神奈川第一抑留所を語り継ぐ集い 開催のお知らせ
- 2023年 5月 22日
- 催し物案内
- 山本規雄
太平洋戦争中多くの外国人が日本各地の「敵国人抑留所」に抑留され、辛く不自由な生活を強いられたことはあまり知られていません。全国各地に置かれた抑留所のなかでも「神奈川第一抑留所」には、長年横浜に住みついた貿易商など50人以上の外国人が収容されました。戦況が厳しくなった1943年、この抑留所は横浜市中区から北足柄村(現・南足柄市)内山の山荘に移転しました。そこでは寒さや食料不足などの苦しい生活で終戦までに5人が亡くなりました。2019年5月、地元の方々の尽力によって抑留所裏の墓地に、亡くなった抑留者のための墓碑が建てられました。そして歴史を語り継ぐ小さな集会がおこなわれました。それから4年、今年も「神奈川第一抑留所」を語り継ぐ集いを、下記のように開催いたします。抑留された外国人のご家族の方々、抑留者と触れ合った地元の方々、戦時下の民間人抑留の歴史に関心を寄せる方々、是非内山の抑留所跡にお集まり下さい。抑留者の墓碑に花を手向け、ご子孫の話に耳をかたむけましょう。そして忘れてはならない歴史を知り、二度と起こってはならない「戦争」について考え、語り継いでゆきましょう。
神奈川第一抑留所を語り継ぐ会(代表:出羽 仁)
記
日時:2023年6月11日(日)午後1時から3時(予定)
会場:神奈川第一抑留所跡(南足柄市内山2586 旧北足柄中学校、元校舎2階第2会議室)
集会内容:
1.校舎裏手にある墓碑へ供花(お花を持ってこられる方はご持参下さい)
2.紙芝居上演 ~ある抑留者の生活について~ 人形劇団「ぽぽ」
3.日本での敵国人抑留について 解説 小宮まゆみ(研究者)
4.抑留者家族によるお話、質疑応答とフリートーク
備考:
・12時頃から会場を開けますので、そこでお弁当を食べても結構です。
・当日高校生以上の参加者から、会場費・お花代・資料代として1人300円を集めます。
・参加希望の方は6月4日までに下記へご連絡下さい。
出羽 仁メール dewa1728@ybb.ne.jp 電話 045- 851-1728
小宮まゆみメール mayumi@am8.highway.ne.jp 電話 090-2674-2216
上庭バス停から現地への徒歩ルート |
🚃伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」下車、駅前
の箱根登山バス「関本」バス停より11:10発か、
12:10発の内山行に乗車し、約10分の「上庭」で
下車、現地まで徒歩約15分。
🚗車の場合は東名大井松田ICから約20分。
カーナビで「21世紀の森」を目指し、施設付近
に来たら「CAMPiece 南足柄」の看板に従って
来て下さい。徒歩ルートは車では通れません。
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