再稼働阻止の週末集中行動(3月23~26日)に結集を
- 2012年 3月 20日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年3月19日 連帯・共同ニュース第236号
■ 体制や権力が動き出す時はこんなものと言えばそれだけでが、それにしても露骨すぎやしないだろうか。大飯原発3・4号機を再稼働するために彼らは不都合なことは全部排除する。例えば滋賀県や京都府は地元として認めない。滋賀県や京都府は緊急時防御措置準備区域の30㌔圏内に入る。福島第一原発事故の避難区域に30㌔圏が入っていることを鑑みれば当然地元である。福島での現状が地元と言う概念を変えたのは当たり前のことである。それを排除するのは誰が見てもおかしいではないか。政府は衣をかなぐり捨て、鎧がみえてもかまってはいられない状況になってきているのだ。日本の全原発54基が稼働を止め、原発ゼロになることを政府も電力業界も、また産業界も恐れている。何故だ。この事態で本当の電力状況、原発なしでの状態が人々の目も前で明瞭になることを怖がっているのだ。デ―タ―を隠し事故を小さく見せる工夫をするなどの隠蔽体質と情報操作でやってきたことがさらに明瞭になるのを恐れているのだ。「全基止まれば夏の電気は不足する」これが彼らの脅し文句だ。止まってみればいい。原発が稼働しなくても電力が足りていることはより明瞭になるはずだ。経産省を中心に準備しているベストミツクス論《電源の配分によるエネルギー構成論》は崩れ去るはずだ。再稼働の動きから目を離すな。
■ 原子力安全―保安院(経産省)や原子力安全委員会(内閣府)が原子力規制庁に統合・再編される前に第一次ストレステストの評価を確定し政府の再稼働にお墨付きを与えようとしている。2006年に保安院は原子力安全委員会の提案した「原発防災強化」を断念させたと伝えられる。今回、第一次ストレステストだけで再稼働のお墨付きを与えることは同じことではないのか。
■ 加速する再稼働の動きに対して僕らは特にこの2週間を注視し連続した集中行動を組む、3月25日(日)は大飯現地で再稼働集会がある。テント前広場では現地にメンバーを派遣し、同時にこれに呼応した集会をテント前広場で開く(午後4時~5時)。これに先立ち3月23日(金)には関電支社前での抗議集会の後、午後6時~7時にテント前集会。また、3月24日(土)は1000万人署名の日比谷集会の後、午後4時~6時にテント前集会。さらに、3月26日(月)には柏崎刈羽6号機停止(東電管内全原発停止)で6時~7時テント前集会後に東電前に。3月23日から4日間の連続行動を組む。原子力安全・保安院や原子力安全委員会の動きを注視しながら僕らは連続行動を展開する。週末は経産省前に結集し、連続行動に参加を! (文責 三上治)
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