テント日誌11月25日版
- 2021年 11月 28日
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- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
巷では大谷翔平の事が話題だった 11月19日(金)
今日は朝からテレビでは、大谷翔平が満票でMVPを獲得したニュースをやっていて、嬉しくなる。夜には部分月食が見られるという楽しみもある。また、19日の総がかりの日でもあるので、長丁場を覚悟して家を出た。
今日はリーダーのSさんがお休みなので、女性5人で台車とカートに荷物を詰め込んで出発した。先週からカートの後輪2つの調子悪い。先週は到着後Sさんに金槌を使って直してもらったのだが、今日再び2つの後輪が時折回転しなくなる為、気をつけながら運んだ。特に段差では躓きそうになる為、荷物と一緒に前のめりに転ばぬよう気をつけた。経産省前に着くと、Yoさんは到着していて、しばらくするとレジェンドSさんも到着。先週もご一緒させて頂いた。すっかりお元気になられたようで、こちらもパワーを頂く。
暫くすると、中国人の2人の男性が私達にカメラを向け、話しかけてきた。横断幕やのぼり旗と一緒に座り込んでいる姿が気になったようだ。交代で座り込みを続けていると伝えたが、今の中国では考えられない光景なのかもしれない。
原発ゼロを目指して座り込みをしていることを説明した。原発無くても電気は足りているし、実際に原発ゼロの時もあったと。以前は本物のテントを設置していたが撤去されたこと、そして汚染水や核保有の問題についても話した。2人とも”新華社”通信の方だそうで、若手(82年生まれ)の男性は単身赴任で、日本語が流暢。もう一人の年配の男性はカメラマンで彼に通訳してもらっている。
中国では新しい原発がどんどん建設されているが、事故が無いので、公には原発反対の声は上がっていないそうだ。でも、小さな事故があったが隠されたと話してくれた。
彼等はこの機会にもっと深めた取材をしたいようなので、17時からは抗議集会が予定されているし、15時からは政府交渉もしているKさんと話ができることを伝えた。夜の抗議集会ではカメラマンの方が一人で来られていた。厳しい情報統制がされていると思うが、日本の現状を映像と共に本国に少しでも伝えてもらえたらと思う。今日の前半は、お当番以外には8人の方が参加された。裁判員制度で最初に選出され、真面目に取り組んで大変な思いをされたYさんは、お昼時この周辺で行われた反対デモに参加されたそうだ。 (Y.M)
新華社の取材を受けながら座り込み・抗議行動 11月19日(金)
3時過ぎに到着、先週と同様に斎藤美智子さんが座込んでいる、心強い。
すぐに中国の新華社東京支局の記者と特派員からインタビューを受ける。テント設立理由、座り込み理由、反原発訴えの理由、何故原発に反対か、核兵器との関係は、核燃料サイクル、汚染水「海洋放出」、世論に反して日本政府が原発を続ける理由は、いつまで座り込みを続けるのか、その効果は、…などの質問に丁寧に答え、私たちは原発が無くなるまで座り続ける、世界の原発稼働にも反対と訴えた。ObさんもYoさんも記者と話し、中国が50基ほどの原発を使い続けようとしている現実を確認。
17時からは経産省抗議を開始。
斎藤さんが、経済産業省の皆さん、原発をやればやる程不経済、危険この上ない、働く人が被曝し、私たちは憂慮している。なぜ、原発止めるというたった一言が言えないのでしょう、本当に経済のことを考えたら、多くの人を被曝させるこんな不経済はありません、危険です。原発の無い安心して暮らすことができる健やかなあしたを目指しています、…とアピール。続いて「座込め、ここへ」と「水に流すな」を歌い12月7日の院内ヒアリング集会の予告。
Taさんから、広瀬隆さん講演会案内、選挙後のマスごみ報道批判、放射線被曝の理解・原子力マフィアのひとつICRPの科学性無し、など。Hoさんから原発再稼動阻止を経産省に叩きつけよう、来月5日に大阪に行こう。私からIAEAのイチエフ10年報告で頻繁に出てきた用語がSMR(小型モジュール炉)であることでIAEAのひどさを訴えた。Miさんからは、選挙を振り返り、立憲民主党に反原発への態度明確化を訴えた。Aoさんが、原発を無くす決意を確認し、全国あちこちの金曜行動が繋がっている、11月3日の松本市の小出裕章さんスタンディングに多数集まっていたと報告。Kaさんがこの地震国で原発存在を問題視し、自然エネルギーを増やそうと訴えた。経産省に嘘をつくなコール。Raさんが日本の世の中がぶっ壊れてきていることを憂い、改憲を許すな、ミサイル基地化許すな、経産省前テントひろばの継続が重要。Asさんが、首都圏百km圏内の東海第二再稼動反対、汚染水を海に流すな、女川原発再稼動反対、改憲勢力増の危機、反原発運動の重要性、岸田政権に対して格差・貧困・アジア平和の闘いを訴えた。
最後に、Saさんが再度、一体日本人は何を考えているのか?広島・長崎で原爆の恐ろしさと原発の恐ろしさを知りながら、経産省はなぜまだ原子力発電を止めないのかと訴え、皆で短く脱原発コールをして抗議行動を終えた。
終了後、多くの参加者は総がかり行動の為に国会議員会館前に移動していった。 (K.M)
通行人の服装に驚いたのだが 11月20日(土)
やむを得ない事情によりUさんと二人だけで始まった座り込み。椅子は少なめにしたがそれでも空席が目立つ。そんな状況を励ますかのように強い風が吹き幟もバナーも力強くはためいていた。ところが、そこへOBさんが来てくれた。二人から三人、一人増えただけなのに何だか物凄く人が増えた気がした。やはり座り込みは数字の問題ではないね。
通行人の服装を見て驚いた。ダウンジャケットの人から半袖シャツだけの人まで千差万別、春夏秋冬それぞれの服装の見本市みたい。人それぞれとはいえこんなに違うものなのか。 (O・O)
脱原発青空川柳句会が開かれた 11月21日(日)
I.Kさんが、怪我で欠席のため、臨時で、原子力ガリレオが報告します。
天気はくもり、6名の参加。乱さんが出した席題は「知る」と「準備」。
事前に内緒で、入選の確率を高めるため、乱さん(出題者、選句者)に席題の意図を聞くと「地球環境の変化を知るとか、世の中を変える準備とか考えたが、どのような発想でもよい。出題者の意図しない発想で、名句が生まれることが多い」とのこと。入選者には果物(リンゴ、柿)、特選者には、ぼた餅の賞品が配られた。
「知る」の秀句
知ることが 改憲阻止の 第一歩(柚っ子)
旅をする 若者 世の真実を知る(ふ64)
他人事 知ったからには 自分事(ふ64)
寄らしめて 知らしむなし 民主主義 (原子力ガリレオ)
知るという 何を知るやら 人間は(落葉)
「知る」の特選
知ってるか 聞くだけ聞くが 岸田流(柚っ子)
まやかしを 推して知るべし 汚染水(海の民)
「準備」の秀句
備えるより やめよう戦争 原発を (ふ64)
戦争の 準備整う 総選挙 (孫じい)
最高裁 バカの証明 準備する (原子力ガリレオ)
事故ならば 仕事が来るぞ 準備しろ (原子力ガリレオ)
人間は 準備万端 何事も (落葉)
次の川柳句会は12月26日(日)12時からです。
句会参加、不参加に関わらず、ご出席ください。
(原子力ガリレオ)
今日も斎藤さんがいらした、元気でよかった 11月22日(月)
昨日までは「朝から土砂降り」の予報だったが明け方には止んでくれて朝7時からのサンケン電気本社前のスタンディングでの抗議行動を無事終えて11時前に事務所に着いた。
天気予報では午後から本降りになってくるとのことなので雨対策をして経産省前へ出かけた。途中から雨がぽつぽつ降りだして小雨の中の座り込み準備であった。皮肉なことに準備を終えたら雨は止んだ。
朝から小雨模様なのできょうは来ないだろうと皆が思っていたが、昼食を食べて一服していたら斎藤さんが農林省の交差点で信号待ちをしているのが見えたのでMさんに迎えに行ってもらった。疲れているだろうが先週より元気そうなので安心した。先週もそうだったが腰が痛くて、ここへ来るので精いっぱいで途中でお弁当を買うという事まで頭が回らない様だった。Mさんが近くの手作り弁当屋でお弁当を買ってきてくれた。30分かけて全部平らげた。以前と変わらない。これが斎藤さんの元気の源である。内臓は丈夫なのでこの食欲がある限りここへ通ってこられるでしょう。
2時半ごろ練馬のTaさんが来られた。久し振りに来られたということでカンパしてくださった。あらかぶさん裁判に熱心に取り組まれているのは聞いていたのでその話で盛り上がった。あらかぶさん裁判はいつも私が座り込んでいる水曜日だったので傍聴できなかった、しかし次回の12月7日は火曜日なので行く予定である。3時近くなったので斎藤さんが帰る時刻である。Mさんが駅まで送っていこうと思っていたところ練馬のTaさんが帰り途中まで一緒だからとのことでしたので一緒に帰ってもらった。
雨は2時半前から本降りになってきて遅くまで続いた。おかげで事務所はバナーなどの干し物で一杯である。運び込みには明日の集会の資料作りで来ていたMaさんに手伝ってもらえたので助かった。(保)
雨に濡れたパラソルなどを乾かした 11月23日(火)
昨日の雨も上がって、良い天気だった。濡れたパラソルや幟旗などを事務所で乾ききれずに、人通りの少ない「祝日」の経産省前の歩道で乾かす。最初のうちは雲が多かったが、1時過ぎると徐々に雲が切れて暖かくなる。
今日はAさんが渋谷で反戦集会のために欠席し、当初は4人の常連メンバーだけで座り込んでいたが、チーズや甘納豆などの差し入れを持った女性が現れる。続いて、男性のMさんがやってきてミカンとポテトチップスを差入れてくれた。そろそろ3時で撤収、というころには常連の男性二人組が姿を見せてくれたが、斎藤女史の姿はなかった。
この日、外務省前の街灯には赤字に黄色の星をひとつ配置したベトナム国旗が多数翻っていた。黄色の星は労働者、農民、知識人、青年の団結を表しているという。翌日の新聞報道によれば、ベトナムからチン首相とザン国防大臣が訪日しており、9月にハノイで締結したベトナムとの防衛装備品・技術移転協定に関連して、中国の南シナ海での軍事動向を念頭に岸田首相、岸防衛大臣との会談が持たれるという。(EO)
安藤さんの本『ハルモ二、歌ってあげるね』が出来た 11月24日(水)
本日は当番が佐藤保さんではなく山本さんに替わった。山本さんは本来木曜日の当番で、木曜日のやり方でセッティングを行ない、12時前にやり終わった。きれいにバナーも張れた。正面に静岡から譲り受けたひまわりのバナーを張った。そして「汚染水を海に流すな」を左端に張った。水曜日とは逆だ。
Obさん、Okさん、そして今日は規制庁抗議から、ヨーカンさん、Ynさん、倉田さんが回ってきた。倉田さんは着くなり演説。汚染水を流そうとしていること、伊方3号機、これはMOX燃料なのだが、それを12月2日に再稼働させることを糾弾した。
安藤さんの本『ハルモニ、歌ってあげるね』が出来上がった。マリさんと安藤さんは本について話していた。安藤さんはお連れ合いが在日の方だ。みんないろいろ頑張っておられる。(T・I)
月例祈祷会「死者の裁き」もあった 11月25日(木)
私の都合で座り込み曜日を交換してもらったので経産省前で待たせては申し訳ないので何時もより早めに経産省前に向かった。木曜日のやり方を優先するために下準備をしていると程なくしてKaさんが来られたのでバナーなどのセッティングをお任せした。
その後、間もなくいつもは遅番のTaさんが「YAさんが来ないというので早めに来た」と言って来られた。3人で準備したので12時前に終えることができた。今日も空は雲一つない快晴で風は多少あるが太陽光が眩しいくらい照っているので寒くはなかった。
1時半ごろ【日本祈禱団四十七士】の方が来られ金一封をカンパされる。何時ものように3時から開催されるとのことなので喜んで協力することにした。2時頃、長老のSiさんが山形から送られてきた大きなリンゴを差し入れてくれた。包丁で切ってみると蜜をタップリ含んでいて皆で美味しく頂いた。
3時過ぎから日本祈禱団の祈禱会が行われた。奇しくも11月25日は三島由紀夫が市ヶ谷駐屯地(今の防衛省)で「自衛隊よ!決起せよ!」と檄を飛ばしたが嘲笑され割腹自殺した日である。(1970年のことだから51年前になる。)祈禱文もここから始められていた。次に「2・26事件」に決起して処刑された将校の遺書が幾つか引用される。将校らは天皇・裕仁に「側近らは奸臣だから退けて正しい政治を行うよう」懇願するが「朕の大臣を殺害したことは朕の首を真綿で締め付けるものである」と言って将校らを反逆者として処刑した。明治維新以来、薩長政府に祭り上げられた天皇に側近を排除することなどできる訳がない。同じ穴の狢(むじな)なのだから。天皇の本質を見誤ったのが将校らの悲劇であった。12月の祈禱会は16日㈭か17日㈮のどちらかだそうです。(保)
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◇院内ヒアリング集会 放射能汚染水「海洋放出」は許されない!~21年8月東電検討資料に基づく関係省庁ヒアリング~
経産省・東電が目論んでいる放射能汚染水の「海洋放出」は許されません。その理由は、多岐にわたります。海を放射性物質で汚してはいけない、「海洋投棄」はロンドン条約・国連海洋法条約で禁止されている、「海洋放出」は長期大規模環境汚染ゆえ環境アセスメントが必要、タンク保管が可能、何よりも福島の人たちがいわゆる「風評被害」を心配し、漁業者・水産業者ほか全国の多くの関係者が反対し、近隣諸国や国連人権理事会などからも反対の声が上がっている、トリチウムは危険、内部被曝が危険、食物連鎖が心配、…です。
一方、東電が8月末に発表した「海洋放出」検討案は、蓄積されたALPS処理水(実は、ALPS不完全処理汚染水)約125万㎥以上(トリチウム約860兆ベクレル)を、約1kmの地下トンネルを経由して海洋に数十年かけて希釈「放出」するもので、「海洋放出」の問題点がより明らかになってきました。 そこで、「海の放射能汚染」(緑風出版)著者湯浅一郎さんの講演を聞いて事前学習した後、具体化された「海洋放出」検討案についてその内容を確認するとともに「海洋放出」の問題点を指摘して断念を迫ります。
日時:2021年12月7日(火) 13時~17時
場所:参議院議員会館 B109会議室
東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩
出席依頼:経産省(エネ庁)、原子力規制庁、外務省、環境省 【依頼中】
紹介:参議院福島みずほ議員
主催:経産省前テントひろば
賛同:再稼働阻止全国ネットワーク
概要
□集会次第案(12時45分~17時)
12時45分~ 通行証配布
13時00分~14時00分 事前学習会(湯浅一郎さん他)
14時15分~16時15分 省庁ヒアリング
16時15分~16時45分 事後意見交換会
□ 事前学習会 13時~14時
講演 湯浅一郎(ピースデポ代表) 海の放射能汚染、「海洋放出」は許されない
質問説明 山崎久隆、木村雅英 東電の「海洋放出」計画、外務省・環境省の見解他
□ 省庁ヒアリング 14時15分~16時15分
学習会を受けて、トリチウム等放射性物質の「海洋放出」の危険性を訴え断念をせまる
□ 質問骨子案
A 海の放射能汚染は許されない
「海の放射能汚染」(湯浅一郎著)と「福島第一原発放射能汚染水の海洋放出は許されない」(現代の理論2020年夏号)の一部を参照し、放射能汚染の実態を提示し、放射能汚染の問題認識を問う。
B 現在の「海洋放出」計画の概要と問題点
8月下旬に東電が発表した「多核種除去設備等処理⽔の取扱いに関する検討状況【概要】」などを参照して、「福島第一原発廃炉」の現状と汚染水処理計画との関係及び代替対策についての検討状況を問う。
C 放出位置は基線の内側?それとも外側?
「海洋放出」の位置(立坑から約1km沖合の海中)と海底トンネルの計画を確認し、外務省国際原子力協力室の「領海になる」との回答と東京電力原子力センターの「希釈された処理水の放出地点は立坑」との回答との不整合を問う。
D 地元の反対
地元を始めとした各自治体や全漁連等の反対の声を伝え、引き続き開催され、予定されている説明会などの状況を確認し、漁協との約束を守り、説明責任を尽くし、理解を得られるまで計画を進めないことを要求する。
E 周辺国・大平洋沿岸国等の懸念とロンドン条約・国連海洋法条約・環境影響評価
周辺国を始めとして国際的な反対の声を確認し、Cの放出位置とも絡めて、ロンドン条約・国連海洋法条約違反にならないかを確認する。また、国連人権理事会勧告と環境影響評価について国の見解を問う。さらに、IAEAの対応を確
●11月27日(土)東海第二原発動かすな 再稼働阻止
11・27廃炉デー集会 集会:文京区民センター3A
18時15分~20時45分 講演:海渡雄一他 資料代500円
●12月1日(水)第41回原電本店前抗議行動
17時~17時45分 JR秋葉原駅昭和通り出口徒歩7分
●12月1日(水)東電責任追及 第99回東電本店合同抗議
18時30分~19時30分 東電本店前 たんぽぽ舎他
●12月3日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)
17時~18時 経産省前テントひろば
●12月3日(金)「アベ政治の継承を許さない」ポスター日
13時 国会正門前でも行います。
●12月11日(土)東海第二原発いらない!止めよう第二波一斉行動
一例 たんぽぽ舎 14時~15時15分 JRお茶の水駅にて
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