大高冤罪「暗黒裁判」&スカーフ・テストⅢ
- 2012年 4月 26日
- 交流の広場
- 増田都子大高冤罪
皆さま
こんばんは。増田です。これはBCCでお送りしています。重複・超長文、ご容赦を!
本日、件名、第11回公判がありました。「裁判所前の男」と呼ばれた大高正二さんは、私の犯罪都教委&右翼都議など相手のたくさんの裁判の傍聴支援をしてくださっていました。それで、幾分の恩返し!? として、傍聴できる限りしたいと思っています。
本件裁判の詳細は、前回10回公判の傍聴記をご参照ください。http://www.masudamiyako.com/news/12/120228.html
本日は、上記傍聴記の裁判で最高裁判所診療所の篠原ひとみ医師が、あまりにもいい加減な証言をしたことに対して、大高さん側の露木医師の意見書提出が中心でした。この篠原医師を証人として呼ぶことについては最初からの裁判予定にはなかったのです。
大高さん側証人の露木医師の尋問で、検察が不利になったので、後出しジャンケンで検察が申請し、本来、順番が逆のこんな証人申請は裁判長が却下するべきものなのに採用した、というイワクつきのものでした。普通、検察側証人を尋問し、そして、被告人側が証人尋問しなければ、被告側は防御ができないではありませんか?
そこで、今回、防御の最低限の措置として、露木医師が、最高裁判所診療所の篠原医師の、あまりにもいい加減な証言に対して、意見書を書いてくれて、それを提出したのです。
大高さん側弁護士が、この意見書の要点を陳述しました。以下、その内容ですが、録音などは禁止されているため、私のメモと記憶に基づくものですので、完全に正確ではありません。
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1、 カルテに基づかない「シンサツ」の信用性
大高さんの暴行傷害の被害者であるという裁判所職員S氏を「シンサツ」しながら、カルテを書かなかったという篠原医師は、本来、医師法第24条一項違反であり、診療記録に記載のないものには信用性がない。篠原医師自身、「厳密な意味では診療していない」と証言している。
2、 重篤な患者としては診察方法がなっていない
頭部外傷は、本来、専門医に見せなければならないもので、最初の医師は、先ず十分な診察をしてカルテを書き、専門医に見せなければならない。本件では篠原医師はバイタルサインのチェックもしていない。頭を冷やすという応急措置もしていない。篠原医師の証言では「診療所のスタッフが保冷剤を渡したかもしれない」などというが、これ自体も医師法違反である。
理由として篠原医師は「診療報酬」のことばかり主張している(※「S氏に、裁判所診療所と専門病院の二重に払わせたら気の毒だ」とか)が、重篤と判断しているとは思えない。本当にS氏が重篤と判断したなら、専門でない医師は救急車で専門病院に運ぶか、少なくともタクシーで行かせるものであるが、そんなこともしていない。
3、 専門病院に対し、電話を以て診療情報提供書に代えるなど、有り得ない
専門病院である三田病院に対して、篠原医師は「診療情報提供書を出さずに、代わりに電話で話した」と主張するが、通常、こんなことは有り得ない。三田病院にとっても診療情報提供書は必須のものである。篠原医師は「費用が発生するから」と証言しているが、「会計をしていないから分からない」とも証言しており、矛盾している。本当は、篠原医師は、「S氏は重篤な患者ではない」と判断していたのではないか。
4、 血腫=コブの消失の矛盾
S氏は受傷直後「5cmのコブ」と主張し、目撃者という裁判所職員は「赤みがかってふっくらしていて、500円玉大」と証言した。しかし、篠原医師は、「2cmぐらいで、腫れている中に赤みがあった」と証言している。
ところが、S氏が三田病院に行った時は「コブは無くなっていた」という。コブは内出血によるもので、通常は数日から1週間か10日以上は無くならない。それが、4時間後に吸収されて無くなっていることなど有り得ない。
篠原医師は、「腫れでなくムクミと言った方がいいかもしれない」とも証言したが、腫れとムクミは違い、打撲の時には腫れが無くてムクミだけあることは有り得ない。
5、 頸椎損傷という診断なら、重篤
篠原医師も「頸椎損傷は、MRⅠとか、CTスキャンとか、レントゲンで頸椎を見て、異常がある」と証言している。ところが、三田病院の武藤医師もS氏の愁訴の訴えだけで診断書を書いている。
6、 既往症を確認していない不自然さ
篠原医師は「1年以上前にS氏を診察した」と証言している。S氏が大高さんに殴られたと言って受診した8月10日、まともな医師なら診察の際には既往症をみるはずである。ところが、篠原医師は「カルテがあったか覚えてない。」と言い、問診すら行っていなかった。S氏は「気持ち的に不安定で、精神科に行く予定で」と証言している。この大高さんによる傷害というのも、同種の既往症の可能性もある。
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露木医師の意見書は、いちいち、本当に道理がありました。真実が明らかになることを嫌う人でなければ、誰もが納得できるでしょう。当然ですが、この意見書は、裁判長・多和田隆史さんも証拠「採用する」と言いました。ところが・・・
★被害者だと主張するS氏の「カルテは必要ない」と・・・
この意見書を採用するなら、弁護士さんの2点目の主張である「三田病院にあるS氏のカルテが絶対に必要であり、検察官が、これを証拠として出さないので、裁判所から『コウムショ、照会』(※後期する事情により、この『コウムショ』という漢字を弁護士さんに確認できませんでしたので)してほしい」・・・まぁ、要するに三田病院にあるS氏のカルテを出してほしい、ということでしょう・・・という申請をしたのに対して、裁判長・多和田隆史さんは、両脇の裁判官と相談するフリをした後、「却下します」!?
『そ~んな、バッカなこと・・・、本当にS氏が大高さんに後頭部を殴られ、頸椎損傷したなら、カルテにそう書いてあるでしょ? 大高さんが本当に暴行傷害犯なら、そのS氏のカルテが、この上ない証拠でしょう?』と、のど元まで出かかったのですけど、グッと飲み込みました。少しでも言葉を発しようものなら、「退廷」と言われるに決まってますから・・・
でも、もちろん、大口弁護士が強硬なる異議を出してくださいました。
「裁判長、そもそも検察が、おかしいのです。Sさんが本当に暴行を受けたか、傷害が発生していたか、こちらがいわなくても、最初に三田病院のカルテを検察側が出すべきでしょう。それを検察が出さないなら、本来、裁判長が検察に出すように言うべきではありませんか?
本件においては、実態的真実を究明しなければ判断はできないでしょう? 裁判長の態度には真実を究明する態度が全くありません。裁判官不適格です。一体、カルテもなくて、どうやって、正しく判断できるんですか?」
ところが、この大口弁護士の、ごくごく当然の道理ある主張に対して、裁判長・多和田さんは
「私は異議の理由を聞いたんで、あなたの質問を聞いたんではありません。あなたの声は大きすぎて法廷の秩序を乱します。異議は却下します。」
★法廷から拉致され、追い出される
これを聞いて、思わず「なっ・・・なんてことを・・・」と、ついに、のど元を抑える暇がなく、言葉が口を衝いて出てしまいました。すると、裁判長・多和田さん、顔をサ~ッ、と赤くして「今の声は誰ですか?」
私は、し~らんぴっ(笑)・・・をしたんですけど、見張りが二人ばかり「そこの女性です」と大声で言い・・・もちろん、まん前の真ん中の席にいたんですから、裁判長・多和田さんも分かっていたくせに(笑)・・・「退廷っ」となりました。
警備職員が私の腕を掴んで、立ち上がらせるので、私の膝の上のバックと本とメモ帳は下に落ちます。拾おうとしたのですけど、「後で渡します」と言われ。そのまま、法廷外に拉致されました。そして、まぁ、なんて気持ちの悪い・・・思いだす打に吐き気がしますが・・・
警備職員の誰かがドサクサまぎれに私の後ろから私の両脇に手を入れグリグリとするのです。「気持ちワル~~、やめなさいよっ」と言って、両ヒジテツで防御しましたけど・・・あ~・・・気持ち悪かった。そして、裁判長は確かに「退廷」と言ったのに、警備課長(たぶん)は「構外退去です」と言うのです。
★これは「暗黒裁判」!?
しかし、本当に、こんなのを、「裁判」と言えますか? 裁判官は中立・公正なはずではなかったのですか? 通常、民事裁判では裁判官は判決までは、一応「公正らしさ」の外皮はまといます。しかし、本件裁判長・多和田さんは、本当に分かり易いヒトで、「公正らしさ」の外皮さえもまとわず、丸ハダカに「検察官」その者になっていることを傍聴者に見せてくれるのです。
つまり、この法廷に裁判官は存在していない!? 「裁判官」席に座っているのは多和田「検事」さん!? そして、検察官席の検察官とツーカーで、大高さんを裁いている!?
本来、裁判官は物的証拠に基づいて真実を明らかにして、初めて「公正な判決」を書けるでしょう。ところが、この大高裁判の裁判長・多和田さんは、真実が明らかになっては困るらしいのです。なぜでしょうか?
大高さんが本当にS氏に暴行をして傷害を負わせたのか、南門の所の監視カメラの映像があるはずなので、真実を明らかにするために大高さんは「それを出せ」と要求しているますが「その時、監視カメラは無かった」という裁判所の主張を採用。大高さんが「南門の所で現場検証せよ」と要求しているのに「必要なし」と却下。そして、被害者だと主張する「S氏のカルテも必要なし」!?
つまりは、大高さんが暴行傷害犯だという物的証拠は何一つ、無い!? 有るのは被害者だと主張するS氏の口頭の弁、S氏のカルテも書かなかった最高裁判所診療所の医師の弁、S氏の裁判所職員同僚の弁・・・
これは、もう「暗黒裁判」としか言いようがないのでは? こんな裁判が民主主義の日本国憲法下で行われているのです。暗澹たる気持ちで、私は南門から追い出されました。
☆スカーフ・テストⅢ
あっ、そうそう・・・3度目のスカーフ・テストの事を書いておきましょう。一度目はムスリム女性のようにスカーフを被って法廷に入りましたが、裁判長・多和田さんは何も言わず、当然ですが、裁判の進行にも何の差し障りもありませんでした。ところが、次に同じファッションで入ったところ、裁判長・多和田さん、なぜか、今度は御気に障ったようで「スカーフを取らないと、退廷させる」と恫喝され、なにしろ、篠原医師の証言の日でしたから、しょうがなく、スカーフを首に巻きました。
今回は、同じスカーフをバイアス折りにして、ヘアーバンドふうに頭に巻いて、裁判長・多和田さんの反応テスト!(笑い)・・・おやおや、これには無反応・・・つまりは、ヘアーバンドふうにスカーフを頭に巻くと、裁判長・多和田さんは御気に障らなかったみたいです。
いったい、違いは何かしら?
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