「『地震と原発事故情報 200号』を迎えて」など 地震と原発事故情報 その200
- 2011年 10月 14日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
5つの情報をお知らせします(10月14日)
★1.「地震と原発事故情報 200号」を迎えて
3月11日(金)福島第一原発大惨事に1号を発信、
その後、日刊情報として、各地の運動と人をむすぶ
★2.チェルノブイリ事故 子ども守る取り組みと本の出版
内部被ばくを巡回測定 セシウム減へ薬配布などいくつか
ベラルーシの研究所副所長「秘密主義が壁」
★3.デモ初心者として、逮捕体験談はとても貴重で学ぶことが多かった
園さん、ごくろうさん歓迎報告会に参加して
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・2つ
イ.◆11/19広瀬隆+武本和幸講演会◆
ロ.平和といのち・イグナチオ9条の会主催10月講演会のお知らせ
「原発も核兵器も無い世界へ」
★5.メルマガ読者からの声
★1.「地震と原発事故情報 200号」を迎えて
3月11日(金)福島第一原発大惨事に1号を発信、
その後、日刊情報として、各地の運動と人をむすぶ
イ.あの3月11日(金)の福島第一原発大惨事を聞き、その日の夕方、たんぽ
ぽ舎より「緊急のお知らせ」を発信しました。その題字は、「菅首相が原子力緊急事
態宣言を発した、地震で東京電力福島第一原発が大危険、放射能大漏れの危険、
非常用発電機故障プラス炉心緊急冷却装置停止の可能性大-」というものでした。
その文の結びのことばは、
「●皆さん、東電福島第一原発に注目を。そして、行動の準備を!
東電への緊急抗議行動(質問と要望も含めて)
3月12日(土)13~14時 東京電力本店前に集合を!
プラカードなどご用意下さい。」
ロ.それ以後、情勢の大展開と多くの声に励まされて、毎日、毎日発信しつづ
けた。当初は、1頁の簡単なものであったが、その後、各地の人々から多くの情
報が寄せられ、現在は4から7項目の情報を載せている。メール読者も当初の
2000人から、急拡大し現在は5000人弱。その中の100人以上の方がご自分の友人
・知人達10から20人へ転送してくれている、と聞くので、メール読者の実数はも
っと多い。又、「日刊ベリタ」が接続していて、こちらの2万5千人読者ともつ
ながっている。
ハ.日刊のメール情報発信は、実務上も大変です。1号ごとにかなりの反応、
質問が寄せられ、そのアフターケアーにも労力がかかります。それでも、たくさ
んの支持と反応があり励まされます。
大惨事を2度と起こすな、原発の早期廃止(現在運転中の10基を止めよ、再稼
働NO)をめざし、全国のみなさんと連帯して努力を続けたい。心ある皆さんの
ご協力をお願い致します。(柳田 真)
★2.チェルノブイリ事故 子ども守る取り組みと本の出版
内部被ばくを巡回測定 セシウム減へ薬配布などいくつか
ベラルーシの研究所副所長「秘密主義が壁」
○ 一九八六年に旧ソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故後、
隣国ベラルーシの汚染地域の子どもを守る活動を続けてきたベルラド放射能安全
研究所。その副所長、ウラジーミル・バベンコ氏(五九)が来日し、学校を巡回
して行う体内放射能測定や薬剤配布などの取り組みを披露した。
○ 「原発事故が起きた時、農業、漁業、林業などにさまざまな問題が生じた。
食べ物や土壌、人体にも影響が出たが、どれだけの放射線量かを測定する術がな
かった」バベンコ氏は十二日、東京都内の日本記者クラブで講演し、まず事故後
から振り返った。そうした中で「国民に本当の意味を教える必要があった」と、
研究所の由来から話した。一九九○年、「放射能から人々を守ること」を目的に、
故ワシ―リイ・ネステレンコ氏が西ヨーロッパの支援を受けて設立された民間の
研究機関だ。「事故から四年後の設立時、一番難しかったのは官僚組織と戦うこ
とだった」。ベラルーシは旧ソ連に属し、九一年に独立するが、バベンコ氏は政
府の秘密主義が正しい情報を公開する大きな壁になったと明かした。
○ そこで最初に取り組んだのは、各地の放射線量を測定して回ることだった。
最大時には三百七十カ所に測定センターを設けたほか、研究所が独自に食品に含
まれる放射線量も調べたという。「人間は食事なしでは生きていけない。測定に
より食品による内部被ばくを防ぐ必要があった」九六年からはベラルーシ国内に
ある学校や幼稚園を中心に全身測定装置のホールボディーカウンターを搭載した
車で巡回。これまでに約四十五万人の子どもの体内放射能(内部被ばく線量の蓄
積)を無料で測定した。研究所が要注意と判断するのは「体重一キロ当たり二○
ベクレル以上」。その値が測定された子どもには二〇〇〇年から放射能を体外に
排出するのに効果があるというペクチン剤を保護者に配布した。ペクチン剤は研
究所が開発した食物繊維の栄養補助剤だ。三~四週間とり続けると最高90%ま
で体内にあるセシウム137を減らすことができる。キノコや野菜などから放射
能を減らす方法も子どもたちに教えた。バベンコ氏はこうした汚染地での取り組
みや対処する知恵をまとめた著書の日本語版「自分と子どもを放射能から守るに
は」(世界文化社)の出版を機に来日した。
○ 福島原発事故については「土壌の放射線量測定の徹底が必要。ベラルーシで
は本来、さらに約十万人の移住が必要だったが経済状態が悪くできなかった。
(略)ベラルーシでは汚染地域住民の被ばく原因の大部分が食品による内部被ばく
で、健康被害が出ていると説明。日本では、飲料水のセシウムの暫定規制値がベ
ラルーシの二十倍と甘すぎることなどを指摘し、食品の規制値をより厳しくする
よう求めた。(2011.10.14東京新聞『こちら特報部』より抜粋)
★3.デモ初心者として、逮捕体験談はとても貴重で学ぶことが多かった
園さん、ごくろうさん歓迎報告会に参加して
たんぽぽ舎ボランティア 千葉県 珠巳子
○先ずは園さんが無事に釈放されたとの事でホッと致しました。本当にご苦労様
でした。
デモに参加した際の警察の態度に危機感を抱き、素人の乱で大量の不当逮捕者
を出した事で自分の中でも危機感が募り、何とか仲間達が卑劣な手段で逮捕され
てしまう事を避けたい、その為にも自分達で最低限、自衛する術を学ばなければ
ならない、と講座や勉強会の案を皆で話し合ったばかりの時に園さんが不当逮捕
されたとの連絡を受けました。
初めは、ひたすらに園さんの身が心配で酷い怪我をしていないか、病気になっ
ていないか、精神的に追い詰められているのではないか…色々と悪い事ばかりが
頭に浮かび、自分に何か出来る事は無いかとたんぽぽ舎を訪ねました。
○そこで園さんは傷付いても懸命に闘っていることを聞き、胸が熱くなった後に、
卑劣な警察に対して彼らは市民の味方ではない、大きな権力の為の存在なのだと
見せつけられた気がして泣きたい様な、何とも情けない気持ちを覚えました。
其れでも諦めたくない!負けたくない!今、やらなくては何も変わらない!と、
逮捕されても頑張っている園さんと気持ちを添わせて自分に出来る事を精一杯や
ろう、力が及ばない時は沢山の仲間の力を借りよう、そう思って気合を入れまし
た。
釈放された園さんの体験談はとても貴重で学ぶ事も多く、自分がまだまだ何も
知らずにデモや運動に参加しているのだと思い知らされました。フランク夫妻の
話や逮捕の映像には、横暴な人達への強い怒りと同時に不当逮捕に屈さない仲間
の力強さに勇気づけられました。
○私は3.11以降、デモに参加したので体験も知識も足りず、不安になる事も
多いです。
けれど寄り添ってくれる仲間が居てくれて日々、学び、成長しようとする気持
ちを忘れずにいれば大きな権力にも屈せずに居られる気がしています。
私の故郷の茨城では、しみじみやる、という言葉があります。意味としては、
きちんとやるとか、しっかりやると言った意味ですが大地や空に深い敬意をもっ
て根気強く、日々を丁寧に続けていく労働者の生活をそのまま表したような言葉
だと、いつも感じます。
これからも沢山の仲間達と、しみじみやって今よりもずっと素敵な世界になる
事を望んでいます。
力を持ち寄り、気持ちを寄り添わせながら、しみじみやっていきましょう。
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ
イ.◆広瀬隆+武本和幸講演会◆
新聞やテレビでは報道されない福島原発の真実
「原発と放射能 ホントウの話」
・11月19日(土)13:30~17:00(開場12:30)
・松本浅間温泉・神宮寺アバロホール ・参加費:1000円(中高生500円)
・定員300名
★席に限りがあるので、お早めに電話予約かチケット購入をお願いします★
・問合せ・電話予約:090-4628-8549(みづや)090-9668-4878(やかた)
・主催:原発のない未来をめざす実行委員会
○武本和幸さんは、柏崎・刈羽村在住。刈羽村村議を歴任後、
現在原子力資料情報室理事。
ロ.平和といのち・イグナチオ9条の会主催10月講演会のお知らせ
「原発も核兵器も無い世界へ」
お話:中村桂子さん
日時:2011年10月30日(日)14:00~16:00
場所:カトリック麹町(聖イグナチオ教会)信徒会館1Fヨセフホール
【四ツ谷駅(麹町出口)JR線、丸の内線、南北線】
(申し込み不要、参加費無料)
中村さんは、アメリカの大学、大学院で国際学とジェンダー開発学を学び、
2001年より「軍事力によらない安全保障体制」の構築を目指した調査、研究、政
策提言を行う「NPO法人ピースデポ」にかかわり、2005年には事務局長となり
ました。2008年に開催された「9条世界会議」では、シンポジュウム「核時代と
9条 ヒロシマ・ナガサキから21世紀へ」のコーディネーターを務めました。
私たち市民は、ヒロシマ・ナガサキで核兵器による被害を経験し、今またフクシ
マの原発による被害を体験しています。原発と核兵器との関係とは、そして、こ
れから少しでも安全で平和な世界で生きていくには、どのような方策があるので
しょうか。難しいイメージがある課題ですが、10ヶ月のお子さんのママでもいら
っしゃる中村さんからお話を伺いたいと企画しました。
たくさんの方々のご参加をお待ちしています。
★5.メルマガ読者からの声
たんぽぽ舎のみなさま
連日の情報を、ありがとうございます
女たちの会のこと、ありがとうございます
その後27日からの福島の女たちの経済産業省前すわりこみに連帯し
30日から参加します
東京のみなさま ぜひ、ご参加ください
福島の子どもたちを守る会北海道
事務局長&脱原発をめざす女たちの会北海道呼び掛け人
山口たか
───────────────────────
[たんぽぽ舎 編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容
をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
尚、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の都合上
全てを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
───────────────────────────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を
「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。