「ふね遺産」認定記念オンライン・シンポジウム 今年の3・1ビキニ記念のつどい
- 2021年 2月 6日
- 催し物案内
- リベラル21第五福竜丸
今から67年前の1954年3月1日に太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験が行われ、付近で操業中だった静岡県焼津港所属のまぐろ漁船「第五福竜丸」乗組員と周辺の島々の住民が、実験による「死の灰」を浴びて被ばくしました。乗組員の1人、久保山愛吉無線長が急性放射能症で死亡しました。いわゆるビキニ被災事件で、これを機に原水爆禁止を求める運動が世界的に盛り上がります。
被災船の第五福竜丸は現在、東京・夢の島の都立第五福竜丸展示館に展示されていますが、ここを管理している公益財団法人第五福竜丸平和協会は、毎年、3月1日前後に「3・1ビキニ記念のつどい」を開いてきました。今年は2月21日(日)13時から15時まで、『「ふね遺産」認定記念オンライン・シンポジウム』を開催します。
第五福竜丸は74年前に建造された木造船ですが、そのころの木造船が今なお現存しているのは極めて珍しいこととされています。このため、「歴史的で学術的・技術的に価値ある船舟類」として、昨年7月、日本船舶海洋工学会から「ふね遺産」に認定されました。
今回のシンポは、建造当時の姿を残す福竜丸の産業遺産、平和遺産としての意義を広く一般に知らせようという狙いから開かれます。オンライン形式となったのはコロナ禍のためです。
講師は日塔和彦・文化財木造建築物修復保存検討委座長、庄司邦昭・東京海洋大学名誉教授ら。視聴は無料。
申込みはメールでfukuryumaru@msa.biglobe.ne.jpへ
問い合わせは℡03-3521-8494へ
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