孫崎享氏のTwitterより“最近の手口、買収工作、TPP、大増税、右翼、日本という馬鹿、日本化、野田演説、イラク、スーダン、円売り、ユネスコ加盟”など
- 2011年 11月 5日
- 時代をみる
- 孫崎享
■2011年11月04日(金)
最近の手口
・増税:最近の手口。先ず国際約束する。守れないと「関係が壊れる、どうする」と脅す。この手口は普天間移設で成功した(と思っている)。今又、増税で採用。国際約束が国内合意形成手続きに優先する。4日共同「野田首相は、2010年代半ばまでに消費税率を段階的に10%まで引き上げる方針を表明」
(11月04日 posted at 08:20:59)
買収工作
・原発:敦賀市長が原発推進発言繰り返すのも解る。4日朝日「原発地元に匿名寄付500億円 福井、大半は電力業界か」「敦賀市69年ー10年、133億円。美浜町、おおい町、高浜町」。電力会社の財源は?。勿論電力料金。原発の推進派のための買収、工作を市民が間接的に支援してきたことになる
(11月04日 posted at 08:38:24)
酷いメンバー構成
・案内:(いくらなんでもこれは酷いメンバー構成。正に孤立無援)ニコニコ動画。トコトン議論第2弾「TPP」、田原総一朗 (モデレータ)開始19:00 。自己の見解を述べる時間をお願いし、各人立論へ。7:30孫崎享氏の立論(5分)ということで、5分間の発言だけは確保しました。
(11月04日 posted at 09:15:00)
許されない
・増税:いつ、誰が決めたのだ。増税という重大問題を国会議決なしに、首相単独で国際約束することが許されるのか。国会ではのらりくらり答弁して国際では明言。どういう人なのだ。4日朝日「野田首相はG20首脳会議で2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げると明言」
(11月04日 posted at 12:12:06)
実体のある議論
・米韓自由貿易協定:4日韓国中央日報:(自由貿易協定推進の動きに対して)「最近、売国という言葉が乱舞している」。日本は韓国と違って(TPPで売国行為があっても)文明国だから、政治家も売国という淫らな言葉を使わない。マスコミも使わない。でも韓国の方が実態をつく議論をしているみたい。
(11月04日 posted at 13:27:01)
不本意
・TPP:一水会、”レコンキスタ”11月1日号「TPP参加反対で野田総理へ建議書ー長島補佐官に手交」記事の中で長島氏の発言”国を売った等と言われるのは不本意”。
(11月04日 posted at 17:48:50)
CIA追跡センター
シーアイエー(CIA)/ツイッター:4日AP「シーアイエーはTV、ツイートを監視」「毎日5百万チェック。フェースブック、チャットも。2009年以降ソーシャル・メディアを重視。シーアイエーの追跡センターは中東蜂起を予測。」
(11月04日 posted at 23:15:47)
新しい傾向
TPPと右翼:かなりの数の右翼、本日永田町・霞が関でTPP反対活動。長い間、過去、かなりの右翼は日米関係強化の方向で動いてきた。TPPの反対は新しい傾向。各方面の米国ごり押しに反対する可能性を内蔵
(11月04日 posted at 23:25:24)
内部
TPP/公明党:見解割れていると言う。そりゃそうだろう。東北一つ見ても災害の復旧終わらぬ前に、コメ作りに悪影響出る政策出して、選挙にプラスになるはずがない
(11月04日 posted at 23:40:16)
■2011年11月03日(木)
自分から罠にはいる馬鹿
・TPP:日本の国民健康保険に影響。自分から罠にはまっていく。馬鹿じゃなかろうか。3日朝日「米国が自国メーカーの医薬品を売りやすくするための貿易目標を掲げていること判明。公的医療保険制度による薬代の払い戻しを内外で公平に扱い、米国企業の参入障壁をなくすことを求めている」
(11月03日 posted at 07:57:25)
世界権力者番付
世界権力者番付:野田首相喜んで。リストに入っています.62位。 フォーブス:1オバマ、2プーチン、3胡錦濤、4メルケル、5ゲーツ、6アブドラー国王、7法王、8ベルナンケ、9ズカーバーグ、10カメロン、11ガンディ、12ドラギ、13サルコジ、14温家宝、15 周小川 16ヒラリー
(11月03日 posted at 08:38:41)
日本化
・日本は悪夢: USAtoday:「バーナンキ(米連邦準備理事会議長)の悪夢は何か。それは日本。過去20年間日本経済は悲惨な状況。懸念は米国経済が日本の二の舞みたいな状況になること。双方に類似性存在。しかし米国の回避可能。日本はすばやく対処出来なかった。米国は出来るだろう。
(11月03日 posted at 15:21:21)
愚
・TPP:日本過去20年間経済は”失われた20年”。成長なし。円高、銀行規制(bis規定)で逆に米国は日本経済削ぐ工作。それにもかかわらず、いまだに米国にすがれば日本経済発展すると説く愚。これを政治家、マスコミ、学者が説く。「何故日本経済が失われた20年だっかか」TPP参加判断の鍵
(11月03日 posted at 15:28:59)
首相という存在
・首相群:日本、”失われた20年”前の日本の首相 中曽根←鈴木←大平←三木←田中←佐藤←池田←岸←鳩山←吉田。好き嫌いは別として当時の日本人のトップクラスが首相。日本社会はどこから狂っのだろう。どうして狂ったのだろう。誰も今日、日本人のトップクラスが日本首相になっていると思わない。
(11月03日 posted at 15:58:25)
学習する台湾
・原発:学習できる国。出来ない国。日本は政治家、官僚が学習できない。3日産経ニュース「馬総統が原発漸減政策を発表 台湾」「建設予定の第4原発は2016年の商業運転開始をめざす一方、現在稼働中の原発は耐用期限内に順次廃炉とし、代替エネルギーを求めてゆく原発漸減方針を発表」
(11月03日 posted at 18:16:50)
学習しない米国
・原発:福島原発を学んで脱原発の舵をきれない国に米国。フォーリン・アフェアーズ最新号(11月12月)にmoniz論評。MIT教授、元エネルギー省次官。「我々は何故原子力を必要としているか」。米国、右へ倣えの学者には有難い
(11月03日 posted at 18:24:21)
日本の自然
・TPP:今、写真集『里山物語』をめくっている。日本の自然は農村の活動に負う所が多い。採算性低いながら、活動を続けている。こんな場所に大規模農業は出来ない。しかしTPPではこの活動基盤も奪う。TPPが何たるものかを知らず、対米追随だけ優先して日本を破壊していく日本の政治家達。醜い。
(11月03日 posted at 18:55:52)
学習できない「読売」
・3日読売社説批判(原子力):「電力不足対策 節電と原発再稼働不可欠」「安全性の確認は大切だが、稼働中でも点検は可能だろう。政府が再稼働の判断を先送りする口実としてはならない」原発の危険は点検の問題ではない。地震国日本では存在事態が危険なのです。福島事故から全く学習出来ない読売
(11月03日 posted at 22:18:38)
allegiance
・英訳(売国奴):手元の和英辞書を見たら項目がない。treachery(裏切り) betrayer (裏切り)、一寸違う。「売国」にselling out of one’s own country があった。それでどんな代金得たのだろう。単に脅かされただけだったりして。
:(ゆみ) 売国 「Treason」が一番ニュアンス的には近いかもしれませんね。violation of allegiance to state. 悲しいかな、「allegiance to state」無き人国会、霞が関にうじゃうじゃ。Japanの代りUSならいる
(11月03日 posted at 22:54:55)
カッコいいね
・野田首相:3日日経「野田首相”欧州混乱収束へ責任果たす”カンヌで演説」カッコいいね。でも「貴方の国、世界で最も債務多い国でなかったっけ。それでよくお金出るね。何増税するって。この首相何考えてるのだろう。拍手がそんなに欲しいのかしら」パチパチパチ。「気に入りましたか。よかったね」
(11月03日 posted at 23:08:31)
運動不足解消
・ジョギング:だから「皇居を一緒に走ろう」というわけでないのですが。USA/Today「米国での年間9万件以上の新しい癌(乳癌、腸)のケースが運動不足、長時間の座りによる」「米癌研究所年次会議で報告」
(11月03日 posted at 23:40:08)
■2011年11月02日(水)
クエート駐留強化
・米軍と中東:現在約四万人の米軍イラクに駐留。米国一万人の駐留延長計るもイラク拒否。さて、これら米国に帰るのかと思ったら違う動き。現在クエートに約二万駐留。この増強を計る形検討。米国海外基地出来るだけ撤退させ、この地域の平和構築をさせた方が、どれだけ平和に貢献するか。でも出来ない
(11月02日 posted at 08:40:17)
従米だけが正しい
・TPP:参加の流れが決まったか。利点もマイナスもほとんど真剣に議論せず、従米だけが正しいとする歪んだ国日本。2日読売「TPP交渉参加決まれば…鹿野氏、首相に従う」。辞任し、主義を明確にする選択肢もあるのです。主義よりポストが大事。今日多くの民主党員の選択。主義持つには勉強必要
(11月02日 posted at 08:48:34)
忠実に実行
・スーダン:南スーダンと日本の国益がどう結びついているのか。米国に言われたから派遣する以外に、何故この地に派遣するかを説明出来るのか。米国様、何でも御命じ下さい。私の任務はそれを忠実に実行することです。1日「南スーダンPKO、防衛相が派遣準備を指示」
(11月02日 posted at 08:53:00)
TPP徹底議論
・TPP・議論:4日午後7時~9時。グロービス経営大学院。長島昭久(冒頭挨拶、議論不参加)。賛成派: 田原総一朗 (モデレータ)、池田信夫 、松原聡(FTA賛成-TPP反対)、反対派;服部信司、孫崎享+α、視点提供;福井健策、田村耕太郎。ネットVCUBEとニコニコ動画入る
(11月02日 posted at 09:07:41)
一貫した姿勢
・円売り:日本の円を高値に留め置く、結果として日本の輸出能力を削ぐ。これは1980年後半から米国の一貫した姿勢。過度な円高を阻止する手段だと説明しても日本の単独行動は米国は押さえる。2日読売「世銀総裁、日本の円売り介入に”失望した。為替相場介入は協調介入が望ましい”」
(11月02日 posted at 10:12:12)
報復措置
・パレスチナ問題:イスラエル強硬姿勢は結局世界世論と戦う結果。イスラエル国益に害。2日読売「ネタニヤフ首相はパレスチナのユネスコ加盟承認で西岸等での入植住宅約2千戸の建設加速を決定。イスラエル高官は、建設加速は、ユネスコ加盟に対する「罰」と述べ、報復措置であることを明らかにした」
(11月02日 posted at 11:47:12)
重要なのは
・TPP:官房長官「早期に入ればルール作りに貢献出来る」。重要なのは「入る意義があるかどうか」。米国除いて経済的弱小国。これに入ってプラスになる部分が少ない.逆に国内変革させられる。この損得を議論しないで「ルール作りに貢献出来る」は全く枝葉末節。枝葉末節論展開して本質論議論させない。
日本が貿易を拡大し、経済発展計るなら、大きい市場、発展性のある国が対象であるべきだ。この議論何故しない。対象の一つはG-20。日米を除けばTPP対象は豪のみ。更にBRICS。TPPのペルー、チリ等対象でどうして発展。対米は過去一五年輸出横ばい。どうして大幅伸び予測出来る。
(11月02日 posted at 19:35:47)
国民皆保険制度
・TPP:筋違い。国民健康保険崩壊の危険は高額医薬品、混合診療で支払い膨れ、制度事態が維持されない危険性。今の政府、その内なくなるのだから、約束しても何の意味もない。2日読売「政府資料提供”政府としては、国民皆保険制度を維持し、必要な医療を確保していく姿勢に変わりはない”と明記」
(11月02日 posted at 22:21:39)
今年の政治世界
・性と政治;今年は性と政治が絡んだ年。アサンジ(wikileaks。スエーデン送りへ)、ストロスカーンIMF世銀総裁(辞任)。ケイン共和党大統領候補(共和党内で現時点でトップ。黒人)。アサンジとケインのケースは現在進行形。ケインは候補から多分脱落するだろう
(11月02日 posted at 22:52:48)
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1701:111105〕
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