テント日誌10月21日版
- 2021年 10月 25日
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- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
座りこむのにいい季節だ 10月15日(金)
今日はすっきりとした天気で青空が広がっている。事務所を出るときMさんが今日はパラソルはいらないよね。と言う。えっ?と思ったが飲み込んだ。夏に日差しの強かったころ、パラソルなしでの座り込みなど考えられなかったから…そういえば、日差しも一時と比べると和らいできたし、ちょうど椅子を並べると木陰になっているし、と思いながら半信半疑で経産省正門前に行ってみた。
セッティングは何やかんやで15分くらいかかっただろうか。作業完了で座り込み開始。何という事でしょう…。椅子を並べたところは全般に木陰になっていました。もう10月も半ばである。確実に季節が動いていることを知った。
天気いいし、暑くもない、触り込むにはちょうど良い時期になった。座り込んでいるとうとうとしてくる。前半は何もなく、時が過ぎて行った。後半のKさんが3時過ぎてからやって来て、少しずつ賑やかになった。(S・S)
福島でも沖縄でも海を汚し続ける自公政権 10月15日(金)
座り込み中に資源エネルギー庁に電話し再来週の申入れを依頼。今度は受けてくれるだろう。17時からの経産省抗議は、まず私から汚染水の「放出」場所の問題を報告。希釈して地下トンネルを通して1km沖合に放出と東電が発表したが、「東電と共に脱原発をめざす会」では東電は立坑(陸のすぐそば)に放出すると言い張り、外務省の回答(内水でなく領海)と異なる。一方で、国連人権理事会のオレナラ特別報告者が「独立した形での環境影響評価がなされていない」と指摘した、やはり環境アセスメントをするべきだ。
続いて、Taさんが経産省が設けた「容量市場」が新電力から地域独占電力への巨額の金の移転システムだ、再エネつぶしだと批判。第6次エネルギー基本計画もこの「容量市場」を前提に作られている。福島のみならず沖縄でも自公政権は海を汚している。Fuさんが辺野古基地建設の為の埋め立てに遺骨を含んだ土を使おうとし戦没者を冒涜することへの怒りのアピール。続いて、岸田内閣のひどさを訴えるアピールが続き、選挙に行って自公政権を終わらせることへの期待を述べた。
終了後、多くは「原発いらない金曜行動」の為に首相官邸に移動。片付けをMiさんとFuさんにお任せして私も。感謝。 (K.M)
安倍晋三は大日本帝国のコピー政権だった 10月16日(土)
10月も半ばになり気温がだいぶ下がってきた。少し肌寒い曇り空なのにまだ蚊は採血に忙しく子孫を残すのに必死だ。痒くならなければ50CCでも100CCでも献血してあげるのだが。
〇傀儡
というよりコピペ政権。コピー元の安倍晋三は大日本帝国のコピペだし。「聞く力」というが聞くだけなら河野太郎だって出来る。いずれはこれもコピペするのだろう。■■■■■■■■■■■■(文字化けに非ず)(O・O)
急激に寒さが訪れた 10月17日(日)
雨。まだみんな冬支度の服装でないし、ホカロンの用意もなかったので、皆さん寒がっていました。(わたし一人だけ平気でした。脂肪の厚さが違う?)
経過と写真は以下の連続ツイートを見てください。
ところで終了後、日比谷公園〜内幸町駅方面でデモの声がし、姿も遠くに見えました。わざわざ見には行きませんでしたが、古風な、40年も50年も前のデモとほとんど同じタイプのコールの、赤旗をたくさん持った隊列でした。ものすごい数の警察車がデモの後ろをついていきました。(デモより警察の方が多い)
終了後事務所で乱さんたちが次の企画の準備をしてるのを見ながらコーヒーを飲み、カレーを食べ、おしゃべりをうたくさんしました。 (はしゆき)
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み)
10月17日(日)記録
雨のち曇り、かなりの冷え込みで皆さんガタガタブルブル。あんまり辛いから2時で終了しよう、いやせめて2時半までなどと話し合っていましたが、2時半になってみたらぴたっと雨が止んだので、結局3時まできっちり座り込みしました。参加者計9名 https://t.co/GqXlPSbjdF
https://twitter.com/keroppu8649/status/1449720264120360969?s
暖かいコーヒーが必要だ 10月18日(月)
今朝は寒かった!何時ものように下着姿で朝刊を取りに外に出たら冷気が一気に身体に染み渡ってきて慌てて家の中へ戻ったほどである。しかし座り込みの時は、空気は冷たかったが太陽の光が照り付けていたので暖かく感じた。
しかし3時を過ぎる頃になると冷たい風が吹いてきて一気に寒くなってきた。暖かいコーヒーを用意しておけばよかったと思った。次回からはそうしようと思う。今日の参加者は8名。吉良よし子サポーターの二人をはじめ、731部隊の裁判傍聴の帰りに寄ってくれたOさん、アコーディオンの彼氏など。寒いのに有り難うございました。(保)
総選挙の公示日だった。そう選挙に向かおう 10月19日(火)
火曜当番のYさんからの連絡を受け、金曜日当番の私が今日の座り込みをすることになった。今日は総選挙の公示日で、選挙に集中したいとのことだった。事務所に行くと、相方のOさんが荷つくりをほぼ完了しているような状態で、すぐ出発しよう、とのこと。経産省前に着いてすぐセッティング。曜日が違うとセッティングの仕方も違う様で、Oさんの指示に従って作業を進める。
座り込みをすぐにスタートした。昨日までは暖かかったのに、今日になって急に寒くなった。薄手のダウンを着てきたが、それでも寒い。まあ、雨が降らないだけ良いかと自分を慰める。座り込む人も金曜と比べると少なく、人通りも少なく、会話がほとんどなく2~3人の孤独な座り込みだ。
途中から風が強くなってきて寒さが増したような気がする。時々風が弱まると暖かさを感じる。
2時半を回った頃から、雨が降り出した。カッパを出して着こむ。傘を広げ足元にかざすと、雨にも濡れず風もよけることが出来、寒さを防ぐことが出来たようだ。幾分か、寒さを凌ぐことが出来たようだ。しかし、急な気温の低下には身体の方が中々ついていかない。風邪を引かなければ良いが。あまりにも寒かったので、少し早めに撤収した。片付けは南部ユニオンの二人とOさんとAさんと私の5人でできた(S・S)
いくつもの裁判があって 10月20日(水)
秋晴れになった。しかし、風が強い。天気予報では「木枯らし1号」になるかもとかいっていた。バナーを張るのを3枚にした。
今日は三里塚の新ヤグラ裁判控訴審第1回があった。デモ隊が近くを通っていった。それに参加した人が座り込みのところに来てお弁当を食べて、Iさんといろいろ話していった。裁判は午後から。
今日はもうひとつ「マイナンバー違憲訴訟@神奈川」の控訴審第3回があって、それに参加したOさんが寄ってくれて資料をくれた。また、横浜に住む倉田さんはこの裁判の原告で、今日は規制庁抗議行動ではなく裁判に参加してから経産省前に来られた。2人とも原告の矢田部隆光さんの意見陳述がすごくよかったと言っておられた。
倉田さんの演説は電力送電線網と電力市場問題と汚染水垂れ流し問題だった。
倉田さんはいつもは自分で幟をもって演説するのだが、風が強いのでAさんが幟持ちになった。Okさんは「岸田って名前が覚えきれないのよ。のっぺりしていてインパクトがない、内容がないのだからね」と。そのとおり。
太騒ぎになったが、バナーで使う紐などでなんとか括り付けた。気をつけないと。陽が文科省の高い建物に遮られると一挙に寒くなる。今日は荷物を運ぶのにIさんの車で来たため、帰る段なって、台車に荷物をくくりつけるゴム紐がないことに気づいてくくりつけた,気をつけないと。 (T・I)
選挙戦たけなわというところだけど 10月21日(木)
9月11日の集会を準備していた8月の末に突然体調の不良で入院した。足がコントロールできず、呂律もまわらなくなった。こんな時世だから救急車なんてこないだろうと言っていたのだが、幸いに来てくれた。それで病院に行ったら即入院となった。脳梗塞という診断だった。僕は割と早く退院できるだろうと、希望的観測も含めて思っていたが、予想よりも長く入院する羽目になった。
突然の入院でいろいろのことがほりだしたままであり、焦ったが、どうにもならなかった。コロナ禍で病院は緊迫した状況にあるのかと想像していたが、それを感じさせなく以前とあまり変わらなく思えた。ただ、コロナの影響で面会は禁止であり、これは辛かった。これはいろんな施設にも波及していることだが、この面会の禁止はとてもきつい事であり、コロナ禍がもたらしたことの象徴的事柄であり、今後に残る問題だと思えた。直接性や生ということの人間的意味というか、その大事さはこれからよりおおきな課題として残るのだと思えた。「密」を断つということで直接的な接触や関係を制限するという問題は僕らに大事な問題を提示したのであり、これは今後に一番残ることに違いない。
予期せぬ入院になったのだけれど、いろいろのことを振り返るいい機会にもなった。読みたかった本もひも解くことができたが、あらためて思ったのは3・11の東日本大震災からのことだった、あの影響というか、衝撃は風化というか、忘れされていくように見えるかもしれないが、それは表面的な流れであり、これにこうして3・11がもたらした衝動を深く受け止めていくことは他方で浸透しているのだということだった。僕は『貝に続く場所にて』(石沢麻依)や『光の時代』(津島佑子)などを読みながらあの大震災が作家たちには深く受け止められ、それが作品のうちに発酵させているのだと思った。これは文学という文化の世界において深く受け止められていることでもあるが、後ろ向きながら前にということを示しているのだと思った。これに対して政治の世界においてはどうなのかとあらためて考えさせられた。
安倍晋三は大震災からの復興ということを政治利用しながら、この問題を受け止めることができなかったように思う。受け止めることを拒絶したというよりは受け止められなかったということであるが、その具体的事柄は原発問題への対応に端的に現れていたといえるだろう。彼は経産省や電力独占体の原発再稼働―原発保存を容認しながら自身はこの問題に政治的向かい合うことを、つまりは責任を持って対応することを避け、逃げを打っていたのだ。政治家としては卑劣な態度を取り続けてきたのである。その意味で今回の自民党総裁選挙で候補者たちが、原発問題を含めこの問題にどう対応しょうとしているのか注目した。僕が入院中に自民党の総裁選挙はあったのだが、候補者たちが原発問題を含め3・11のことをどう語るのかベッドの上から見ていた。総裁選のはじまる前に『週刊文春』が河野太郎の言動をパワハラとして告発するのをやっていたが、これは原発問題での経産省(原子力ムラを含む)からの巻き返しであるようにも推察できた。その意味で河野太郎が3・11以降のことをどのように受け止めているかを、原発問題を含め展開するのか注目した、残念ながら河野太郎は議員票の欲しさで自己の政治的主張を封印し、自民党の総裁候補たちが3・11以降のことをどう受け止めてきたかを明らかにする機会も封じた。これは河野太郎の政治家としての器量を明らかにすることだったが、自民党の政治家たちが、3・11の事をどう考えてきたかを明瞭にすることを避け、逃げることを許すものだった。
政治の世界では3・11のことから逃げを打つことを許してきたといえるが、僕らは自己の問題としてこの問題を受け止め深めていくことを不断に問われている。原発問題はその中心にあることだが、この自問と自答を続けなければいけないと思った。入院というのは魔がさしたみたいなことなのかもしれないが、その隙間でこんなことを考えさせられたのだ。「なるようにしかならない、なるようになっていく」という日本的な時間の流れ中で、考えるべきことを考えている部分はいるのであり、そういう存在に気付かされたということだろうか。長期政権を誇った安倍政権は「なるようにしかならない」という日本的時間の流れの中で、政治がなすべき課題から逃げていたのだが、これに抗う動きはなかなか見えないし、孤立的にしか存在していないようにみえるが、日本的時間に抗う動きはあるのだと思う。僕らは自らがそうならなければならないし、そうすれば連帯する存在も見えてくると思う。(三上治)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その188
放射能汚染水を海に流すなー追7 東電は「放出地点は立坑」と回答
~1km沖合は漁連を欺く為? 立坑は世界を欺く為?~
2021年10月14日 木村雅英
(http://www.jca.apc.org/~kimum/METIno188.html)
トリチウムや他の多核種放射能汚染水を海に流してはいけない。にも拘らず経産省と東電は「海底トンネル1キロ建設」計画を発表し、本当に「海洋放出」と称して海洋投棄するつもり。
10月13日午後の「東電と共に脱原発をめざす会」で東電は驚くべき回答をした。次は私の質問に対する回答。
(私の質問)Q12.沖合約1キロで放出するそうですが、そこは下図において「基線」の内側ですか、外側ですか?
(回答)海上保安庁の HP によれば、福島県沿岸には直線基線は設定されていません。なお、希釈された処理水の放出地点は立坑であると考えております。
海上保安庁 HP https://www1.kaiho.mlit.go.jp/JODC/ryokai/kakudai/itiran.html
東京電力ホールディングス原子力センターの所長はじめ6人が上記を強調した。
例えば、東電が8月25日に発表した「多核種除去設備等処理⽔の取扱いに関する検討状況」には以下の図がある。
にも拘らず東電は「放出地点は立坑」すなわち「放出は陸域から」を強調した。地下トンネルを掘って1km先に放出する理由は、「沿岸から約1km離れた場所からの放⽔とすることにより、海⽔が再循環しにくい(希釈⽤海⽔として再取⽔されにくい)設計とする」為だと強調して。
確かに「放出地点は立坑」ならば放出は内水になり、(本当はそれでもすぐに太平洋を汚すのだが)海外からの追及への言い訳になる。実際にロンドン条約では、
<「海洋」とは、国の内水を除くすべての海域並びにその海底及びその下をいい、陸上からのみ利用することのできる海底の下の貯蔵所を含まない。>とある(1996年議定書)。
それでも、東電発表の次の3つの図や報道に基づく私の質問に対して、外務省は1kmの沖合は内水でなく領海であると国土交通省の判断を回答した。
経産省・東電がこの愚かな放射性物質の大量の長期間の海洋投棄を実行するために、全漁連のみならず、福島の人たちやメディアや「国民」や近隣諸国や世界の人たちを騙そうとしているのではないか。
この「海洋放出」に対しては、近隣諸国から懸念が示され、世界中から反対の声が上がり、ロンドン条約や国連海洋法条約との関係が問われ、国連人権理事会の特別報告者から環境影響評価の実施を要求されている。
資源エネルギー庁や東電が密約するのでなく、怪しげな「関係閣僚会議」で「国民」や世界を欺くのではなく、外務省・環境省ほか関係する全て省庁とともに事実を明らかにして放射能汚染水の海洋投棄の是非を世界に問うべきだ。このままの強硬は許されない。
(下図は東電「多核種除去設備等処理⽔の取扱いに関する検討状況【概要】(2021年8月25日)」から。)
【10月の月例祈祷会】「死者の裁き」
日時:2021年 10月29日(金)午後3時より
会場:経産省正門前テントひろば 主催:JKS47士
10月29日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)
17時~18時 経産省前テントひろば
10月31日(日) 脱原発青空川柳句会
時間:12時~ 場所:経産省前テントひろば 選者;乱鬼龍
12月2日(火)東電刑事裁判第1回控訴審
10時30分:高裁前行動 11時傍聴券配布 13時30分開廷 104号
11月3日 「アベ政治の継承を許さない」ポスターを掲げる日
13時;国会正門前でも行われます
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