「玄海原発は、スリーマイル島原発事故で指摘された欠陥が改善されていない」など―地震と原発事故情報 その106
- 2011年 6月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
5つの情報をお知らせします(6月28日)
★1.玄海原発は、スリーマイル島原発事故で指摘された欠陥が
改善されていない。 槌田敦
★2.桜の異変が知らせる原発放射能汚染
~サクラ調査ネットワーク8年目の調査報告~
★3.全労協が反原発特別委員会を設置
原発廃止めざす。
過酷な状態の原発労働者の生命を守ろう
★4.みんなが使える・共同会議室 ご利用下さい
スペース たんぽぽ利用規約
★5.緊急発行!
お母さんに知ってほしい「原発事故対策」
何を用意する? どう逃げる?
★1.玄海原発は、スリーマイル島原発事故で指摘された欠陥が
改善されていない。 槌田敦(核開発に反対する会代表)
◎スリーマイル島原発事故で、加圧水型原子炉に水位計を つけることになったが、未だに、水位計がついていない。
そのため、美浜細管破断事故では、水位がわからず、対策ができなかった。
スリーマイル島原発と同様の事故になったら、同じ経過をたどることになる。
◎スリーマイル島原発事故では、格納容器の天井で、3回水素爆発があったが、熱損傷しただけで、破壊は免れた。
その理由は、空港近くなので、天井が頑丈に作られていたからである。
玄海原発の天井は薄いから、水素爆発があれば、一挙に天井は吹き飛び、放射能は全量放出されることになる。
◆玄海原発を再開するな!
佐賀県知事と経産大臣へFAXを送ろう
佐賀県知事へ 秘書課 FAX:0952-25-7288 TEL:0952-25-7007
原子力安全対策課 FAX:0952-25-7269 TEL:0952-25-7081
経済産業省へ抗議! 原子力発電立地対策広報室
FAX:03-3580-8493 TEL:03-3501-1511
★2.桜の異変が知らせる原発放射能汚染
~サクラ調査ネットワーク8年目の調査報告~
日 時:2011年7月8日(金)18:45~21:00/18:15開場
講 師:奥田智子さん(サクラ調査ネットワーク、元東洋大学教授)
柳田真さん(サクラ調査ネットワーク、たんぽぽ舎共同代表)
会 場:大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5セントラルビル11階)
参加費:一般500円/大竹財団会員・学生無料
定 員:30名(定員を超えた場合は予約優先)
主 催:財団法人大竹財団 http://ohdake-foundation.org
協 力:サクラ調査ネットワーク
原発近辺で偶然異常なサクラの花びらを発見したことからはじまったサクラ調査ネットワークの「サクラと環境汚染・原発汚染調査」。
日本全国各地で調査をかさね、今年8年目を迎えました。
2007年に起こった新潟県中越沖地震の翌年には、柏崎刈羽原発の近くのサクラで多くの異常花が観察され、放射能漏れの影響が疑われました。因果関係を明らかにすることは難しいことですが、低線量の放射能汚染が長期間にわたって環境および人体に及ぼす影響について、サクラがわたしたちに放射能の危険性を知らせてくれているのではないか、そう思わずにはいられません。
今年の調査結果とともに、8年間の調査をふりかえり、これまでにわかったことを報告していただきます。
<お問い合わせ>(財)大竹財団 http://ohdake-foundation.org
Tel 03-3272-3900
★3.全労協が反原発特別委員会を設置
原発廃止めざす。過酷な状態の原発労働者の生命を守ろう
(注:全労協は、労働組合の全国組織の1つ)
・われわれはこの地震列島に原発を建設することに反対し続けてきた。国や電力会社は「何重にも防護する体制を持っている日本の原発では絶対に事故は起こらない」といい、「想定」されるわれわれの意見は軽視あるいは無視され、莫大な利潤のために巨大独占資本は原発を造り続けてきた。
事故直後政府は、「ただちに害は無い、レントゲンと同じ」などと気休めをいっていたが、しかし大震災から二ヶ月半あまり経って深刻な事態が次々に明らかにされた来ている。
・賠償責任は東電にあるのは当然だが、原発建設で恩恵を貪った原発関連会社、240兆円以上にものぼる内部保留を抱える大企業も負担すべきである。税金で賄うのはもってのほかだ。
また、現在、強い放射線濃度の中で被害の拡大を防ぐべく決死の作業を強いられている原発労働者は過酷な状態におかれすでに限界に達していると思われ健康被害についても懸念されている。
・やはり原発は廃止するしかない。原発は造ってはならない。今度の事故はどのような「安全対策」も有効ではないことがあきらかとなった。稼働中のすべての原発は停止、廃止、新増設は中止させなければならない。
・全労協は一貫して脱原発の方針を掲げて闘ってきた。だがその闘いは現地で闘う仲間に依存してきた。今回の福島原発の事故を契機に全国各地で反原発の運動が盛り上がっているが労働組合の関与の弱さが指摘されている。連合に反原発や脱原発運動の指導は期待できない。われわれ全労協に、国策としての原子力発電の廃止と、国のエネルギー政策転換の闘いが求められている。
全労協はすべての原発を廃止する闘いのために、本部に『反原発特別委員会』を設置し全ての闘う仲間と連携しつつ国を突き動かす運動を展開していく。
(全労協新聞6月1日より抜粋)
★4.みんなが使える・共同会議室 ご利用下さい
スペース たんぽぽ利用規約
会場概要:約72平方m 入場可能人数 約60~80人
1.貸し出し時間
朝の部 09:00~12:00
昼の部 13:00~17:00
夜の部 17:30~21:30
2.使用料 2011年12月27日まで
一 般 :平日各枠 13000円、土日休日各枠 16000円
登録団体:平日各枠 10000円、土日休日各枠 13000円
※2012年1月~は未定
◎発足・運営資金が1000万円かかります。
(内訳:家賃31.5万円+光熱・電話料金等の12ヶ月分=500万円、
敷金6ヶ月=200万円、机・イス・スクリーン・音響設備など=250万円、
その他諸経費50万円)
皆さまのご協力と、できればカンパをお願い致します。
★5.緊急発行!
お母さんに知ってほしい「原発事故対策」
何を用意する? どう逃げる? 小冊子
イラスト・図版でわかりやすく解説しました。
手にとりやすい小さめA5版12頁の小冊子、100円の安価としました。
この冊子は4月25日夜、福島市で開かれた「子供たちを放射能から守るための集会」 (準備会)の報告で「周りのお母さんたちは、インターネットを使わない人もすごく多い。でも、情報はほしい。……紙媒体の情報がほしい。」という要望を聞き、緊急に作成する必要があると思いたったものです。
現在、事故の長期化に伴い首都圏のお母さんも子どもの被曝を心配しています。
このようなご要望にお応えするため発行しました。
内容は
知っていたら被曝を避けられたのに
放射能って何?「ただちに影響はない」?
事故が起きた! 気象で変わる被害
見えない脅威 放射能から身を守ろう!
「雨」には絶対に濡れない
子どもを守れ! 政府年20ミリシーベルトを強要に反対
是非、お読みいただいて、周りの方たちにも広めてください。
お申し込み・問合せはたんぽぽ舎まで。
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