重要な資料が出てきました!『放射線被ばくによる健康影響とリスク評価 』など
- 2012年 1月 4日
- 交流の広場
- 『放射線被ばくによる健康影響とリスク評価 』原発諸留能興
**転送転載 自由**
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今まで、潜在的に貯まりに貯まっていた数々の疑問点、問題点が
地震を「引き金」として、一気に噴き出してきました。
ここ40年来、政府や電力会社や学者や司法当局などがやってきた事に
根本的な問題があることは、直感的には、薄々解っていても
それを証明できる客観的な資料やデーターが
なかなか見からなかった・・・・という「モドカシサ」が
あったのですが・・・
今度の3・11以降に、特に、昨年暮れになって
非常に重要な資料が、一気にゾロゾロ、オンパレード的に、出てきました。
予想していたとはいえ、今更ながら、驚かされる毎日です。
今回の地震と福島第一原発事故でも
決定的に重要な事実が、今日1月3日現在でも
「4つほど」既に見かりました。
最も重要なのは、政府や自治体が安全と宣言している
放射能の安全基準値の根拠となっている
国際放射線防護委員会(ICRP)の基準値それ自体が
全く科学的根拠の無い値、
政治的判断だけで、
恣意的、意図的に人体の安全を
全く考慮せずに決められていたことが
明らかにされたことです。
それらは全て、新聞やTVなど
一般市民でも、注意して探し出そうという
その気さえ起こせば
誰でも容易に発見できる重要な情報なのですが・・・
しかし、未だに、それをハッキリ取り上げて、
その重大性を指摘する人は、全国でも
ほんの一握りの人たち(数人ほど)しかいません・・・!!
数多くの情報に日々接している筈の
肝心のマスコミ人たちも、毎日の膨大な情報を
右から左へと、ただただ「横流し」することだけに
忙殺され。その結果、自分たちの流してきている情報を
取捨選択し、分析し、総合させることが
出来ないために、
自らの流してきた情報の中に
そうした重大な情報が
潜んでいることに
全く気付かないでるのです!
たまに良心的な少数のナジャーナリストたちが
それに気付いても、会社の方針でトップから発言を禁じられると、職を辞してでも
真実を報道することは、たいていの人は
そこまで敢えてしませんから・・
僕の知っている優秀なジャーンリストは
みな既存の大手の新聞社やTV局を飛び出して
フリーのジャーナリストとして、赤字覚悟で
手弁当、命がけで走り回っている方々ばかりです・・・・
少し、専門的な本で、結構高額な本ですが
(1)
『放射線被ばくによる健康影響とリスク評価 欧州放射線リスク委員会(ECRR) 』
明石書店
欧州放射線リスク委員会(ECRR)編
山内知也監訳(監修)
太田和俊(翻訳), 斎藤寛之(翻訳),関戸衛(翻訳),藤岡毅(翻訳)
出版年月日 2011/11/30
ISBN 9784750334974
判型・ページ数 A5・356ページ
定価 本体2,800円+税
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E8%A2%AB%E3%81%B0%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E8%A9%95%E4%BE%A1-%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A-ECRR/dp/4750334979
※(1)の訳は直訳的で、日本語としては「こなれていない」
読みずらいかもしれません。念のため、解り図来箇所は
原書と参照して読まれることをお奨めします
(2)
<増補>放射線被曝の歴史
中川保雄著
島薗進氏推薦
明石書店
ISBN: 9784750334820
2011年10月20日初版第一刷
本体2,300円+税
http://www.akashi.co.jp/
この2冊の本は、そういう意味で
決定的に重要な本です。
原発推進の立場の人だけでなく
反(脱)原発の立場の人たちの間でさえも
国際放射線防護委員会(ICRP)の安全値を
盲信しているか、盲信はしていなくても
漠然と(ICRP)の値を鵜呑みし、安請け合いするだけで
その欺瞞性を明確に指摘するひとが、極めて少ないのに
私(諸留)は、大きな疑問を感じてきています。
この2冊と合わせて、以下の
3本のTV番組も極めて重要な内容を含んでいます。
見逃せない映像資料です。是非自分自身で確認して欲しいです。
(例によって、NHKやTV局の巧妙な情報捏造、事実隠蔽も
この番組にも随所に含まれていますが、しかし
大筋において問題点は押さえられている番組です)
(3)
NHK特集ドキュメント 追跡!真相ファイル「低線量被縛 揺らぐ国際基準」
(関西地方:011チャンネル)
2011年12月28日(水曜)PM22:55放映(30分)
(4)
プログレス賞 ビバクコク ~切り捨てられた残留放射線~
葉佐井博巳(広島大学教授)・春名幹男(名古屋大学教授)
(関西地方:061チャンネル)
2011年12月30日(金曜)AM04:40放映(1時間10分)
(5)
報道ステーションスペシャル
古舘伊知郎・長野智子がいま原発を考える
(関西地方:061チャンネル)
2011年12月28日(水曜)PM21:00放映(2時間10分)
以上の3本のビデオを見れば、
原発会社、政府、自治体、大学や研究機関の学者や科学者、
官庁(経産省・文部科学省)、全国自治体、
学校教育現場、司法界・・・
これらの連中が、はっきりと言い切ってきている
放射能に対する見解(安全値)が
ハチャメチャないい加減な数値でしかないか、
そこにはアメリカの何が何でも核開発と原子力発電を
遂行させんとする「陰謀」が明らかに働いてきていたことが
明白に浮かび上がってきます。
「陰謀」という言葉が嫌いな人には
アメリカの核エネルギー戦略最優先の
「政治判断」の結果が国際放射線防護委員会(ICRP)の数値であり
「科学的根拠」は全く伴わない!という
超シロモノであったことが
ハッキリ示されました。
少なくとも、「原発はやっぱり必要だ!」と
思っている方は、とりわけ、理工系の方は
これら資料を、全部自分自身でまずしっかり確認してから
原発賛成を再検討、検証すべきでしょう!
以上の(1)~(5)が指摘している
問題点、疑問点に関して
合理的な科学的根拠に基づいた反論は、
今までのところ、私は全く聞いたことがありません。
自分にとって不利な事実は、避けて不問にするというのでは
科学的思考とは、およそ、言えないでしょう!
以上の資料をすべて読み通され、
TV番組も全て見て、検証することを
是非、お奨めします。
これら(3)~(5)のTV資料に関しては、
(3)と(4)資料は、アト8回までコピーできます。
先着順でお手元まで
郵送できます(ただし送料&媒体費は実費\200です)。
最近のビデオ画像のCPRM(著作権保護機能)方式の導入により
CPRM対応の新型のビデオデッキをお持ちの方でないと
お渡ししても、映像再生が出来ません。
ザンネンですが・・・
CPRM方式に対応していない
古い型のビデオデッキしか持っていない方の為に、
上記(3)(4)(5)の3本の
「文字起し(テキスト文)」作業を目下行っています
ご希望の方、ご連絡下さい。
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