「原発再稼働をなんとしても阻止しよう 11日(水)日比谷へ行こう!」など―地震と原発事故情報【TMM:No1414】
- 2012年 4月 7日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年4月7日(土) 地震と原発事故情報
転送歓迎
重複ご容赦願います
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★1.原発再稼働をなんとしても阻止しよう 11日(水)日比谷へ行こう!
重要対策先送り、電力会社まかせの新基準NO!
地震対策なし、免震重要棟なし、フィルターなしの政府案NO
★2.『原発の来た町』斉間満(南海日日新聞社、2002年)
四国電力・伊方原発沖にA級活断層。1988年出力調整実験反対運動
★3.読者からの声
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
★5.<テント日誌4/5(木)― 経産省前テントひろば208日目>
政府のペテン的再稼働方策に怒りと緊張
国会通りの坂を行ったり来たり
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┗■1.原発再稼働をなんとしても阻止しよう 11日(水)日比谷へ行こう!
| 重要対策先送り、電力会社まかせの新基準NO!
| 地震対策なし、免震重要棟なし、フィルターなしの政府案NO
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟)
◯原発再稼働をなんとしても阻止しよう。4月11日(水)の夕方、日比谷-国会デモにみんな参加しよう。(たんぽぽ舎は黄色ノボリ旗が目印です)
その前日-10日(火)と翌日-12日(木)の首相官邸前行動(18:00から)にも参加しよう!
◯4月6日(金)の官邸前抗議行動(主催:首都圏反原発連合など-たんぽぽ舎も参加、11団体と個人)は、1000名近くとなり盛り上がった。若い人が多く、再稼働やめよのコールが力強く目の前の首相官邸へ次から次へと発せられた。
◯柳田も福島みずほさんにつづいて発言した。骨子は「地震・津波・火山大国の日本に原発は全くムリだ。地震対策なし、免震重要棟なし、ベント開放の時に放射能を除くフィルターなしの政府新基準はゴマ化しだ。先に再稼働ありきの官僚作文だ」と批判。
◯夜8時終了後も、再稼働やめよのコールは続き、参加者の大半は帰らず、怒りの声を上げつづけていた。
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┗■2.『原発の来た町』斉間満(南海日日新聞社、2002年)
└────四国電力・伊方原発沖にA級活断層。1988年出力調整実験反対運動
2000年12月15日、23年間に及んだ、愛媛県伊方町民を中心とした住民が国を相手取って起こした伊方原発設置許可取り消し訴訟(四電伊方2号炉)の判決が、松山地裁で行われた。判決は、最大の争点だった「原発敷地沖のA級活断層」の存在を認めながら「原子力機器の安全を脅かすものではない」と、国側が活断層を見落としたズサンな安全審査を支持し、住民側の訴えを退けた。伊方1号炉弁護団の藤田一良団長が準備書面の中で「サタンの火」と称した原発は、その指摘通り莫大な金と巨大な権力、そして現代の魔術というべき科学技術を駆使して住民の生活と心をボロボロに踏みにじり、立ち上がれないほどに傷つけ、その後に進入してきた。
象徴的な出来事として1988年の伊方原発出力調整実験反対運動がある。全国の反原発住民5千人とも1万人ともいわれる人々が四電本社(香川県高松)を取り囲み、実験中止を訴えた運動。この際、ステッカーを張ったり、針金を一本切っただけで、反対運動をする人が警察に逮捕された。同年、伊方町の要職にあった人物から筆者が渡された「マル秘」書類には、為政者や企業警察など核開発をもくろむ者たちによって住民を管理、弾圧して原発推進を進めるということが、伊方町でも行われてきたことが克明に記されていた。
今、為政者や企業側は莫大な金と巨大な権力を駆使して利潤の追求と戦争に備えた国造りへとまい進しているかにみえる。住民への弾圧や自衛隊という軍隊の動員計画も想定されていることなども考えあわせると、核という地球規模の破壊的な兵器の原料となる原発を阻止することは、反戦活動にもつながっていくものであるともいえるのではないだろうか。
斉間満(さいま・みつる)(1943~2006年)
<伊方原発反対八西連絡協議会会員>
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発とのかかわりの初め。取材していく中で地元にあるローカル誌が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて1975年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発2号炉設置許可取り消し裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の一人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車いす生活の身となる。近藤誠さんは同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人。2006年永眠。
『原発の来た町 ─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』(再版)
http://www.hangenpatsu.net/files/SaimaIkataBook.pdf(PDF、181ページ、2.8MB)
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┗■3.読者からの声
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◇4.5再稼働反対、首相官邸まえ抗議アクションに参加して
「インスタント安全基準」にNO!(さよなら原発みなと 山田知恵子)
5日(木)夕方に首相を含む4閣僚らが大飯原発3、4号機の再稼働に向けた2回目の閣僚会合を行いました。この中で新たに3つの基準を枝野経産相が提出し認めたとのこと。いったい30項目の基準というものはなんだったのか。とにかく再稼働ありきのまやかし、インチキのオンパレード。
福島事故を引き起こした「犯罪」組織である保安院が偽造した「インスタント安全基準」による再稼働など論外です。
当日の案内で緊急でしたが、「NO!」の声をぶつける官邸前アクション(福島原発事故緊急会議などの呼びかけ)に参加しました。参加者が次々に首相官邸に向けて再稼働阻止を訴えました。
「さよなら原発みなと」はガレキ問題で4000枚のポスティングをしましたが、市民の中で原発、放射能に非常に関心が高まっており、今がせめぎあいの時、気合いをいれて必ず再稼働を阻止しましょう」と訴えました。
◇[続]脱原発を確かなものにするために
メガバンクに変わる預け先を教えて!(玉中 たんぽぽ舎ボランティア)
(編集部より:4月4日の投稿に読者からご意見があり、筆者に続編をお願いしました)
たんぽぽ舎のボランティアや講座に来る人は東京近辺から参加する人が多いのです。仕事の合間をぬってあるいは、仕事を終えてからになるので、金融機関の営業時間内の窓口へ行く事は難しい。脱原発宣言したJ信用金庫の支店がある場所は限られています。たまたま、たんぽぽ舎の近くに支店があり、預け替えしたい人がいるので、夜間に(たんぽぽ舎で)窓口を開設していただけないかとお願いしたのです。そんなに難しいこととは思ってもみませんでした。
ダメなら再生可能なエネルギーを地域政策として取り組む自治体が出て来てでしょうから、そちらへ支援する方が簡単のようだと考え直したところです。
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇フクシマを最後の悲劇に!
原発事故の真因・国の対応・これからなすべきことを三論客が語る!
・明石昇二郎氏(『黒い赤ちゃん カネミ油症34年の空白』(講談社)、
『原発崩壊』(07年、金曜日)、『食品の放射能汚染 完全 対策マ
ニュアル (別冊宝島) 』等著書・連載多数。広瀬隆さんと、東電重役や原子力委員会・同安全委員会委員長等を刑事告発。
・小森陽一さん(東大教授(近代日本文学)、9条の会事務局長
・長谷川健一さん(飯舘村元酪農家。友人である酪農家の自殺を契機に講演活動開始。
日時 4月15日(日)19時~21時頃
(※18:40~19:00辻々語りバンド(石原みきこさん・館野公一さん))
場所 多摩市永山公民館(ベルブ永山)ホール
京王・小田急永山駅徒歩3分、
又は聖蹟桜ヶ丘駅・鶴川間バス「永山駅」、五百円、
主催 放射性物質からいのちを守る多摩市民の会&北京JAC多摩・茨城
共催 問い合わせ 090-5191-3832
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┗■5.<テント日誌4/5(木)―経産省前テントひろば208日目>
│ 政府のペテン的再稼働方策に怒りと緊張
| 国会通りの坂を行ったり来たり
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4月5日(木) 晴れ。
テントは今朝の報道で持ちきり。様々な新聞がテーブルに置かれている。本当に野田をはじめ4閣僚(+仙谷)のペテン師振りも相当のものだ。一昨日の会合で政治決断を見送り、暫定安全基準を作ってからと言うので、いくらなんでもそれなりに時間をかけて検討してしっかりしたものを作ってからかと思いきや、インチキもインチキ、既に昨年5月以来、保安院がさしあたりの緊急対策として出して実行されてきたものをまとめただけ。1日で作られる作文が再稼働のお墨付きなのだ。それもベントのフィルターや防潮堤など時間のかかるものは再稼働してからでよい、免震施設もいらない、という。そして8日にも枝野経産相が福井入りするという。
原発推進勢力はなんとしてでも4月再稼働へと突き進むということだ。その執念たるやすさまじい。福島の人々の苦しみも、また人の命も歯牙にもかけず、弄んでいる。4閣僚はペテン師として人々を欺くというわけだ。
こうなったらこちらも本当に腹を固めて向かっていかねば、と改めて感じさせられる。いよいよ集団ハンストもさし迫ったものになってきた。
昼にはインチキ・インスタント安全基準を批判し、大飯原発再稼働に反対する院内集会が行われ、会場に入りきれないほどの人が参加したそうだ。井野さんの説明、後藤さんは電話で話し、超党派の議員連盟からも発言、熱気に沸き返ったという。
夕方には超緊急官邸前行動があり、80名程が集まる。口々に怒りのアピール、コールを繰り返す。
その後には、経産省正門前でテント参加者によるマイクアピールが遅くまで続けられる。
テントと、国会・首相官邸を結ぶ国会通りの坂を何度も行ったり来たりする一日であった。
明日もまた首相官邸前行動が予定されている。
★テント全体会議 4月9日(木)午後7時~ 神保町ひまわり館
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【編集部より】
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