「原発59基は見方によれば正しいのです」など 地震と原発事故情報 その256
- 2011年 12月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
5つの情報をお知らせします(12月3日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば ― 経産省前テントひろば 83日目 ―
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
ロ「さよなら原発! 三鷹アクション 12.11(日)パレード」
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
★5 反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
◆ 地震と原発事故情報 その252 ◆(11月30日付け)の記事について、
補足です。
山崎久隆
◎ 12月3日(土)、Frying Dutchmanが東京の反原発デモ・集会に出演。
ステージライブと、デモのサウンドカーで生演奏!
17分間!魂の歌! Frying Dutchman「humanERROR」
《NO NUKES! ALL ST☆R DEMO 2》
のお知らせの中で
「原発59基とか多少間違えているところもあるけれども、そんなこと気になら
ないくらい圧倒される17分間。是非聞いてみてください。」
についてですが、
「原発59基」は過去に建設した発電設備を持つ原発ということであれば正しい
のです。
内訳
泊1~3
東通1
女川1~3
福島第一1~6
福島第二1~4
東海原発(1998年廃炉)
東海第二
柏崎刈羽1~7
志賀1~2
浜岡1~5(2009年1,2廃炉)
敦賀1~2
美浜1~3
大飯1~4
高浜1~4
もんじゅ
ふげん(2003年廃炉)
島根1~2
伊方1~3
玄海1~4
川内1~2
合計 59基
なお、大洗町の常陽を含め60では無いかと思われるかもしれませんが、こ
の原子炉には発電設備がありませんから、実験炉であって原発ではありません。
もんじゅには28万キロワットの、ふげんには16.5万キロワットの発電
設備がありますので、原型炉や原型炉であっても原子力発電所です。
あなたも数えてみて下さい。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば
―― 経産省前テントひろば 83日目 ――
12月2日(金) 今日も雨。昨日よりも寒い。昨日と同じく午後からは雨も上
がる。
午後3時頃、荒川河川敷テント村の住人たちと山谷をはじめとする支援者たち
が、都の「野宿者追い出し」策動に対する抗議行動を終えて、テントひろばに到
着。30~40人で交流集会が行われる。
反=脱原発運動の中で、命の問題、生きる権利の問題が改めて意識され、原子
力ムラや財界が原発維持推進に際して主張する「経済」の論理、「金」の論理に
対して、それを拒否し、命を大切にする社会、生きる権利を紡ぎ合っていくよう
な社会ということが主張されるようになった。原発と巨大な格差抑圧構造をうん
でいく社会構造は切っても切れない関係にあるのだろう。命を大切に、というこ
とはこういう社会構造を変えていく人々の人間的なつながりや協同関係を創り出
していくことと一体なのだと、感じさせてくれる集会であった。テントひろばは
そういうひろばとして経産省に相対峙している。
少し、理屈っぽくなってしまった。「未来を孕む女たちのとつきとおか行動」
世話人の椎名さんのテントひろばへよせる深い熱い想いのアピールに、思わず胸
が熱くなる。
( Y・T )
夕刻、荒川河川敷テント村、山谷のお客様、砂川闘争の土屋さんなど千客万来、
鈴なりのテント。そこへさらに、Rさん、二度目の来訪。スコットランドのご出
身とかで、まっぺんさん(たんぽぽ舎音楽隊重役)と民俗音楽に話の花を咲かす。
傍らにいた北海道・旭川生まれの青年が流星を見たとわたしに夜空を指さす。
Rさんは、イタリア・フィレンツェでイタリア語学習に来ていた日本女性と知
り合い、とも
に東京住まいで、今、恵比寿で英語教師をしている。仲間の在日英国人などに、
日本の原発工場の事故情報を伝えたくてテントを訪れた。
Rさんは、脱原発派のようで、英語人のネットワークづくり、ことにNYウォ
ールストリートのテント、ロンドンのテントなどとの交流を申し出てくれた。ニ
ューヨークからロンドンから、同じ★を見ているひとびとと交流が始まる。テン
ト広場WEB班に入っていただけることになった。
さらに、昨日、スペインからのお客様のPさんが、イスラエルがイラン攻撃を
したと慨嘆されていたことをテントの人々に伝えると、いっきに、話題は核保有
国同士の戦争について、情報をわかちあうことに。
テントの夜の寒さは、ニュクレア・ウィンターの脅威にいやましとなる。チャ
イナ・シンドロームは、フクシマ第一第三号基(?)のメルトスル―によって、
ブラル・シンドロームとなったなどとその真偽を確かめる暇間もなく、ブラジル
からのお客様がテントを訪れる。昨夕は首相官邸前、原発の海外輸出阻止抗議行
動をギターと太鼓をもって参加してくれた。
世界は近く、世間は狭い。おテント様に恥じないようにと、野次馬X氏は限定
版、テント
広場の記録DVDをくださったので、それをRさんに、英語人世界に拡散しても
らうことにし
た。WEB会議の充実を祈念しております。
明日、たんぽぽ舎有志は「もんじゅ」再稼働阻止闘争に出発します。
(QUEMA記)
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
緑の町・三鷹から平和の環を広げよう
○日時:2011年12月10日(土)
12時開場 12時半開演~18時
○会場:癒しと創造のスペース 沙羅舎
http://www.sarasya.com/
三鷹市下連雀3-1-24
電話・FAX:0422-21-8617(会場の問い合わせのみ)
三鷹駅南口、多摩川上水沿いに徒歩6分
○内容
「隠された被爆労働者~日本の原発労働者」上映
「源八おじさんとタマ」「脱原発いのちの闘争」上映
「チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」」上映
TALKイベント:原発・震災・チベット
チケット料金:\1,500(障害者・学生割引\1,000、小学生以下無料)
チケット購入・申し込み先:e-mail:info@sarasya.com
tel:0422-47-6639(やさい村 11時~18時)fax:0422-48-5072
販売所:やさい村,沙羅舎
★定員80名限定!お早めにお申し込み下さい。
主催:三鷹いのちと平和カツドウ
映画祭のパンフレットはこちらでご覧になれます↓
http://www.sarasya.com/cgi-bin/sarasya/siteup.cgi?category=2&page=5
ロ「さよなら原発! 三鷹アクション 12.11(日)パレード」
○予定:2011年12月11日(日)
13時半集合・14時出発・15時解散<雨天決行(小雨決行、荒天中止)
>
○集合:井の頭公園西園入口(万助橋近く)
○主 催:さよなら原発 三鷹アクション実行委員会
○連絡先:090-8083-1856
nonukes.mitaka@gmail.com
http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
チェルノブイリのかけはし代表「野呂美加さんの講演会」を行うことになりま
した。
日時 平成23年12月18日(日) 9時半~15時(軽食をご用意下さい)
場所 武里地区公民館 講堂(定員200名・要申込)
参加費 1000円・学生無料(要予約) 保育あり(200円※お問い合わせ下さい)
ご近所の方、お友達を誘って、是非ご参加下さい。
申込フォーム →https://ssl.form-mailer.jp/fms/51b54373170317
返信メールでご確認下さい。
電話・FAXでも受け付けています。電話080-3507-0176(山本) FAX 048-738-
5081
放射能から子どもたちの未来を守ろう
~5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会・春日部~
ブログURL http://blog.goo.ne.jp/kodomo2011
(略称 健やか春日部)
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
隠ぺい改ざん脈々 前身の動燃何度も「反省」
「これで安全」誰も信用しない
○政策仕分けで抜本的な見直しが指摘された高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦
賀市)を運営する独立行政法人「日本原子力研究開発機構(原子力機構)」。同
機構は今月、会計検査院から不適切な契約などを指摘された。前身の「動力炉・
核燃料開発事業団(動燃)」も、事故隠しやデータ改ざんの前歴がある。繰り返
される不祥事。その彼らにいま、福島の除染が委ねられている。(略)
みんなの党の渡辺喜美代表によると、東京電力福島原発事故による汚染対策で、
原子力機構は内閣府から除染実証業務を受注。ところが、警戒区域と計画的避難
区域十二市町村のモデル実証事業の相場は七十二億円なのに、予算ではほぼ同内
容の事業で九十二億円を計上していた。(略)会計検査院は原子力機構にまつわ
る二つの問題点を発表。一つは三菱重工の小会社「三菱FBRシステムズ」(F
社、本社・東京)との随意契約についてだ。同機構は2008、09年度に新たな炉心
燃料開発など七十六件の事業をF社に委託、計百二十六億円を支払った。ところ
が、検査院によると、F社の見積もりは実際にかかった費用よりも大幅に割高。
外注費全体で一・五倍、人件費だけに絞れば、一・八倍に上っていたという。
(略)検査院によるもうひとつの指摘は、同機構が「もんじゅ」の総事業費から
職員の人件費や固定資産税を除いて公表していたこと。これらを含めると、一○
年度末までの総事業費は従来の発表を約千五百億円上回る約一兆八百十億円に上
った。
○金銭上の不透明さが相次いで指摘された原子力機構だが、問題本質は金銭にと
どまらない。動燃末期の九〇年代には不祥事が続発した。九一年六月、「協定違
反」、九四年五月、IAEAから改善勧告。九五年十二月「もんじゅ」のナトリ
ウム漏れ事故では、現場のビデオテープを意図的に被害を小さく見せる内容に改
ざん。九七年三月には東海事業所(東海村)の再処理工場アスファルト固化施設
での爆発事故(三十七人が被ばく)で虚偽報告。同年八月、東海事業所で低レベ
ル放射性廃棄物のずさん管理が発覚。十月フランスからのプルトニウム輸送容器
の検査記録の捏造も発覚。(略)北海道・泊原発3号機での検査の「記録改ざん
指示」を内部告発した元原子力安全基盤機構検査員の藤原節男さん(六ニ)は
(略)「事故は起こらないという建前と食い違う事実を一丸となって無視し、隠
すのが原子力ムラだ。一般社会以上に内部告発は黙殺され、締め付けられる。同
僚からも異端視される中で、社会正義や公益にのっとった行動をとることは難し
い」いわば、原子力ムラはモラルハザードの土壌だ。その中核の原子力機構が福
島の除染を担っている。福島市の「渡利の子どもを守る会」の菅野吉広代表(四
三)h「そうした機関が除染を担い、『これで安全』と評価して、納得できる保
護者はいるだろうか」といぶかる。「有効な除染方法も固まっていないのに、す
でに多くの業者が入ってきて”除染ビジネス”の様相を呈している。手抜きを防
ぐためにも、第三者の目をいれるべきだ」こどもたちを放射能から守る福島ネッ
トワークの佐藤幸子さん(五三)もこの意見に同調する。「これまで除染技術も
なければ、研究もしてこなかった組織が慌てて技術をを開発すると言っても期待
できない。旧動燃がさんざんウソをついてきた歴史を思い返せば、仮に『放射線
が下がりました』と言われたとしても信用はできない」
(2011.11.22.『こちら特報部ー東京新聞』より抜粋)
★5 スペースたんぽぽ学習会
反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
日時 12月8日(木)18:30開場 19:00-21:00
話す人
藤原 寿和(廃棄物処分場問題全国ネット事務局長)
坂東喜久恵(たんぽぽ舎副代表)
放射性物質の環境への拡散か 被災地の支援か
原発の推進なのか 反原発なのか
ゆれ動く自治体、そして市民の動向は
まもなく23区や多摩地域での廃棄物受け入れが始まります。
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[たんぽぽ舎 編集部より]
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