チェルノブイリ事故後の食品処理について―ドイツ放射能防衛連邦庁の公式回答
- 2011年 9月 13日
- 交流の広場
尊敬するストイヤレ夫人
チェルノブイリの事故があった4月末は、例年にない非常に寒い春だったようです。
その春は、ほうれん草とフェルドサラダしか、畑にない状態で、両野菜からは、非常に高い線量が、葉から検出され、その場で早期収穫・収集処理されました。
(注意時点・万が一、作物が、汚染された土壌に植えられた場合は、根がフィルターになり、直接、葉が汚染された場合と違い、汚染濃度が、低い)
それ以外の処理の方法としては、腐葉土化 または、焼却法、しかし焼却法の場合は、煙フィルターの徹底をこころがけ、その煙が、外に出ないよう徹底した配慮が必要です。
又、ミルク・食用肉類は、肥料に用いることも考慮でき、しかし、その肥料使用の場合も非常に深く考慮のうえ用いなければいけません。
もし、ミルク・食用肉の汚染度が高い場合は、ミルクは、地下排水に、慎重の上、破棄。食肉の場合は、その肉をまとめ包み込み、地下埋葬又は焼却が、望ましいでしょう。
処理の方法は、食料がどの程度、汚染されているかによって、また、どの位の質量が、汚染されているかによって異なります。
敬具
放射能防衛連邦庁
緊急時対策本部
エーリヒ・ウィアット
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