NNAFJおしらせ
- 2022年 3月 11日
- 交流の広場
- SATO Daisuke
■ 掲載しました
・台湾廃核運動史(NNAFJ事務局)
・憐憫のない人たち(チャン・ヨンシク)/(韓国)高レベル核廃棄物管理基本計画
と特別法案の撤回を促す全国行動・声明書
■ 転送します【311甲状腺がん子ども支援ネットからのお知らせ】
311子ども甲状腺がん裁判、クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/311supportnetwork
11日午後11:00までです。
セカンドゴールまであと520万円です。どうぞよろしくお願いいたします。
【応援メッセージ】シカゴ大学名誉教授ノーマ・フィールドさん
6人の原告の皆さんが提訴に踏み切ったことを知り、胸が躍る思いでした。緑の風船
を頭上に法廷に向かう弁護団や支援者の写真を見て、涙が込み上げてきました。なぜ
でしょう。若いみなさんがこんな大変なことをしなくてすむ方がよほど良いに決まっ
ています。でも、3.11以降、あまりにも多くの人たちが口をつぐみ、孤独な闘いを強
いられてきたのではないでしょうか。病気が知れたら差別を受けるのではないか。い
わゆる復興を妨げ、周りにとって迷惑な存在として受け止められるのではないか。差
別は決して容認できませんが、甚大な被害を被った地域の人たちが沈黙を守ることに
ついて、ずっと悩んできました。もしかしたら、誰もが自分や子どもの未来が不安
で、蓋をするしか生きていけない、と苦しい選択をしてきたのではないでしょうか。
このたび、原告の皆さんが勇気を奮って真実を訴えることは社会全体にとって解放の
一歩を意味します。
チェルノブイリでは事故から10年経ってやっと小児甲状腺がんと事故の因果関係が国
際機関によって認められました。福島では、日本政府や国際機関がまるで過去の負い
目を払拭するかのように躍起となり、まともに根拠も示さず因果関係を否定し続けて
きました。こんなひきょうな責任回避を許すわけにはいきません。若い原告を支援
し、真実が明らかにされ、責任を負うべきものが責任を負うことで私たちはもう一度
社会を信じる気になれるのではないでしょうか。それは希望の復活でもあります。
—–以下は、前回と前々回のおしらせ—–
>転送します (重複ご容赦・拡散歓迎)
【311甲状腺がん子ども支援ネットからのお知らせ】
311子ども甲状腺がん子ども裁判、クラウドファンディング
拡散のご協力どうぞよろしくお願い致します
今回声をあげた6人のうしろには、甲状腺がんと診断されながら、いまだある偏見や
差別によって、診断されたということすら周囲に言えない若者たちも多くいます。
「声をあげていいんだよ」「ひとりで抱え込まなくてよいんだよ」。クラファンへの
寄付とメッセージは、そのように辛い思いでいる多くの人たちへのメッセージにもな
ります。セカンドゴール達成をどうか応援してください。
詳細は以下URLから
https://readyfor.jp/projects/311supportnetwork
●裁判への思いと今の気持ち
原告:ちひろさん(仮名)
11年の間に、私の他に約300人ものこどもたちが甲状腺がんになっています。このよ
うな状況にも関わらず、「子どもたちの甲状腺がんと原発事故との因果関係は認めら
れない」と甲状腺検査が始められた序盤から言われていたり、過剰診断論であると主
張する動きがあります。
福島県内の子どもたちの健康、また私以外の甲状腺がんと診断された300人以上の子
どもたちのためにも、この裁判に挑み、勝つことで、甲状腺検査の継続、子どもたち
へのサポート体制を実現していきたいと思っています。
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311子ども甲状腺がん裁判
事務局:さくら共同法律事務所
〒160-0004 新宿区四谷1-6-1 四谷タワー8階
TEL:03-6384-1120 FAX:03-6384-1121
Email :info@311support.net
HP:https://www.311support.net/
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>NNAFJおしらせ(重複ご容赦・拡散歓迎)
■ ノーニュークス・アジアフォーラム通信174号(2月20日発行、B5-28p)もくじ
・台湾廃核運動史(NNAFJ事務局)
21年12月18日に行われた「第四原発の稼働を問う公民投票(国民投票)」。結果
は、426万人が原発反対票を投じ、380万の賛成票を上回った。
事実上の日本の輸出原発(原子炉は日立・東芝、タービンは三菱)であり建設凍結
されていた第四原発は稼働しないことが最終決定した。台湾は2025年に原発ゼロとな
る。
台湾がいかにして、アジア初となる脱原発 =「非核家園」という悲願へと着実に向か
いつつあるのか、これまでの台湾の脱原発運動を、ふりかえりつつ、日本と台湾の脱
原発運動のかかわり、そしてこれからの日本の脱原発運動に示唆されるものについて
考える。
1.第四原発反対運動の始まり
2.1003事件の衝撃
3.放射能汚染マンション
4.第3回ノーニュークス・アジアフォーラム
5.ランユ島、核廃棄物と闘う先住民族
6.日本からの原子炉輸出
7.映画「こんにちは貢寮」
8.「地震と原発の危険」を伝え続ける
9.福島をくり返さないで
10.非暴力直接行動
11.台湾から私たちが学ぶこと
12.原発の歴史は終結へ
13.私たちはどんな道を行くのか
・憐憫のない人たち(チャン・ヨンシク)/(韓国)高レベル核廃棄物管理基本計画
と特別法案の撤回を促す全国行動・声明書
「この50年間、一方的な犠牲を強要されてきた地域と住民たちに、再び犠牲を強要し
ています。全国の原発があるところに「敷地内貯蔵施設」という名で、高レベル核廃
棄物(使用済み核燃料)の「乾式」貯蔵施設を建設しようとしています。 これは原
発がある地域と住民たちに無限の犠牲を強要することです。原発立地地域を核の墓に
しようということです」
・南オーストラリア州の放射性廃棄物処分場予定地で洪水(ミシェル・マディガン)
・欧州委、原発をEUの「グリーン投資」に位置づけ
— 内外からあがる批判の声 —(満田夏花)
・今度は加害者になるわけにはいかない(片岡輝美)
・11.13 海といのちを守るつどい アピール(これ以上海を汚すな!市民会議)
・日弁連が、汚染水「海洋放出に反対する意見書」
・水戸地裁判決の意義と限界 — 住民運動による突破こそ本命(大石光伸)
・急展開の島根原発再稼働の動き(土光均)
・柏崎刈羽原発をめぐる新潟県の現状について(小木曾茂子)
・311子ども甲状腺がん裁判弁護団、元首相5人の書簡への非難に対し抗議声明
ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、年6回発行。購読料:年2000円。
見本誌(174号)を無料で送ります。連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp
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■ 佐藤が、さいなら原発・びわこネットワーク総会(2.19)でお話ししました。
事実上の日本の輸出原発の第四原発は稼働せず、台湾が2025年に「原発ゼロ」とな
ること。30年以上にわたる、台湾民衆の運動史と、日本と台湾の運動のかかわりにつ
いて。
そして日本がこれまで、インドネシア、インド、ベトナム、トルコなどに原発を輸
出しようとしてきたことと、アジア各国の反原発運動について。
世界約400原発のうち180基が2020年代に「40年」寿命を迎え、福島原発事故の日本
が老朽原発再稼働を許せば、韓国をはじめ世界に悪影響を及ぼすことも。
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■ ノーニュークス・アジアフォーラム通信(No.1〜173)
主要掲載記事一覧.国別 【青字タイトルは記事にリンク】
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ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局
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