原発,TPP参加交渉そして沖縄.今高江が危ない
- 2011年 11月 18日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2011年11月18日 連帯・共同ニュース第189号
<9条改憲阻止の会>
■ 今秋は右翼の怒号を聞き、国会周辺の銀杏を味わいながら冬を待つのだな、霞が関テントの中で寒風にさらされながら寝袋で越冬するのかな(それはそれで面白い時間の過ごし方かな)と考えておりました。東電原発暴発が切掛けで霞が関に張ったテントで生活し、外にTPP参入反対のデモ等を眺め、自分の時間の99%が米国の覇権主義とそれに従う政治屋・官僚の幇間主義にあくまでも反対する日常であることにさほどの違和感も不満もない毎日でした。何処までもテントの維持を続ける予定でした。ところが、いきなり那覇防衛局によって「沖縄・高江で突然オスプレイパッド建設工事再開」が実行に移されました。小生の予測では12月再開だと思っていましたし、高江の住人もそう予測していました。原発、TPPの大きな事件の裏に隠れて東京では前原らの策動があり、沖縄では比嘉、島袋、仲泊、荻堂らの蠢動が激しくなり、辺野古アセス提出が行われる12月が山になると言うのが大方の予測だったのです。現実には民主党、防衛省、沖縄北部振興推進拝金主義者の連携はより細心に緊密になされていました。
■ 2011年11月15日、那覇防衛局職員(30人との報告がある)と作業員はN4地区Bゲートから大型ショベルカーを搬入しようとしました。大型土建重機が使用されると作業効率は破格的に伸張するからです。その時、「住民の会」は3~4人の監視役がいるだけでしたが、今回もゲート前に配置された大型街宣車が大型土建機械の基地侵入を阻止しました。今回の特徴は県警が全面的に防衛省に荷担していることです。過去において警察は同じ琉球人に対して露骨な弾圧はしてきませんでした。今回はゲート前の鎮座車輌の違法性の追求、現場指揮者の山城博治氏への執拗なまでの逮捕機会の創成に執着しています。防衛局来襲の連絡を受けた支援者は50人が高江へ急行しました。しかし、防衛省は100人くらいの局員は容易く動員します。それに業者を連れてきますし、今回は警察も手の内にいれました。住民の側は圧倒的に物理力不足です。時間がある方は高江へ出動してください。私も急行します。資金不足にも悩まされています。諸兄の積極的な資金支援(カンパ)をお願いいたします。高江のオスプレイパッドは一度建設されれば敗北を回復する手段はありません。絶対阻止に向けて諸兄の物理的資金的支援を心よりお願いいたします。 (文責:冨久亮輔)
★振り込み口座 00140-0-633013高江住民運動支援基金へ宜しく
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。