報告】憲法違反の「中曽根合同葬儀」に果敢に抗議行動!
- 2020年 10月 18日
- 交流の広場
- 杉原浩司
10月17日、1億円近い税金投入のみならず、弔意強制などの憲法違反ま
で行う「故中曽根康弘」内閣・自民党合同葬儀に対して、市民有志3人で
会場のグランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」入口付近まで行
き、強く抗議しました。
高輪警察署警備課が「密」になって立ちはだかるも、「私たちは入る権
利がある。税金を払っているんだから。勝手に自民党(と内閣)が人の税
金を使ってやっているのがおかしい。文句を言う権利がある」と抗議。
政府関係者を呼ぶように要求すると、しばらくして内閣府職員が出てき
て、別室にて申し入れ。「なぜ血税を使ってやるのか」の問いに、内閣府
職員(聞いても名前を名乗らず)が「国鉄分割・民営化の功績があるから
閣議決定で合同葬儀を決めた」と答えたため、私たちは「労働者の首を斬
り、多くの人を自死に追い込んだ」と猛抗議。職員が「物心ついた頃の印
象を言ったに過ぎない」と言い訳したため、改めて「では、功績だと思う
ことを一つ挙げてみてほしい」と尋ねると、だんまりを決め込みました。
また、「中曽根が『慰安所を作ってやった』と誇ったことをどう考える
のか」との問いには、何の答えもありませんでした。さらに、「税金を使
って、弔意を事実上強制しながら、一政党と内閣が合同葬儀を行うことが
できる法的根拠は何か」と問うと、正面からは答えず、「税金の使われ方
は国会の決算委員会で事後的に審議される」とごまかしました。
今回の申し入れについて、きちんと上に伝えるように念押しした後、葬
儀参加者がやってくるタクシー乗り場のそばに移動。プラカードを掲げて
アピールしました。さらに、参加者を乗せたタクシーやマイクロバスがホ
テルから道路に出るところでもしっかりアピール。想定外のフルコースと
なったこの日のアクションを無事終えました。
なお、ホテルに近い品川駅高輪口付近では、抗議に向かおうとした人々
を大量の警察官がブロック。横断歩道すら渡らせなかったといいます。不
当かつ異常な弾圧に強く抗議します。
※抗議に向かう前に、内閣府のインターネット中継を見ましたが、中曽根
の遺影の前には、多数の勲章がこれ見よがしに飾られていました。超キモ
イ光景です。「恥を知れ」としか言いようがありません。
(冒頭のブログに写真を多数掲載しています。ぜひご覧ください)
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