テント前記者会見!盛大に賑やかに集団ハンスト成功に
- 2012年 4月 17日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年4月17日 連帯・共同ニュース第246号
■ 「いたきかな菖蒲かぶりの茅巻馬はうないわらはのしわざと覚えて」(西行)。5月5日は祭日の中でも楽しいものの一つだ。今ではディズニーランドに家族で行く等が多いのかもしれないが、昔は結構多彩なお祝いがあったように思う。子供へのプレゼントを用意するのも親の楽しみの一つかも知れない。お祝いはそれぞれ家族毎にやるのだろうが、僕らは今、これをもう少し別の形でやりたいと思う。5月5日に原発ゼロの日を実現し、子供や孫たちへのプレゼントにしたいのだ。確かにこれは「一瞬のゼロ」かもしれない。だが、これが実現することは本当の原発ゼロ社会の実現のための大きな第一歩になることは疑いない。これを大きな規模での、少し大げさに言わしてもらえば人類史的スケールでの子供たちへの贈り物なのだ。そういう子供の日があってもいいではないか。空しさの漂う現在にあってこれは楽しいことである。ここに未来がある。
■ そうだ、5月5日に原発ゼロが実現する為に僕らは今、大飯原発の再稼働に向けて動く政府の所業を断念させよう。これは国民の声と意思、いうなら力を結集してさしあたり5月5日までの再稼働阻止の闘いをやり抜くことだ。官僚と経済界の後押しを受けて政府は原発再稼働の準備を進めてきた。原子力安全―保安院や原子力安全委員会などでのストレステストなどのお墨付きを得た政治判断として。これが杜撰で稚拙であると批判されるや、今度は新安全基準という政治的演出を施してだ。だが、これは地域住民や地方自治体の再稼働反対の声を加速させている。今、一歩だ。政府に対する包囲網を強めれば5月5日までの再稼働は阻止できる段階に入ったのだ。
■ 4月17日(火)正午から経産省前テントひろばでは記者会見が在り、続いて「集団ハンスト」に入る。5月5日までの第一次行動の三週間である。記者会見には福井県で3月25日から断食を呼び掛けた明通寺住職、1000万人署名の鎌田慧さんと落合恵子さん、山本太郎さんや神田香織さん、さらに多くに国会議員も参加する。もちろん「原発いらない福島の女たち」も加わる。さらに、この間にテントを訪れた多くの人たちもはせ参じるであろう。国民の意思や声を無視した政府の暴走に歯止めをかける。テントは国民の意思を実現した民主主義の実現をする。テント前ひろばで賑やかで楽しい闘いをやり抜き、子供たちに誇れるものを示そうではないか。子供たちを放射能汚染から守る国民の日にしようではないか。君も僕もテント前でのカンショ踊りで心を躍らせよう。子供たちに僕らがここにあるという日々を実現しよう。 (文責 三上治)
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