テント日誌3月10日版
- 2021年 3月 14日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
緊急事態宣言は延長らしいが 3月5日(金)
今日はYaさんがお休み、家の都合によるとのことだった。事情があるようだ。
今日は晴れていてとても暖かい。良い天気だがだんだん雲がかかってきた。天気予報によると雨が降ると言うことだ。降るのは仕方がないが、なるべく遅い時間に降ってほしいものだ。
1時50分頃デモ隊のコールが聞こえてきた。警察官の姿も見える。暫くすると、日比谷公園の方から旗を沢山立てたデモ隊が大型宣伝カーを先頭にやって来た。全労連の部隊だ。春闘の時期でもあるので日比谷野音で決起集会でも開いたのであろう。これから国会請願に向かうのであろう、坂道を上って行った。2梯団の300~400人ぐらいの人数の様だ。
私が担当する前半では、雲がかかった空ではあったが、雨がパラつくようなこともなく、時間がたんたんと過ぎて行った。ただ、レジェンドSさんとHoさんが傘を持ってきていないというので、事務所に傘を取りに行った。折りたたみの傘が2本とビニールの傘が2本あったので計4本を持って再び経産省前に向かった。正門前に着くころもまだ降っていなかったが、二人に傘を渡して座り込みを続けた。目の前を行きかう人通りの数はやはり少ない。今週で開けるはずの緊急事態宣言が2週間延長されるそうだ。2週間でこの感染拡大が収まるのだろうか? (S・S)
雨に負けず経産省に抗議し続けるテントひろば! 3月5日(金)
午後一番に「さようなら原発1000万人アクション」が衆議院第一議員会館多目的ホールで第三次署名提出を行い、約43万筆(合計約880万筆)を提出。更に、対応した経産省・資源エネルギー庁・文科省の担当に対して、次の3つの要請事項への補足要請を提出し、鎌田慧さん・事務局・山崎誠議員・参加者から原発ゼロのエネルギー政策に転換することを要請した。残念ながら担当からは色よい返事は得られなかった。
「原発1000万人署名の要請事項
1.原子力発電所の新規計画を中止し、浜岡をはじめとした、既存の原子力発電所の計画的な廃炉を実施することを求めます。
2.もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」および核燃料再処理工場を運転せず、廃棄することを求めます。
3.省エネルギー・自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策への転換を早急に始めることを求めます。」
終了後に移動して経産省本館前で座込み。17時から曇り空の中で、「座り込めここへ」の歌とともに経産省への抗議行動を開始。署名提出の報告のあと、Inさんが、週刊金曜日への投書<花守安治さんの「灯をともす言葉」>とともに、資源エネルギー庁職員が年間に80回も新潟に行って自治体や商工会のひとに柏崎刈羽の再稼働への根回し、東電が東通に30億円規模の資金拠出を検討している、との報道を紹介。イチエフ事故を経験しても、官僚も電力会社も何ら反省せずに原発稼働を目論んでいる現実に、参加者が怒りを共にした。
雨が降りだしたけれども、安倍・菅政権による総務省汚職事件ゆえ菅政権打倒、関電の老朽原発再稼働阻止、脱原発を実現、放射能汚染水を海に流すな、福島を返せ、…などのアピールとコールを続け18時過ぎに約45名の抗議行動を終わった。なお、経産省前テントひろばは来週3月11日(木)に抗議の大集会を開催する。 (K.M)
今度こそ福島の声を聞け 3月6日(土)
座り込みを始めると若い男性がこれから撮影をするのでバナーや幟をしばらくしまって欲しいという。国会に向かう坂の辺りにはロケ隊と思しき人たちがいた。折り目正しい申し入れに得意のサタデー・スマイル(なんのこっちゃ)で快諾。いっそのこと椅子も全部移動しようかと言ったら一緒に手伝ってくれた。移動距離は数メートル、所要時間は数分。IさんもKさんも快く応じてくれた。
最初は一時間半位と言っていたが30分ほどで撮影は終了、元の位置に戻すときも彼は手伝ってくれた。「お仕事優先だからね、お疲れ様でした」と労をねぎらった。勿論サタデー・スマイルで。
今日は暖かいなんてもんじゃなかった。コートを脱いでシャツを腕まくりした。日陰になっても寒くなかった。身も心も極上な一日でした。
〇うんざりする輩
殴られて痛いかどうか、それを決めるのは殴られた人だ。だが露骨なほどに決めるのは殴った奴になってしまったのは安倍・菅政権になってからだ。「ふざけるな」でございます。そもそも殴るな。
〇卑劣な恫喝が始まっている
聖火走者辞退で別理由提案、長崎 女性蔑視に反発の大学院生へ:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
〇アジアン・ビューティー
そう呼んだ自民党の鬼木誠議員は丸川珠代男女共同参画担当大臣の怪文書「選択的夫婦別姓制度に反対する自民党議員有志」の文書に名を連ねている。
夫婦別姓に反対する丸川珠代大臣に相次ぐ疑問。「矛盾で息苦しくならないのか」市民団体が指摘 (msn.com)
選択的夫婦別姓制度導入における私見(賛成意見) | 田村 たくみのブログ (ameblo.jp)
〇今度こそ福島の声を聞け
82%が原発廃止求める 東北3県の被災者調査(共同通信) – Yahoo!ニュース
(O・O)
今日は少し少なめの座り込みだった 3月7日(日)
この日の参加人数は8名くらい。気持ち少なめです。上(官邸前?)で、反原連が311集会の代わりにやや早めの集会を開いていて、そちらに人が行っているのかもしれません。午後、その集会帰りとおぼしきかっこいい自転車部隊が通って気持ちのいい挨拶をくれました。帰りに寄ってくれたのでしょう。
午後の静かなひと時、私はエルモと笛の練習をしました。皆さんはおしゃべりを楽しんでいました。おしゃべりの話題がコロナになって、考えからの違いでちょっと揉めそうになったりしたこともありました。コロナを利用してさまざまな政治的策謀をめぐらす政府のせいで、考えなきゃならないことがいっぱい増えちゃって、大変です。
この日はレジェンド美智子さんがお休み。でもきっとまた、後で「来たけど誰もいなかった」と言われるのかな?そういうことも多いので。あるいは彼女は、今日は、とっくに上に行っているのかもしれません。
空はやや鉛色、肌寒いです。でも昼ごろは陽が出ていて気持ちいい天気であったらしいです。
いつもにもまして賑やかなのは雀の群れ。今日は50羽くらいいそうですね。もはや数えるのは無理。あとはヒヨドリ2羽に鳩が4羽でした。テントがあった頃に毎日餌をねだりに来ていた人なっこい雀の一家は今でも元気に生きているのでしょうか?きっとこの群れの中にいるのでしょうね。 (はしゆき)
男の自覚が大事なジェンダー平等 3月8日(月)
家を出た時には小雨だったが六本木駅で地下鉄を降りてバスに乗り換える時には本降りになっていたのでビックリした。この雨は2時半まで続き、その後は経産省前特有の強風が吹いて体の芯まで冷えてしまった。こんな天候なので今日の座り込み者は担当者4人とレジェンドSさんだけかと思って反原発CDなどを掛けて道行く人にアピールしていた。
2時頃に横浜のKさんが来られた。珍しいので理由を聞いてみると、マイナンバーカードに反対する控訴審裁判の第一回目があったので傍聴に来られたとのこと。人民に不人気のマイナンバーカードを普及させようとして政府は色々と優遇策を取っている。一番タチが悪いのが給料を貰うためにはマイナンバーカードが必要としている事である。裁判で頑張って欲しいが、Kさんが控訴審の裁判官を批判していたことからすると担当した裁判官も市民の訴えに聞く耳を持っていなかったようだ。
一休みしてアピールしたKさんの訴えは何時ものように鋭い官僚批判であった。スガの長男だからソンタクしなければ出世の妨げになるとして皆で相談して、御馳走になった見返りに条件を満たしていないにも拘わらず放映権を認可してしまった事が暴露されている。しかもそれを担当した最高責任者が、2回目の国会証人喚問の前日に政治入院してしまった山田・前内閣府広報官であったというオチまでついている❗ スガの説明に納得していない人が7割❗ 市民は良く見ているのである。
今日は奇しくも国際女性デー。森発言がオリンピック憲章に反していることもあり今日の朝刊でも大きく取り上げている。特にジェンダー不平等指数は世界153国中、121位で先進国最低❗ こういう社会に生きている私たち男はしっかりと自覚していかねばならないと感じさせられました。 (保)
淵上さん奥様からメッセージを頂いた 3月9日 (火)
この日、昨日の雨も上がって時おり陽が差す暖かい一日だった。
10年目の3・11集会に向けたテントニュースを印刷して経産省前に行って椅子等をセットすると、いつものメンバーがすぐに揃って座り込みを始める。昼休みの官庁街も虎ノ門近辺も、だいぶ人通りが増えた。1時が過ぎたころには歩道に並べた椅子は埋まった。
夕方、出版社のNさんと渕上さんの家を訪ね、月末に発刊予定の『脱原発 経産省前テント ここに在り!』の打ち合わせ。ご遺族の正子さんからは11日の集会に向けたあいさつ文を頂いた、Thank you!!(EO)
実家は二本松という人がカンパをよせてくれた 3月10日(水)
風が強く、幟旗は立てたがバナーは張れなかった。天気予報では暖かい日ということだったがそうでもなかった。病院に行くという年をとった人がカンパをしてくれた。「もうずっと東京に住んでいるが実家は二本松市だ。浜通りの惨状を知って、3年間くらいいわきの方から請戸の方を訪ねた。美空ひばりの「塩屋埼灯台」ところにある歌碑は地震を免れた。みだれ髪はいい歌だ。福島のことを知ってもらいたいと思って今住む所の広報誌に書かせてもらったりした。いまは年をとってもうそっちの方にはいけない。頑張ってください」と言われた。
今日はもう一人ユニークな弁護士さんが裁判所の帰りに立ち寄ってくれた。原発は反対だと言われた。
規制庁から回ってきたヨーカンさんと倉田さん。倉田さんは一息ついてから経産省糾弾の演説。KさんとTさんは2人が読んだ斎藤幸平の『人新世の「資本論」』の学習会?というかその本を広げて内容を話し合っていた。
当番は全員そろう。政府・内閣・総務省の汚職の満展開を話さずにはいられない。明日は3月11日。ここにきて、テレビは地震・津波被災地を取り上げている。でも福島の原発事故の今を取り上げる番組は多いとは言えない。だけど原発建屋の内部を映し出す映像はデブリが取り除けるなんて思える内容のものは皆無だ。10年たっても避難地域の双葉町とか元の人口の1割しか戻っていない浪江町に「復興」はあると宣伝する国や行政は本当におかしい。福島をいまなお食い物にして、だまし続けてはならない。高木は明日は、郡山市で開かれる「3.11を忘れて未来はあるか」の集会に参加する。ほとんどの人は経産省前テントひろばの抗議集会とたんぽぽ舎主催の「追悼と東電抗議」集会に参加する (T・I)
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3月19日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~18時 経産省前テントひろば
3月19日(金)総がかり行動
18時30分~ 衆院第二議員会館前
3月27日(土)さよなら原発首都圏集会
場所:日比谷野音 時間:午後1時
3月28日(日)脱原発青空川柳句会
午後12時~ 経産省前ひろば
お知らせ:渕上太郎遺稿集 完成間近(3月31日予定)
経産省前テントひろばでも販売します。
予約受付中
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円
構成
ことはじめ(桝本純)
第一部 原子力村と闘う方法
第一章 脱原発運動への始まり 経産省の後ろめたさ
第二章 テントの精神とテント裁判
第三章 テント裁判敗北とテントの闘争
間 奏 テント前史 「9条改憲阻止の会」の経験――大衆運動か革命運動か
第二部 淵上太郎という男(桝本純による聞き書き)
第一章 テント建つ
第二章 満洲に生まれて
第三章 困窮の戦後を生きて六〇年安保へ
第四章 六〇年代学生運動と「ML派」
第五章 日本労働党と中国体験
終 章 二一世紀:淵上太郎 再起動
あとがき(渕上太郎)
渕上太郎のこと(江田忠雄)
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