福島集会(3月10日・11日)東京行動(3月11日)参加とテントの強化を
- 2012年 3月 5日
- 時代をみる
- 9条改憲阻止の会
2012年3月5日 連帯・共同ニュース第232号
■ 予想通りというか、恥知らずにというか経産省と原子力ムラは原発再稼働のレールを突き進んでいる。原子力保安院・原子力安全委員会は大飯原発3・4号機、伊方原発3号機の第一次ストレステストに合格を与え再稼働の条件を整えようとしているのだ。何度も指摘したように経産省と原子力ムラは福島第一原発の事故の処理や検証をまともにはやらずにひたすら今春の全原発稼働停止後の再稼働→原発保存の戦略を練ってきた。福島原発の事故直後に電力会社幹部から原発停止後の原発再稼働を心配していると聞いたことがある。彼らの経営的判断なのであろうがこれはまた経産省と原子力ムラの戦略でもあった。政府や国会は政争の中で身動きが出来ないようにする、国民の脱原発意識は風化するこれが彼らの判断であったと推察しえる。日本の官僚主導政治にほかならない。沖縄の基地移設問題で防衛省や外務省が暗躍したように、原発問題では経産省や原子力ムラが背後で動いてきたのだ。「3・11」を経た後の原子力機構の再編、原子力安全委員会→原子力規制庁への改変までに駆け込み的に大飯原発や伊方原発の再稼働をやりたいのである。この時期に再稼働をめぐる闘いの最初の山場がくることを念頭においた行動を。
■ 何故に経産省や原子力ムラは再稼働を急ぐのか。彼らは原発全基の稼働停止によって現実の電力需要と供給の実態が国民の目に示されこと恐れているのだ。福島第一原発後のあの不可解な停電工作も原発温存のパフォーマンスであったが、彼らが長年にわたって宣伝してきた原発の電源としての不可欠性が嘘であることが知られるのが怖いのだ。電力は足りている。原発なしでもやっていけることが現実に示されることを恐怖しているのだ。
■ 本日第三回、3月7日(水)第四回の大飯原発ストレステスト審議書権検討会(15時~17時)が行われる(合同庁舎4号館)。合同庁舎前での抗議行動に参加を。夕方にはテント広場で報告と抗議の集会も行われる。週末の3月10日・11日には福島での集会(開成山野球場)やデモがある。こちらバスでの参加企画は締め切ったが直接の現地参加の道がある。3月11日には全国各地で集会やデモがあるが、東京では14時から日比谷公園での集会があり東京大行進がある。16時から国会包囲のヒューマンチェンもある。なお、週末は各地の集会もありテントは手薄になる。テントはこのところ在特会や右翼との攻防戦をやっている。3月10日は福島に出掛ける人も多い。週末は可能な限りテントに参加しその維持に加わって欲しい。 (文責 三上治)
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