進勘定」(電促勘定)の逼迫。本来事故処理は東電の負担で行うはずだったが安倍政権が2013年末に一部を国が負担すると閣議決定、汚染土を保管する中間貯蔵施設の費用として電促勘定から約350億円を投入(その総額推計は16000億円に拡大、毎年の投入額も約470億円に増加)しているから。
安倍官邸の愚かな政策をし続けている経産官僚と、経産省の中でも相変わらず愚かな原発推進政策を継続している経産官僚とが画策して、国民や国会を欺いて未だに原発の為に税金を浪費しようとしているのだ。
束ね法案はこの問題が議論されることなく衆議院を通過、今参議院東日本大震災復興特別委員会で審議されているそうだ。
現「エネルギー基本計画」でも、「東京電力福島第一原子力発電所事故の経験、反省と教訓を肝に銘じて取り組むこと」等を原点として、再生可能エネルギーを主力電源化への布石、原子力依存度を可能な限り低減、と言っているではないか? 何としても愚かな予算流用法案を廃案にしなくては。
案内 来週月曜日 6月8日 18時から19時迄 第14回首相官邸前抗議行動を行います。 昨年12月桜を見る会の問題をうやむやにしたまま国会閉会したことに怒りを覚え始めた抗議行動ですが、 今安倍政権には桜を見る会に限らずあらゆる政策で大問題が山積みです。 安倍政権の支持率も下がっている今こそ声を上げて安倍打倒するべきだと思いませんか 東京アラートとやらが発せられましたが、感染対策して是非お集まりください。
安倍政治に物申す会 乾喜美子 片岡洋子 木村雅英
お知らせ 6月1日(月)から座り込み時間の変更
月~金は12時から17時 土・日‣祭は12時~15時
6月5日(金)経産省前抗議集会
時間:17時~18時 主催:テントひろば(時間変更に注意を)
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