『高濃度汚染水、流出なら「漁業崩壊」 初動の甘さツケ重く+梅雨・台風の危機』 地震と原発事故情報 その92
- 2011年 6月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
4つの情報をお知らせします(6月11日)
★1.『6/13緊急院内集会のお知らせ
第2回福島原発事故に関する公開質疑』
★2.『福島県教組郡山支部が東京電力に11日に抗議申し入れ
放射能汚染物質・土壌・瓦礫等の撤去、搬出を求める申し入れ書』
★3.『高濃度汚染水、流出なら「漁業崩壊」
初動の甘さツケ重く+梅雨・台風の危機』
★4.『地震発生確率・3断層で上昇
立川(東京・埼玉)、双葉(福島・宮城)、牛伏寺(長野)』
★1.「6/13緊急院内集会のお知らせ
第2回福島原発事故に関する公開質疑」
第2回 福島原発事故に関する公開質疑
~いのちを守る避難対策を~
【日時】6月13日(月)午後1時~3時
(11:45開場、12:00~12:45市民の事前討論)
【場所】衆議院第1議員会館1階 多目的ホール(定員198人)
(千代田区永田町2-2-1、最寄駅:国会議事堂前または永田町)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
※11:40~12:15と12:45~13:15頃に議員会館受付ロビーで係が通行証を配ります。
<事前申し込みは不要です。どなたでも参加できます。>
※市民の事前討論では、専門家の発言や質疑のポイント解説などを 行います。可能な方はこちらからご参加ください。
【参加費】無料
東電福島第一原発事故は、事実やデータが大幅に遅れつつもしだいに明らかにされてきていますが、この危機の実態を知るにはまだ程遠い状況です。メルトダウンした核燃料、増え続ける汚染水、使用済み核燃料プールの安定性は確保できるのか…。解決のめどが立たないまま、さらに深刻な事態にいつ発展するか予断を許さない状態です。
その一方で、チェルノブイリ事故での避難基準すら超える放射線量の地域が、計画的避難区域や緊急時避難準備区域の外側に広がっています。
今回の公開質疑では、現状でも極めて不十分な避難区域の問題と、さらに重大な事態になった場合の避難対策について、原子力災害対策本部、原子力安全委員会、文部科学省に直接質疑します。いのちを守る避難対策を実行させるために、ぜひご参加ください。
(事前に政府に質問書と資料請求書を提示し、資料と質問関連データの10日までの提出を求めています。そのうえで当日、責任ある回答を求めます。)
*当日は専門家として、
・ミシェル・リヴァジ欧州議会議員(フランス緑の党、民間放射能調査機関
「CRIIRAD」設立者の一人、元グリーンピース・フランス代表)
・崎山比早子さん(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、高木学校)
・槌田敦さん(元名城大学教授)
が参加されます。
【共催】超党派国会議員有志
呼びかけ議員(会派)
[衆議院] 服部良一(社民)、山崎誠(民主)
[参議院] 平山誠(民主)(6月9日現在)
[連絡先]服部良一事務所 TEL 03-3508-7056[担当:芦澤]
福島原発事故緊急会議
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所 TEL 03-6424-5748
(E-mail)contact@2011shinsai.info
【賛同】脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)
[連絡先]国際環境NGO FoE Japan TEL 03-6907-7217
★2.「放射能汚染物質・土壌・瓦礫等の撤去、搬出を求める申し入れ書」
福島県教組郡山支部が東京電力に11日に抗議申し入れ
3.11の貴社の原発事故によって、大量の放射性物質が大気・大地・海洋に大量に放出されました。勤務地、学校、幼稚園、保育所、居住地、土壌、湖沼、河川、浄水場、農作物、家畜、畜産物、牛乳、魚、海藻、母乳にいたるまで、放射性ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムという放射性物質が検出されています。
福島県民は日々、放射能汚染の危険にさらされながら、校庭や園庭、公園・農地など表土の剥ぎ取り、建物の水洗や拭き取りによる除染等さまざまな放射線防護・被曝低減策に取り組むことを余儀なくされております。
また、放射性物質に汚染された表土・土壌、瓦礫等が搬出も処理もされずに生活、学びの場に近いところに置かれたままになっており、子どもたちをはじめ県民はさらに脅威を与えられ続けております。
私たちは、貴社によってつくりだされたこの状態を受け入れ続けることはできません。
貴社が放出した放射性物質及び汚染土壌・瓦礫等を貴社の責任によってすみやかに、県民の生活の場から撤去・搬出するよう求めます。
そして、その実施策及び実施期限について早急に示すよう、ここに申し入れいたします。返答を6月末日までに送付ください。 以上
福島県教組郡山支部
連絡先 福島県郡山市大槻町字原ノ町36-2
080-2817-3651 滝田春奈
★3.高濃度汚染水、流出なら「漁業崩壊」
初動の甘さツケ重く+梅雨・台風の危機
「72万テラベクレル」といわれてもピンとこない。東電福島第一原発の核燃料を冷やした高濃度汚染水に含まれる放射能量だ。近く放射能物質を除去する処理システムが稼働する予定だが、楽観論は聞こえない。梅雨の大雨に台風も到来する。作業員の安全にも不安がある。海に汚染水が漏れれば、漁業への深刻なダメージに加え、国際的な非難は免れない。懸念は強まるばかりだ。
「オレなら1千万円積まれても断る」。福島第一原発に携わる下請け業者の一人はそう言い切った。「断る」というのは15日にも稼働するとされる汚染水の浄化システムにかかわる作業だ。
「どんなシステムであれ、建屋からくみ上げるなど、作業では高濃度汚染水に近づかなければならない。でも、前代未聞の汚染濃度だ。ひどい被ばくを避けられる保証はどこにもない」
福島第一原発の原子炉建屋などにたまった高濃度汚染水は、先月末の推計で約10万5100トン。それに含まれるヨウ素とセシウムの放射能物質は72万テラベクレル(テラは兆)という。これは、同原発で1年間に放出が許されている放射能物質の約320万倍に相当する (6月9日東京新聞抜粋)
★4.地震発生確率・3断層で上昇
立川(東京・埼玉)、双葉(福島・宮城)、牛伏寺(長野)
政府の地震調査委員会は9日、東日本大震災が全国の活断層に及ぼした影響を評価した結果、立川断層帯(東京都、埼玉県)と双葉断層(福島県、宮城県)、牛伏寺(ゴフクジ)断層(長野県)で地震の発生確率が高まった可能性があると発表した。
双葉断層は東京電力福島第一原発から約30キロ距離で、立川断層帯は首都圏直下にある。地震が起これば社会的に大きな影響を及ぼす恐れがあるため同委員会は「確率がどれだけ上昇したかは見積もれないが注意してほしい」と呼びかけた。
(6月10日東京新聞抜粋)
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