「震災緊急支援市民会議」のメールより.提案→Re: 福島「避難の権利」集会
- 2011年 7月 6日
- 交流の広場
- 小山真弓
福島集会の報告、有難うございます。
> 避難の権利がなぜ必要か、避難の権利を実現するためには、本当に子どもたちの命と健康を守るために、報告と質疑があり、素晴らしい内容の集いでした。中手さん、福田弁護士の話が良かった。私達がやるべきことが見えてきたと思います。詳細は別途報告します。
今夜大阪で合流する前田さんに相談したく、その際に、当該地の詳細を報告できればベストです。内本さん、お疲れのところ恐縮ですが、20時30分頃までに添付フィルで送っていただくと助かります。
> やはり福島では、子どもたちが食べて安全な野菜が不足しているということでした。給食センターなどは、地産地消のこともあり、野菜を持って行っても受け取らない。吉野さんの友人で無認可保育園をやっておられる方がいて、赤字になっても安全な地方の野菜を取り寄せている。その方は福島市等の県北に10箇所ある無認可保育園を回っている。そこに貰えるなら助かる。市民情報センターで野菜の放射線量も計測できる。農家から直接送ってもらっても良い。また可能な農家から宅配便で保育園へ送る。ということになりました。吉野さんが保育園の連絡先を後で送ってくれます。
茅ヶ崎渡邊さんからも野菜提供の申し出があり、日々の収穫分を無駄にしないためにも直接保育園に送っていただくほうがいいと思います。個人農家から提供の場合、宅配費用は市民会議で出せるでしょうか?
> 保育園では、水はペットボトルを使っている。トラックで箱根の水を運び需要があれば量を増やすことも考える。
前出の市民情報センターで、箱根の命の嬰水の線量も測定可能でしょうか?前回周辺環境を測定に行きましたが、水そのものはガイガーカウンターでは測定できないので、福島で可能なら助かります。若狭さんの活水器を花詩のお店で預かってもらっていますので、直接検体分の水を汲み、現地へ送ることが可能です。
> ノートPCは、塩見さんが佐藤さんに渡しました。喜んでおられました。後一台は「綾さん」個人分が必要。
東芝のノートブック一台を提供可能です。メモリが少なく、立ち上がりが遅いのでハードドライブをアップグレードさせて送れば、大丈夫です。
> 福島はネット環境が遅れている。ケーブルテレビもない。17日から市民情報センターを立ち上げる。デスクトップの古い物でもネットに繋げる三台のPCとプリンター一台が欲しい。イーモバイルで繋ぎ、市民が自分で検索できる環境を作りたい。
デスクトップ型の古いPC一台、こちらから提供可能です。また、和歌山大學からのPC3台を現在交渉中です。プリンターについて、複合機の新品6台を都内信用銀行が提供可能と呼びかけをしているので、要請を出してみます。
必要な物資の種類と提供先の住所や代表者、提供元の情報とマッチング、担当者とのやりとりの進捗状況、共有ファイルの作成など、報告、連絡、相談の記録をきちんと残していく事務方作業が必要です。
できるところを其々が行い、最期に江田さん、長船さんに投げている現状では、連絡も重複し、取りこぼしや行き違い、誤解が生じてしまい、非効率です。
市民会議で誰が何を担当し、どう展開していくのか?支援活動目標の短期、中期、長期的な取り組みとその体制作り、支援側の仕組みをプラットフォームにしてここで一度しっかり創る必要があると思います。
支援したいという自治体、法人、個人からの提供情報はたくさんあります。要は、ひとつひとつマッチングする作業:担当者に連絡を入れ、丁寧なコミュニケーションで情報を共有し、当地の現状を理解いただき、Yesを取り付ける、地道なすりあわせのために後ろ方で動ける人がいれば、当該地で必要な支援は可能です。
同時に、活動者の生活の最低限の保障となるような支援活動のあり方をここで考えませんか?
最前線で命を削りながら頑張ってくれているさぶろうさんからの先のSOSに、建設的なレスポンスはないものか、と考えあぐねています。
私たち60歳未満のワーキングプア層は、年金を払う一方で、日々の糧さえやりくりできない現実に直面しています。日本の復興と自身の生活のダブルバインドで、みんな息切れ状態です。市民会議の予算や寄付活動に依存しない方向性をも検討し、皆がサバイバルできる可能性を広げていきたいです。
小山
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