テント日誌11月5日版
- 2020年 11月 7日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
「教育への不当な支配」のすり替えではないか 10月30日(金)
今日は1日曇りがちとの予報なのでタイツを履き、薄いダウンをリックサックに詰め込み家を出る。経産省前まで来て、座り込みのセッティングをしていると、高級自転車の君がやってきて手伝ってくれた。動いていると薄着でも充分であるが4時間近く座り込みを続けていると流石に身体が冷えてくる。飲み物も温めたお茶が欲しくなる。そろそろ手袋も欲しくなる。
座り込みを始めて暫くすると立ち止まってじっとこちらを眺めてくる男性がいた。声を掛けると原発メーカー国賠訴訟をやっている方がとのこと。今日はその第1回目の裁判期日だそうだ。テントのメンバーの中でも斉藤さんと話をしたかったようだ。残念ながらその時間にはまだ到着していなかった。その男性が、国賠訴訟についての書籍をテント内で回し読みをしてほしいと2冊置いていった。是非みんなで読んでいきたい。因みに署名は「ノー・ニュークスで生きる権利」と「原発メーカー訴訟 訴訟」だ。
4時近くになって文科省抗議に移動した。今日は福岡高裁での無償化訴訟での判決日で長谷川共同代表はそちらに出かけていて不在であった。判決は予想していた通り不当判決であった。判決では朝鮮総連から朝鮮学校への「不当な支配」を根拠に除外を認めているが、そもそも「教育への不当な支配」を排除するのは戦前の国家権力が教育への「不当な支配」を強め国民を戦争に駆り立てきた強い反省に立って生まれた理念であり、戦後一貫して朝鮮学校を支援してきた朝鮮総連を戦前の天皇制国家権力と同列に置くとんでもない出鱈目な論理である。当然にも文科省前での抗議では朝鮮高校性のスピーチにしろ、オモニによるスピーチにしろ、判決の不当性を訴えていた。朝鮮学校への「不当な支配」を一貫してきたのは日本政府でありGHQの占領軍であったのを頬かむりしている。1948年の阪神教育闘争で警察権力の銃弾に倒れた中学生の犠牲を忘れてはならない。歴史を学ばない司法の堕落である。例え今後どのような判決が出ようとも朝鮮学校を支援する日本の人々を拡大していき、当然の権威獲得まで戦い続ける。 (S・S)
「原発への依存度を可能な限り低くする」なら直ちにゼロにせよ 10月30日(金)
座込みながらテントニュースと敵基地攻撃論への反論リーフをセットして3時過ぎから歩道で配布開始。少し離れてInさんが別の反原発チラシを配布。受取りが良いとは言えないが、相乗効果で用意した20セットが30分程で無くなった。Suさんに留守番をお願いして駆け足で文科省前抗議行動に参加。
5時から経産省抗議行動。「汚染水を海に流すな」、「原発やめろ」などのコールと「座込め、ここへ」の合唱のあと、文科省抗議のMoさんから厳しい朝鮮学校差別糾弾アピール。続いて薩摩川内市から帰京している江田さんから鹿児島ホット情報、さらに三上さんほか多数の弁士が経産省と菅政権の不当性を追求。地球温暖化対策の為に原発を残す何てナンセンス、今は稼働原発が2基。「原発への依存度を可能な限り低くするとの方針」を第5次「エネルギー基本計画」で掲げ、梶山経産相が今も主張している。原発への依存ゼロはいつでも可能だ、直ちに原発ゼロを実現できる。
一方、日本学術会議任命拒否は憲法違反・法律違反・政府による学会への弾圧・学問の自由への侵犯で断じて許せない。国会でまともに答えない菅政権糾弾。最後に、コールと「真実は沈まない」で締めくくった。片付け後に、事務所で江田さんを囲んで鹿児島詳細報告を10人程で聞く。薩摩川内市の中華料理店の話が懐かしい。続いてラーメン屋で楽しく歓談して金曜行動を締めくくった。 (K.M)
無知が通ると道理が引っ込む 10月31日(土)
国会に向かう坂のケヤキが色づき秋の気配もひとしお。赤や黄の葉が緑の中で輝いていた。心成しか陽射しも赤く染まって見える。冬が遠慮がちに冷たい風を運んできた。
〇無知が通ると道理が引っ込む。
日本学術会議任命拒否問題は恐怖政治の始まり。それも大人とは到底言えない権力者達による独裁。安倍政権も菅政権も江戸いろはかるたの「む」を実践してきたが「ゐ」の「芋の煮えたもご存知ない」が相応しい。 (O・O)
霞が関周辺は賑やかな一日でした 11月1日(日)
晴れ〜曇り、そよ風が吹いて、お祭り日和です。
F原さん(自粛を終了して復活!)は朝8時半から来ていました。イットクフェスに折りたたみ椅子を貸し出すためにです。がんばりましたね!
日比谷〜霞ヶ関〜国会前〜永田町まで、この辺り一帯が全体で賑やかな1日でした。まず何と言っても朝から夜まで続いたイットクフェス、そして関西生コン・動労千葉関係の日比谷野音の集会〜新橋へのデモ。
対するに、いたるところに機動隊の装甲車と道路の阻止線。がなりたてる右翼の街宣車。霞ヶ関の私たちはほんのささやかなミニ座り込みですけれど、ちょっと寄ってくださる方がそれなりにいたので、合計14名ほどになりました。
座り込み終了後、片付けとお茶をしてからイットクフェスに行き、一周しました。歌う茱萸坂ステージ、川口真由美さん素晴らしかったです。また、私は先に帰ってしまったのですが、ラストの中川五郎さんも素晴らしかったと聞きました。
さらに、わたしは知らなかったのですが、官邸前の座り込みは、菅野さんのハンスト終了後もずっと続いていたとのことです。この日はハンストではなくパンストだと言って、ホットケーキを焼いていました。いい香り。「菅出てこい、パンケーキだぞ」ってプラカードが面白いですね。一切れお相伴にあずかりました。高級メープルソースかけて。おいしかったです。
幸いなことに好天に恵まれました。音楽のお祭りには何よりでした。
教育環境を改善しないと日本の未来はない 11月2日(月)
空は晴れているが午後から雨が降るという天気予報なので雨対策をして経産省前に向かった。経産省前に着いて間もなく他の二人も到着したので座り込み準備は12時前に終えることができた。
終えてすぐに反原発CDを掛けて道行く人々へのアピールを開始した。反原発CDがワンクール終えた、12時半から財務省前で日教組の人達が、少人数学級の実現を求める要請集会を始めた。コロナ禍での40人を超えるクラスの授業をこなしていくのは至難の技。何故なら教室は密にならざるを得ないし、お喋りをしないでほしいと子供に言い聞かせるのは酷である。子供は駆け回り、お喋りをするのが普通である。それを全て禁止しなければいけない。また朝、登校してきた子供たちがコロナに感染していないか?を含めて健康をチェックするだけで20分以上使ってしまうので授業に支障を来してしまっている等々訴えていた。これ等に対して教育に投資したくない財務省は、現状は多くの学校で35人に減っているのでその必要はない!と突っぱねているそうだ。
学校の先生は授業に専念したいのに色んな雑用に追いまくられて過労状態だとはよく聞く話だ。教育環境を改善していかないと日本の未来はない❗ 隣で聞いていたOさんが即座に言われた。アメリカからの武器の爆買いを止めれば教育費用などすぐに捻出できる❗ 全く同感である。 (保)
国会前の総がかり行動は盛り上がっていた 11月3日(火)
テントニュース204号を印刷し、経産省前へ座り込みに向かう。予報に反して天気は曇り。休日(文化の日)なので人通りがすくない。13時半からの国会前での総がかり行動に向かう人が幾人かテントひろばの座り込みに参加してくれた。3時過ぎから国会前では、日本学術会議の6名の会員推薦を拒否した菅総理・自民党内閣府へ抗議する学者らの集会が開かれたと帰宅後に知る。 (O・E)
国会での菅首相の答弁には誰も驚く 11月4日(水)
まだ暖かい。座り込みのセッティングをすると汗が出る。経産省前には自転車のYさんと同時に着く。セッティングはYさんも一緒にやってくれた。Yさんは国会での菅首相の答弁には、くさす・批判すると言うのを通り越して、言っても始まらない、ただいやになる、という感じだと言っていたが、そうは言っても、と言って批判していた。安倍といい、菅といい、質問者に真正面か答えない、わざとそうしていると言うのだろうが、彼の表情、官僚の書いた答弁書を懸命に読むという態度などから、本当に菅は質問の意味を理解できているのだろうかと思える。
当番のOさんも、国会のやり取りを聞いていると絶望的になると言っていた。Oさんは道行く人に「原発に反対です」と声をかけていた。数人の方はうなずいてくれたそうだ。一人の人は「頑張ってください。体に気をつけてね」と励ましてくれ、一人の人は、自分はいわき出身だといってカンパをしてくれた。また、もう一人の方もカンパをしてくれた。経産省抗議から回って来られたKさんは「汚染水を海に流すな」のバナーをつくりたいといっていた。(T)
3時過ぎに足が不自由なNさんが来られた。今日は第二原電への抗議行動があるので寄ってくれたのかと思ったが、今日は暖かいので、こういう日にしか座り込みに来られないという事でした。3時前に座り込んでくれていた人が帰られた後だったので有り難かったです。
3時半頃には峯島君が来てくれました。彼は第二原電に参加する前に寄ってくれたのです。これ以降に座り込み者は居らず、時間まで反原発CDを掛けて道行く人々にアピールしました。(保)
福島よりラ・フランスが届いている 11月5日(木)
曇一つない秋晴れ、時おり吹くそよ風が何とも心地よい。
近くではヨーカンさんが、ウクレレを弾きながらIさんと合唱をしている、長老のSさんが見えられて、座り込むやいなや読書にふけっていました。
座り込みの途中に、破損したパイプ椅子の補充に三田のホームセンターに行き2脚購入して来た、その椅子を最初に座ったOさん(足を捻挫しているのに時々来てくれます)が、椅子のカンパですと言ってお札をカンパの缶の中に、留守にしている時には男性がこれまたお札をカンパしてくれたとの事でした。
15時を過ぎると気温が下がり、持参したコートを着込んだが何とレジェンド斉藤さんは、ウトウトと気持ちよさそうに居眠りを、流石テントの主です。
事務所には、福島市の果樹園よりラ フランスが届いておりましたので、皆様召し上がって下さい、食べごろは12日頃、有機栽培で無農薬、検査済みのチラシが入っておりました。(Y・R)
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安倍政治の継承を許さない!官邸前行動(第22回) 桜を見る会糾弾!森友問題再調査 公文書改ざんの解明を! ストップ!菅の強権政治
日時 11月9日(月) 18時~19時
場所 官邸前 呼びかけ人「菅・安倍政権に物申す会(乾喜美子・片岡洋子・木村雅英)
連絡先 乾 drykimiko@pslabos.com) 木村 kimura-m@ba2.so-net.ne.jp)
11月13日(金)経産省前抗議集会(毎週金曜日)
時間:17時~18時 経産省前テントひろば
11月15日(日)脱原発青空川柳句会
日時:11月15日(日) 12時より 選者:乱鬼龍場所;経産省前テントひろば
【 JKS47 月例祈祷会 】 24日(火)に開催
日時:2020年11月24日(火)午後3時より
会場:経産省前テントひろば
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