テント日誌6月17日版
- 2021年 6月 20日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 福島3号核爆発は、そもそも、日米安保条約、および日米原子力協定に根本原因がある。
- 日米安保条約、および日米原子力協定により、軽水炉技術が米国から技術導入された。
- しかし、原爆技術は、原子力平和利用には関係ない軍事機密として、技術導入されなかった。
- 原爆技術には、プルトニウム240の高速中性子による核分裂断面積等の特性があるが、これは、原子力平和利用には関係ない軍事機密として、技
- 術導入されなかった。
- 福島3号核爆発は、プルトニウム240の高速中性子による核分裂断面積等の特性が関係する。つまり、福島3号核爆発は、原爆技術がなければ、予 右翼の妨害がひどかったとのこと。■集会開場14:15 開始14:30問題提起:「菅政権と改憲問題の行方」■デモ16:15 デモ出発
- 16:00 新橋駅西口SL広場集合
- 清水雅彦さん(日本体育大学教授・憲法学)
- 会場:ニュー新橋ビル地下2階・ニュー新ホール(JR 新橋駅徒歩1分)
- 日時:2021年6月13日(日)
- 戦争・治安・改憲NO!総行動
- 峰島さん、坂本さんは、座り込みを途中で切り上げて、以下に示す「戦争・治安・改憲NO!総行動」の集会、デモに参加した。
- 想できなかった。それで、想定外の事故となった。
経産省前テントひろば1807日後
大間原発反対集会にズームで参加した 6月11日(金)
今日11日は毎月高裁前で行われる袴田さんを取り戻すための座り込みに参加するYさんは、椅子や幟旗の荷つくりを誰よりも早くやって来て作業をしてくれていた。本当によく頑張る方だと思う。出かけるとき、途中で一瀬弁護士事務所と大口さんのむさん法律事務所に寄った。渕上太郎さんの本の代金の回収のためである。入院されていた大口さんも退院され元気な様子を見ることが出来て安心した。
暑くなってきたのでウォータークーラーも用意した。お水の売れ行きはさほどではなかったが、これからは必需品かなと思う。途中、Iさんがやって来た。大間原発反対の集会がコロナのため開けないのでズームでやっているので10秒間の参加でよろしくと言うので、私も参加した。世界一危険な大間原発、フルモックスの危険な原発、絶対に作ってはいけない。声を大にして訴えた。大間のことを言うと亡くなった玉中さんのことを思い出す。彼女は寺崎さんが亡くなった後一人で大間の事務局をやっていた。本当に、エネルギッシュな人だった。
パラソルの下、直射日光を防げるので何とやれているが、これからは熱さで本当に大変な時期を迎える。健康に気を付けて頑張ろう。(S・S)
経産省・菅政権への怒りが続く 6月11日(金)
温かい陽ざしを受けながらSiさんと雑談。やぶ蚊も現われずゆったり。斎藤さんを知る若い女性が原発推進する政治や省庁を批判。サンケン電気申入れで不当にも逮捕・起訴された尾澤さんはまだ釈放されていない。株主総会発言阻止の為とすれば全く不当だ。日韓の民衆の力で取り返さなくては。
5時からMさんの「座り込めここへ」の歌で経産省抗議行動を開始。6月6日の美浜3号再稼働に反対する大阪デモの報告、何としても「例外中の例外」運転期間延長を止めたい、原発コストを安く算定する為に事故を起こした危険な老朽原発を、税金を福井県に投入して稼働するナンセンス。現地では、11日(金)と18日(金)の行動に続き6月23日(水)に美浜町の大行動が予定されている。
続いてTaさんが「護れ要塞、防げよスパイ」なる昭和15年の注意書きを配り「重要土地規制法案」を治安維持法と並べて警告。沖縄のKaさんから米軍基地周辺の反対行動を弾圧する法を何としても止めよう、あと数日が正念場、と。
この日に「改正国民投票法」も可決された。支持率低迷で菅政権を誰も信じない状況で野党はなぜ妥協してしまうのか?
前日の院内集会の紹介も。樋口英明さん(元福井地裁判事)が、前日のオンライン集会で、原発と船に例え、避難計画は救命ボートで絶対必要、船底に穴が空いた船(ひどい新規制基準と審査)を評価せず救命ボート(避難)のみで再稼働を止めた水戸地裁判決、と。一方、「ATO4NEN」ほかの人たちが27万筆の署名を提出して、経産省ほかに石炭火力ゼロと脱原発を訴えた。国会「原発ゼロ・再エネ100の会」で同有識者たちが経産省を痛烈に批判、「エネルギー基本計画」策定の資格無しと。
続いて、Hiさん―Mさん―Asさん―Raさん―Inさん―Saさんと、テントメンバーのリレーアピールを聞き、美浜・汚染水・エネ計・核ゴミなど批判のコールで終了した。片づけは新入りの応援もあり4人で早く終了。 (K・M)
どこから人権などという言葉が出て来るのか 6月12日(土)
先週よりも陽射しが強くてもう夏の気分。大小様々な白い雲が青空に咲き乱れていた。陽射しが差し込むとすかさず雲が日陰を作ってくれる。雲はときに雨を振らせるけれど今日は日傘になって味方してくれた。
〇与党は敗戦処理を考えた方が良い。
フルハウスが必ずでると決め込んでポーカーに挑むのはやめようね。
支払うのは国民なんだよ。
党首討論(2021年6月9日「国家基本政策委員会合同審査会」)の抜粋。
https://www.youtube.com/watch?v=qRYbPViht3U
世界のさまざまな国でロックダウンを行ってきたが、外出禁止などの厳しい措置を行った国々でも、結果として(感染拡大を)収束できなかった。
『国民に要請してきた様々な犠牲は無意味ということ?』
57年前の東京五輪の時、私は高校生だったが、『東洋の魔女』の回転レシーブ、マラソンのアベベ選手、敗者に敬意を払ったオランダ柔道のへーシング選手など今も鮮明に覚えている。こうしたことを子どもたちにも見てほしい。
『57年前の録画を見ればよいと思うが?』
〇どこから人権という言葉がでるのか頭がクラクラする。幾つもの人権を損なう法案を提出し、人権を守る法案を拒否する政党なのにね。
菅義偉首相は12日、G7サミット2日目の討議で、中国による東・南シナ海における一方的な行動、人権状況、不公正な経済活動は「G7の価値観と相いれない」と述べ、深い懸念を表明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c933f6adcff021b3eed518736e2091a467ced7c9
(O・O)
座り込みは賑やかだった 6月13日(日)
本日、無風、曇りで蒸し暑い。高久さん、遠藤さん、ストウさん、笹本さん、峰島さん、勝さん、坂本さん、レジェンド斉藤さん、高級自転車の山
田案山子さん、および原子力ガリレオが、座り込みに参加。はしゆきさん、寺崎さん、永瀬さんは、残念ながら所用で欠席。
坂本さんのご質問に、原子力ガリレオが、次の内容を説明した。
[原子力ガリレオの説明]
呼びかけ:戦争・治安・改憲NO!総行動実行委
会期末を迎えて国会周辺は抗議行動が盛んだ 6月14日(火)
天気予報では、今日は夕方まで雷雨を伴う雨が降るというのでしっかり雨対策をして経産省前へ出かけた。確かに朝から小雨が降ったりやんだりしていたが、予想されたほどの雨降りにはならず終わりまで小雨が降ったりやんだりで済んだので助かった。
国会では「重要土地規制法案」が大詰めを迎えており、市民団体・関東一坪が14日(月)~16日(水)まで参議院前での抗議行動を呼びかけている。この法案は米軍基地・自衛隊基地・原発反対運動を初めとするあらゆる反政府運動を「反国家的」と規定して、これを許さないというものである。だからこそ辺野古新基地反対運動を島ぐるみで闘っている沖縄人民がいち早く危機感を感じこの法案を阻止しようと国会に上程された3月から闘っているのである。最近、常連となってくれているTさんが3時過ぎにこの反対運動に合流するべく国会前に向かわれた。
これに対して経産省前は何の緊張感もない無風状態である。座り込んでくれている人々が頻りに「原発反対で座っています、原発に反対しましょう」と声掛けするのであるが、それを無視して急いで経産省の中へ駈け込んでいく有様である。今日の座り込み者は3時過ぎに川崎のMさんのお友達と思われる夫婦が立ち寄ってくれたので11名になりました。いつも来てくれる吉良よし子サポーターは珍しく現れなかった、いつもは「疲れるので午前中で切り上げてきた」という仕事をしていたのでしょう。終わったあと私も国会前で行くつもりでしたが事務所で休んでいたにもかかわらず左足の痺れがひかないので帰宅しました。(保)
今日は国会前では樺美智子さん追悼の会があった 6月15日(火)
今朝、テントひろば関係者の間でも議論の多い「新型コロナCovid-19」ワクチンではあるが、世間の同調圧力に屈して第一回接種を終えた。渕上太郎遺稿集を5冊持って虎ノ門の事務所から昼前の経産省に向かう。この日、午後の予報は雨だったので傘とカッパを持って行ったが、霞が関の空は青く、吹く風は熱い。
今日は6月15日。61年前の安保闘争で亡くなられた樺美智子さんの命日だ。快晴の経産省前で、小林トミ著「『声なき声』をきけ」(同時代社)を読む。小林トミさんは「声なき声の会」を始めた方だ。この本は、タンポポ舎の連続公開講座「社会運動は社会を変えられるか」の講師・岩垂弘さんから頂いた。かつての日米安保に反対する60年安保での市民運動の意味を考えさせられる。この本の編者でもある岩垂さんが語った話では、当時の労組活動家が「安保は重い」と言って政治運動から離れて行き、それに代わって登場した市民ができたことは何か、そしていま、私たち原発に反対する市民の運動はどのように持続できるのか、等々。
じっと座って読んでいると、国会南通用門前での樺美智子追悼会を終えて坂を降りて来たKさんから追悼会には40名が参加したと聞く。彼は、テーブルの上から遺稿集5冊とも持ち帰えってくれた。「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律案」、略称・重要土地等調査規制法(案)が今年6月1日の衆議院本会議で可決され、この日の夕方、参議院の委員間で強行採決された。昼過ぎから国会前では市民団体の座り込みが始まった。(EO)
アメリカ大使館の付近で職質を受けた 6月16日(水)
座り込みのセッティングの時に雨は降っていなかった。その後も降らなかった。着くとすぐ、Sさんが来られた。今日は通常国会最終日で、国会前行動をするのだが早く着いてしまったのでテントに来たと。昨夜深夜というか今朝に参議院本会議で「土地規制法」を成立させてしまった。山本さんが「沖縄の高江の米軍のヘリパット建設の時に動員された警視庁・機動隊の悪事は違法!」の裁判に来られた。15時からなので座り込みをしてから高裁に出かけられた。そのあと、その裁判の傍聴に行く人が2人テントに寄られた。傍聴席は36なのだが85人が並んだと山本さんから電話報告あり。裁判はやはり傍聴者がちゃんといることが大事だ。
規制庁抗議から回って来られた倉田さんは演説のなかで、アメリカ大使館付近で日本の警察の職質をうけたことを報告していた。「どちらにいくのですか?」おいおいどこに行こうと勝手だろ! 倉田さんはニーメラー牧師の言葉を言われていた。「ナチスがコミュニスト(共産主義者)を弾圧した時,私は不安に駆られたが,自分はコミュニストではなかったので,何の行動も起こさなかった。
その次,ナチスはソーシャリスト(社会主義者,労働組合員)を弾圧した。私はさらに不安を感じたが,自分はソーシャリストではないので,何の抗議もしなかった。それからナチスは学生,新聞人,ユダヤ人と,順次弾圧の輪を広げていき,そのたびに私の不安は増大したが,それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから行動に立ち上がったが,その時は,すべてがあまりに遅過ぎた。」
私たちはあくまでもこの経産省前テントひろばの空間を明け渡してはいけない。
美智子さんは水曜日のデイサービスでお風呂に入ってくるからか、とてもいい顔をしておられる。腰がいたくてたまらないらしいのだけど、顔つきはそんな感じはいない。美智子さんのように頑張りたいと人をして思わせる顔だ。
重要土地等調査規制法案強行採決への怒り 6月17日(木)
朝は雨模様だったのでレインコート傘を持って家を出た。
経産省前に着いたら曇りでYさん・ヨーカンさんと手際よくセッティング。
しばらくすると精勤の斉藤さんがやって来た。
このころから空は晴れて時折太陽が顔を出し、パラソルが役に立つ。
陽ざしは強かったが風がさわやかで過ごしやすかった。
何としても雨が降らなくて助かった。
テントのあった頃毎週金曜日に来て下さっていたTさんが一年分のカンパを振り込んで下さったとYさんから報告があった。
お年を召しているのでもう座り込みには来られないのだけれど、テントのこと気にして下さっていて嬉しいです。
しばらくして長老のSさんが現れて読書に励んでいた。
私は後半当番の方の来るのを待ってテントを離れたが、その後準レギュラーのOyさんや英語の先生などが来てくれたそうだ。
座り込み中の話題はやはり重要土地規制法案の強行採決に対する怒りだった。
何で午前2時過ぎまでやるの?令和の議員さんにとっては絶えられなかったでしょうね。
次の選挙で政権交代させなくてはと強く思う。(I.K)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その174
経産省・資源エネルギー庁に「エネルギー基本計画」策定の資格無し!
~「原発ゼロ・再エネ100の会」が明らかにする原子力ムラの横暴~
2021年6月11日 木村雅英(経産省前テントひろば)
今年1月末から毎週の様に開催された「原発ゼロ(・再エネ100)の会」による国会エネルギー調査会(準備会)が興味深い。
例えば、6月10日の国会エネルギー調査会(準備会)第91回「エネルギー基本計画の本来のあり方について」を高村ゆかり東京大学教授(基本政策分科会委員)を迎えて開催。有識者チームが次の様に厳しい指摘をした。
〇日本は完全に電力の市場が崩壊している、太陽光発電を増やすこともできず、特に4-5月には太陽光を毎日の様に抑制でひどい、大手電力会社がやりたい放題。電力政策が出鱈目で世界に遅れている。
〇容量市場も、系統接続も、発送電分離も、土地規制も、FITも、失敗している。90年代に世界のトップを走っていた日本の再エネが産業戦略の失敗で駄目になった。これらの失敗を反省せずに何がエネルギー基本計画か!
〇エネルギー基本計画が時代遅れだ。枠組みそのものが時代遅れ、大企業/中小企業にニュートラルな制度にしないといけない。
〇再生エネルギーでも電気自動車でも半導体でも、経産省が口出しした業界はことごとく駄目になっている。
〇原発も石炭火力も残さない方が地球温暖化対策に良い。
これらに対して、資源エネルギー庁担当者は通り一遍の情けない説明。
そう言えば、6月3日の第90回「カルテル容疑~中部電、関電、中電等への公取立入検査とは?~」では、公取の立ち入り検査を確認し、経産省の電力・ガス取引監視等委員会のふがいなさと大手電力会社のカルテル電事連(電気事業連合会)問題が明らかになった。
また、5月27日の第89回「電力・ガス取引監視等委員会による九州電力への業務改善命令について~自治体電力(延岡市)への営業妨害事案~」では、九州電力が自治体電力の営業妨害をしているひどさとそれを厳しく取り締まらない電力・ガス取引監視等委員会のだらしなさが明らかになった。
今、経産省・資源エネルギー庁が第6次「エネルギー基本計画」を策定しているが、これらの指摘を真摯に受け止めて、策定方法を一から見直すべきだ。
参考:
超党派議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/gempatsu0/
isep 認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所
https://www.isep.or.jp/event/13274
月例祈祷会 「死者の裁き」 6月25日(金)
時間;15時~ 場所:経産省前テントひろば JKS47士
6月25日(金) 経産省前抗議行動(毎週)
17時~18時経産省前 主催:テントひろば
脱原発青空川柳句会 6月27日(日)時間:12時~ 場所;テント前ひろば 選者:乱鬼龍
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お知らせ:渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばでも販売します。予約受け付中
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円
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