秋の自然観察3題
- 2020年 10月 21日
- カルチャー
- 内野光子
午前中、薄日が差していたので、昨日、庭木の枝を少しばかり伐っておいたので、燃やせるごみの袋詰めをしていて気が付いた。
① 物置に接して、窮屈そうなキンモクセイ、今年はあまり花がつかなかったが、葉裏に、なんとセミの抜け殻が二つ残っていた。体長は2センチ以上ある。ネットで調べてみると、クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミらしい。クマゼミは背中が丸く、ひっくり返してみると、おへそのようなものがあるらしい。葉っぱから引き離すのは遠慮したが、写真の下方の抜け殻は、背中が大きく曲がっているので、クマゼミかもしれない。アブラゼミとミンミンゼミは、触覚の節の長さが微妙に違うらしい。もうどちらでもいいと、そのままにしておいた。
② 枯れかけたドクダミ、シダなどの雑草を抜き、枯葉を集めていたところ、枯葉の下に、なんと小さな白いタマゴが現れた。何のタマゴ?
我が家の庭には、ヒヨドリとメジロ、ムクドリくらいしか来ないはずなのだが。そういえば、9月から10月ごろにかけて、大きく茂ったヤマボウシをめがけて飛んでくる鳥影は見ていた。そしてそこを中継点のようにして、反対側に飛び去っていたことが何回かあったが・・・。とくに巣らしいものもない。真っ白い小さなタマゴ、これもネットで調べてみると、真っ白いのはメジロかもしれない。
③ そして、このタマゴの横に目をやると、次のようなものが倒れていた?これまで見たことはなかったのだが、ウラシマソウがあった辺りである。こんな風な実?が成るのは知らなかった。
コロナ感染は一向に収まりそうもない秋、いやむしろ、寒さを迎えて、一層危険が増すという。不安は募るばかりである。
初出:「内野光子のブログ」2020.10.19より許可を得て転載
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〔culture0936:201021〕
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