「東日本大震災緊急支援市民会議」のメールから
- 2011年 6月 30日
- 交流の広場
- 長船 青治
A様
いつもご尽力に感謝します。
おかげさまでやっと「NPOイーパーツ」様のPC寄贈プログラムから1台の個人向け無償PCをいただくことができさっそく今度の避難所「リゾートイン磐梯」にいるあの荒涼としてみる影もなくなった南相馬市原町区からの若い主婦と小学生と保育園の2人の子のもとに事前に郵送することができました。
ご主人は週に1度南相馬市の実家(自営)から会いに来られるそうです。
しかし、「リゾートイン磐梯」の放射線が高いのでと明確に言われて、7月末頃までに宮城県の市営住宅に入られるそうです。
「えっ?」と思いました。宮城県もヤバイのにと心の中で叫んでいましたが、どうしたことでしょう、ぼくは疲れてヘロヘロの最終日の帰路に寄った「道の駅」で喜多方ラーメンを食べたあとで追いかけて来てくれたのかそれとも偶然会ったのかどちらか分からないけれど、喫茶コーナーのテーブルに座って「困ったことがあったら何でも遠慮なく連絡ください。」なんて言ってしまった。
ところで、「NPOイーパーツ」のご担当宛てにあのあと1週間ぐらいして2台目のリクエストのFAXを流してあります。
FAXしてからすでに2週間目ですがまだレスポンスもなく2台目が四谷に届いているという連絡もありません。
A様からのほうから確認して見てください。
それから有償のほうは基本的に値段的に私の考へる相場より高額なので前回の「ブロードリンク社」のみで打ち切りという方向で考へています。
原則論に立ち戻って考へると、避難所では3ヶ月経過した今も大半の人々がネット情報から疎外されたままです。
今回、われわれが提起し市民会議の方針として私の描いていたこのプログラムは少なくとも無償PCがまずスタート時にどさっと10台~30台くらい企業様から寄贈され、その後避難所を駆け巡ってじゃんじゃん無償配布と接続設定を繰り返し1ヶ月間に1000台位のボランテイア行動を全国的に展開できると確信していました。
これでは学生グループがカンパでヤフーオークションで5000円位のWin2000Pro/CPU700Mhz/位のものに500円の中古バルク品のWifiカードをセットしたものを毎日どこかの避難所の個人向けに無償配布している方がリアリテイーがありそうです。
あるいは、今後われわれのほうで「市民会議」の予算がある程度まとまってこのPCプロジェクトを展開するというのであれば、一度、A様とお会いしてもう一つの私たちの進めようとしている疎開支援ボランテイアとあわせてご相談したいことがありますので出来れば7/4の中野アソシエでの「市民会議」にご出席願えないでしょうか?
ご都合が悪ければA様のご都合のいい日にお会いしたく存じあげます。
長船から
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