伊藤誠・新連続講座「マルクス経済学と現代世界」(オンライン)ご案内
- 2022年 11月 20日
- 催し物案内
- 世界資本主義フォーラム伊藤誠矢沢国光青山雫
●主催 世界資本主義フォーラム
●テーマ マルクス経済学と現代世界--現代世界の歴史と現状を認識する上で、『資本論』がどのように役立つか
●開催日程
全6回(隔月1回) いずれも土曜日の午後1時30分~4時20分
■第1回(2022年12月17日) 第1章 資本主義の基本的仕組み
■第2回(2023年2月)第2章 資本主義のダイナミズム
■第3回(2023年4月)第3章 資本主義の発展段階
■第4回(2023年6月)第4章 現代資本主義の歴史的位相
■第5回(2023年8月)第5章 日本資本主義、その成長と衰退
■第6回(2023年10月)第6章 資本主義はのりこえられるか
●開催方式 ZOOMによるオンライン形式
●講師 伊藤誠(東京大学名誉教授)
司会・進行 青山雫(世界資本主義フォーラム運営委員)
連絡・調整 矢沢国光(世界資本主義フォーラム運営委員)
●講座の趣旨
17世紀、世界商業の中から生成した世界資本主義は、その独特な運動法則によって発生・成長・爛熟し、21世紀の今日、80億人類の生活を支える経済システムとしての機能を失いつつあります。人類は、資本主義の現代的多重危機のもとで存続をあやうくされてゆくか、それとも資本主義とは別の経済システム――「社会主義」――にもとづく世界への道を切り開くか、を問われているのではないでしょうか。
こうした課題にそって、あらためてマルクスが『資本論』によって示した資本主義認識の原理的体系にたちもどり、その方法(マルクス経済学)をもって、現代世界の危機を再考する試みを重ね合わせる必要があると考えます。
世界資本主義フォーラムは、そのために、伊藤誠先生を講師とし、マルクス経済学入門をしたい方、マルクス経済学を再学習してみたい方、マルクス経済学が現代世界の認識ツールとしてどのように役立つか追求してみたい方々に呼びかけて、連続講座を実施することにしました。
●参考文献
伊藤誠著『入門資本主義経済』(平凡社2018)
伊藤誠著『テキストブック 資本主義経済の理論』(岩波書店1989年)
●参加方法 どなたも参加できます
(1)できれば12月10日までに、遅くても前々日[12月15日]までに、「12.17参加希望」と書いて sekaiforum@jcom.zaq.ne.jpまで、
・氏名[所属・立場、できれば電話番号など連絡先]
・メール・アドレスをお知らせください。
(2)全6回通しての参加が望ましいが、1回ごとの参加もかまいません。
(3)参加申し込み者にZOOM接続情報を送信します。当日、朝9時までに「リマインダー」(再送信)します。届かない方は、正午までに、矢沢まで連絡ください。
(4)参加費 500円[あと払い。一括納入も可]、支払い方法は、世界資本主義フォーラムのサイトをご覧ください。 https://www.worldcapital.online/
●問い合わせ先
フォーラムについては 矢沢 090-6035-4686 yazawa@msg.biglobe.ne.jp
参加費については 安岡 yasuokafamily-1229@memoad.jp
●参加申し込み先 sekaiforum@jcom.zaq.ne.jp
●講座の進め方
(1)伊藤誠著『入門資本主義経済』(平凡社)[全6章]を基にし、必要に応じて、伊藤誠著『テキストブック 資本主義経済の理論』(岩波書店1989年 定価2970円。中古品が500円~1000円で買えます)を参照します。
(2)初めての試みですが、演習形式で進めます。演習方式とは、
①あらかじめいくつかの「設問」を用意し、解答者を募ります。
「設問」は、例えばつぎのようなものです(第1回の一部)。
・●商品には価値と使用価値の2要因がある。使用価値はあるが価値のないもの(商品ではないもの)の例をいくつか挙げよ。
・●資本の商人資本形式と産業資本形式の特質を比較検討せよ。
・●原料生産手段を買い付けみずからこれを加工して販売する小商人生産者の支出する貨幣が、資本とならないのはなぜか。
②これにたいする他の参加者からの意見をふまえて、講師(伊藤誠先生)に講評・解説してもらいます。
③『入門資本主義経済』の各章の内容について、事前に参加者が疑問・質問を提出し、これについても、フォーラムの中で扱います。
(3)参加申し込み者に、第1回と第2回で扱うテーマと「設問」の詳細を、別途、送ります。
(4)参加者には、進んで設問への解答に応募して欲しいが、応募しなくてもかまいません。
(5)講座の進め方については、第1回の反省の上に、修正します。
(6)必要なら、参加者がインタネット・メールで論議できる場(メーリング・リストのようなもの)を作ることを考えています。
以上
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