山本太郎さんがテントを訪問。盛り上がったライブと歓談
- 2011年 10月 16日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2011年10月16日 連帯・共同ニュース第171号
9条改憲阻止の会
■ 経産省前の木々は少しずつ紅葉が始まっている。銀杏の木からはギンナンの熟した匂いも漂ってくる。それを拾い集めてギンナンのパーティをという提案もある。実現の機会があれば報告することを約束する。いろんなことが行われているテント前には毎日多くの人が訪れる。そんな中に山本太郎さんもいる。10月14日のことである。参院議員会館での記者会見を終えて激励のためにテントに寄ったのである。参院議員会館での記者会見では「原発についての都民投票を行うべき東京都の条例制定を求める署名活動を12月1日より始める」という発表がなされた。山本さんは千葉麗子さんとともに原発国民投票の請求人であるが、東京と大阪で住民による原発の是非を問う投票を提起しているのである。この記者会見を終えてから山本さんはテントに駆け付けた。
■ テント前では山本さんに同行した歌手の朴保さんとともに歌を披露しミニ集会が開かれた。50人を超える人たちが集まり。また道行くひとたちも立ち止まりその歌声にしばし耳を傾けた。当たりはもう暮れなずむ時も過ぎて暗くなってはいたが、山本さんは自分が反原発の行動に踏み切った動機などを述べたが場はいつの間にか集会に移っていた。既にテントが張られ、座り込みが開始されてから34日(14日現在)になるが、テントには多くの人が訪れ様々な催しがなされてきた。ミニコンサートも集会も何回かなされているが、山本さんや朴さんのキャラクターもあってか今回は盛り上がった。街でサウンドデモが流行りであるが、人々がその意思をそれぞれのやり方で表現し、共鳴しあい、心が響き会うのは素晴らしいことである。脱原発や反原発を実現することはエネルギー政策の転換だけでなく、国民の意志という民主主義の実現でもある。国民の意志や声が現在の政治システム(権力の存在様式)で遮られ、初個人がどうしていいかわからないという壁を破ろうとする直接行動的な運動が登場している。アメリカのウォール街占拠で始まったこの運動と経産省前のテントと座り込みは同じである。そこでは人々の共鳴や共感があり、ある種のコミユニティも生まれている。規模はとも経産省前でも同じことがある。それをあらためて感じさせるこのライブや集会だった。雨が降り始め場をテントに移してそれは続けられた。山本さん,朴さんにはお礼を述べておきたい。いろんな企画を持ち込んでいただきここを脱原発の共同広場にして行きたい。夜長の日々になるから夕方からでもよい。 (文責 三上治)
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