講演会「ドイツと日本の空襲の記憶」のご案内
- 2021年 9月 23日
- 催し物案内
- 藤田高景
講師 柳原伸洋さん
(東京女子大准教授・ドイツ現代史・空襲研究)
日時 2021年9月25日(土)13時30分~
場所 文京区民センター 3階・3A会議室
連日のご奮闘に心から敬意を表します。
●さて、大変、急なご案内で恐縮ですが、来たる9月25日(土)13時30分から、文京区民センターで開催する、柳原伸洋さん(東京女子大准教授・ドイツ現代史・空襲研究)の講演会のご案内です。
●来る9月25日の講演と集会は、下記の纐纈先生のアピールにもありますように、ドレスデンへの無差別爆撃の歴史事実の紹介と分析とを中心に、ドイツと日本の記憶を接合していくなかで、戦争認識を深めていく貴重な講演会となりますので、万障繰りあわせの上、皆さまのご出席をお願い申し上げます。
●なお、コロナの関係もあり、会場は300名収容可能ですが、100名で、申し込みを締め切らせていただきます。
●ご出席いただける皆さまは、恐縮ですが、大至急、下記のメールアドレスまで、氏名と住所を書いて送信願して下さい。
メールアドレス murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
電話 090-8808-5000
■講演会の趣旨
・20世紀に始まった「空からの爆撃」は必然的に無差別の残虐行為であり、日中戦争や第二次世界大戦で、また大戦後でも、一般市民の大量殺戮と膨大な生活施設や文化遺産の破壊を繰り返してきました。
・日本は世界初の無差別爆撃=「重慶爆撃」を敢行し、他方で敗戦期には米軍によって全国を徹底的に爆撃されました。ドイツも英国・ポーランドに無差別爆撃を加えましたが、他方で敗戦期にはドレスデン・フランクフルトなど全土が空爆を受けました。
・21世紀の現在も、シリアやアフガンで、ドローンを含む「空からの爆撃」が繰り返され、無辜の一般市民が空爆被害を受けています。
・本講演会テーマの「ドイツと日本の空襲の記憶」を検証する中から、「空爆そのものの廃絶」を目指す運動の必要性を認識し、これを通して「戦争そのものの廃絶」という壮大な展望への視点を探っていきたいと思います。
■講演会の要領
演題:ドイツと日本の空襲の記憶
講師:柳原 伸洋 さん(東京女子大准教授)ドイツ現代史・空襲研究
日時:9月25日(土)13:30から16:50(13:10開場)
場所:文京区民センター3階・3A会議室
東京都文京区本郷4-15-14 / TEL03-3814-6731
交通機関:
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、
東京メトロ丸ノ線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
東京メトロ南北線「後楽園駅6番口」徒歩5分、
JR水道橋駅東口徒歩15分、
資料代:500円
■講演会の講演以外の予定行事
◆「苦干」(重慶爆撃の実写フィルム)上映(非常に珍しいものです)
◆中国から重慶爆撃訴訟原告のコメント
◆コメント 纐纈厚さん(山口大学名誉教授)・
伊香俊哉さん(都留文科大学教授)
■主催・後援
主催:NPO法人 都市無差別爆撃の原型・重慶大爆撃を語り継ぐ会
代表 伊香俊哉(都留文科大学教授)、前田哲男(軍事ジャーナリスト)、纐纈厚(山口大学名誉教授)、 粟遠奎(重慶爆撃犠牲者遺族)、馬蘭(成都爆撃犠牲者遺族)、雷時仁(楽山爆撃犠牲者遺族)
Webサイト http://www.anti-bombing.net
ブログ http://blog.goo.ne.jp/dublin-ki
郵便振替口座 口座番号: 00190-5-728232 口座名: NPO法人重慶大爆撃を語り継ぐ会
後援:「村山首相談話を継承し発展させる会」(理事長・藤田高景)
■連絡先
○重慶大爆撃を語り継ぐ会
〒105-0003東京都港区西新橋1-21-5 一瀬法律事務所
FAX03-3501-5565 (担当:もとなが)
E-mail:info@ichinoselaw.com
○「村山首相談話を継承し発展させる会」(090-8808-5000 )
■Zoomで参加を希望される皆様へ
① 下記のURLをクリックし「チケットを申込む」に
お名前とメールアドレスを記載し購入して下さい。
https://20210925npocq.peatix.com/ (9月25日13時まで購入可能です)
② ご購入後、ZOOMのURL等のお知らせをご登録のメールアドレスにお送り致します。
講演会レジュメは9月24日までに送信致します。
NPO法人重慶大爆撃を語り継ぐ会
Webサイト http://www.anti-bombing.net<http://www.anti-bombing.net/>
ブログ http://blog.goo.ne.jp/dublin-ki
郵便振替口座 口座番号 00190-5-728232 口座名 NPO法人重慶大爆撃を語り継ぐ会
■なお、纐纈厚先生(「NPO法人・重慶爆撃を語り継ぐ会」共同代表理事)から
「私たちはなぜ、ここに集うのか」と題する本講演会へのアピールを戴きました
ので、以下に紹介します。
● 1937年12月、日本軍は中国の首都南京に攻め入り、中国の制圧をめざします。しかし、中国は重慶を臨時首都とし、日本の侵略に徹底抗戦をもって臨みました。その一年後、日本軍は今度は空から重慶の壊滅を計ります。
1940年、日本はドイツ・イタリアと軍事同盟を結び、日中戦争の拡大を図り、中国制圧をもくろみます。同盟による戦争拡大と敵国破壊の思惑は、最後にはアメリカによる原爆投下によって日本敗北へと結果していきます。
歴史は語っています。
・現代の戦争が、国境を越えて数多の民間人に文字通り差別なく犠牲を強いるものであることを。
・1914年の第一次世界大戦期、日本軍はドイツの租借地青島を初めて空から爆撃し、1931年の満州事変期には、錦州への無差別爆撃を強行したことを。
・ゲルニカ・ドレスデン・重慶、そして広島・長崎に象徴される無差別爆撃は、総力戦として戦われた現代戦争の特徴でもあることを。
私たちは、一連の空襲爆撃の歴史を紐解きつつ、なかでも重慶爆撃の歴史事実を深く記憶に刻み、現代戦争の無差別性と戦争被害の甚大性を再認識しなければなりません。
同時に重慶爆撃の歴史事実のもつ加害性と被害性を把握し、無差別爆撃の歴史事実を繰り返し思い返すことで、平和創造の力を打ち固めていきたい。
来る9月25日の講演と集会は、ドレスデンへの無差別爆撃の歴史事実の紹介と分析とを中心に、ドイツと日本の記憶を接合していくなかで、戦争認識を深めていく場としたいと願っています。
是非に御参集願います。
(重慶爆撃を語り継ぐ会 代表理事 纐纈厚 こうけつ・あつし)
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