「自主制作上映映画見本市#6」のご案内
- 2021年 9月 12日
- 催し物案内
- 憲法を考える映画の会
いつも大変お世話になっております。
コロナ感染の終息はまだまだのようですが、
感染対策を十分に行って、
6回目になる「自主制作上映映画見本市」を下記のように行います。
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「自主制作・上映映画見本市 #6」
と き:2021年9月23日(休・秋分の日)
(9:30〜17:00 開場9:00)
ところ:文京区民センター3A会議室
(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分)
プログラム:
09:00 開場
09:30〜10:10 「外国人収容所の闇 クルドの人々は今」
10:30〜12:00 「君が代不起立 抵抗する教員たちのドラマ」
13:00〜14:40 「終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所」
15:00〜16:20 「闇に消されてなるものか 写真家樋口健二の世界」
17:00 閉場予定
各回の映画の上映の後、作品の作り手、出演者、関係者から
短くメッセージやお話をいただきます。
参加費:1日券・1回券共通1000円均一 学生・500円
※コロナ対策のため、開場の席数が95席に制限されています。
今回に限り、予約優先とさせていただきます。
予約希望の方は下記までメールまたは電話・FAXにてご連絡ください。
憲法を考える映画の会
E-mail : hanasaki33@me.com
TEL&FAX : 042−406−0502
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今回の「自主制作映画見本市」は、
「いま、闘いの現場から」をテーマに
いまの私たちが当面している政治・社会の問題を、現場から考える4つの作品を選びました。
外国人収容施設、学校、保健所、原発施設、そしてジャーナリストの現場。
それらはいま、まさに私たちが当面する問題を抱えた社会の現場です。
一方的な政策や、逆にその無策によって人の生命や生活が脅かされ、
また、正当な理屈がねじ曲げられている現場でもあります。
しかし、その中で闘っている人々と共に考え行動していくことこそ、
私たち自身の民主主義と日本国憲法の実現をめざす「闘い」でもあるのではないでしょうか。
09:30〜10:10
「外国人収容所の闇 クルドの人々は今」39分
2019年制作 山村淳平 監督 配給:アジア太平洋資料センター 03-5209-3455
トルコで迫害を受ける少数民族クルド人。彼らは日本に逃れてきているが、 難民として認められていない。そして待ちかまえるのは、入管庁が管轄する外国人収容所である。入管職員による暴力があり、病人は放置され、被収容者は自殺へと追いこまれる。なんら罪を犯していないにもかかわらず、 収容が数年以上もつづくため、精神の拷問といわれている。
スリランカ女性ウィシマさんの収容所内での死によって明らかにされた入管行政の非人道性、その根底にある排外的な政権の姿勢はどこにあるのか。
映画の後、山室監督のメッセージビデオを上映。
10:30〜12:00
「君が代不起立 抵抗する教員たちのドラマ」87分
2006年制作 佐々木有美・松原明監督 配給:ビデオプレス 03-3530-8588
「日の丸・君が代」強制問題をテーマにしたこの作品は、2003年10月の「日の丸・君が代」を強制する都教育委員会通達から、予防訴訟判決の2006年秋までを記録している。石原都知事下の東京では、「君が代」斉唱時に不起立しただけで、重い処分が課せられる。
映画の後、2021年2月の最高裁勝訴確定までの道を、停職処分と闘った根津公子さんに闘いを振り返ってお話いただく。
13:20〜14:40
「終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所」
2021年制作 100分 宮崎信恵監督 制作・配給:ピース・クリエイト 03-3699-4883
公衆衛生の最前線として新型コロナウイルス感染症の拡大防止に重要な役割を担う保健所。増え続ける感染者に保健所の業務はひっ迫。「救える命は一人も見逃さない」を胸に刻んで──あまり人々の眼に触れられることの少ない保健所職員や保健師たちの奮闘を描く。
監督の宮崎信恵さんに今の状況、さらに保健所の役割とその今日的課題を聞く。
15:00〜16:20
「闇に消されてなるものか 写真家樋口健二の世界」
2021年制作 80分 永田浩三監督 配給:永田浩三 080-6507-7377
川崎の製鉄所の工員時代、ロバート・キャパ展に衝撃を受け、写真の道を志した樋口健二さんは、大気汚染に苦しむ三重県四日市市、毒ガスが製造された広島県大久野島、国や企業を相手にした原発労働者の被曝訴訟などを取材。まなざしはいつも傷ついた民衆に向けられた。
映画の後、この映画についてとジャーナリストのあり方を永田監督に話していただく。
【自主映画ネットワーク】
自主映画の作り手と自主上映会を企画する人、映画を見る人を結びつけるねらいで始めた「自主制作・上映映画見本市」も6回目になりました。
おかげさまでこの見本市で紹介した自主映画も30作品を超えました。
今回は、とくにいま、私たち当面する政治、社会の問題を、現場から考えていく視点をもった映画を4作品上映します。
また「今後も自主制作、上映の映画を、地域に、地方に拡げていくために「自主映画ネットワーク」を作っていきたいと思います。
自主映画を地域に地方に広げていくのに一緒にやっていくスタッフ、協力者を求めます。
【第62回 憲法を考える映画の会】
と き:2021年11月21日(日)13時30分〜16時30分
ところ:文京区民センター3A会議室
*「憲法を考える映画の会」は2ヶ月に1回の開催を予定していましたが、
今年の10月は会場が抽選でとれずに上記のように11月21日になりました。
*プログラムの詳細は、まだ未定ですが、政治と教育、あるいは戦争と教育の問題について考えていきたいと準備しています。
その1回目として『子どもたちの昭和史』と言う映画を見て、戦争中の子どもたちと教師たちの問題、
どのように戦争に向かわされていったかを考えたいと思っています。
また、引き続き、戦後の教育のなかでどのように憲法の教育がおざなりにされていったのかについても考えていきたいと思っています。
詳細が決まりましたらまたご案内させていただきます。
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