【一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション】など―地震と原発事故情報【TMM:No1450】
- 2012年 5月 9日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年5月9日(水) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.【一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション】
(再稼働反対!全国アクション)
★2.「大飯原発3・4号機の再稼動に異議あり!」学習会に参加しての感想
(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
★3.脱原発と護憲 (たんぽぽ舎ボランティア 渡辺)
★4.★役立つ反原発基本講座★連続13回・14回
◇5月26日『原発による動植物の異変』
◇5月29日緊急『東電の電気料金値上げの問題点』
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5.26講演会 さようなら原発-脱原発・持続可能で平和な社会を目指
して-、5月26日(土)13:30開会、日本教育会館(神保町)
★6.<テント日誌5/7(月)
―経産省前テントひろば240日目 原発ゼロ2日目>
集団ハンスト行動を振り返って メッセージをお寄せ下さった人々
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※前回発行【TMM:No1449】で、インデックスだけを掲載してしまった項目があ
りました。本号(★5.)に詳細を掲載しています。
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┗■1.【一瞬ではなく永遠の「原発ゼロ」へ!5.11官邸前アクション】
└────(再稼働反対!全国アクション)
私たちが望むのは一時的ではなく、恒久的な「原発ゼロ」です。
市民の声と行動が再稼働に前のめる野田政権を失速させつつあります。
官邸前に集まり、さらに揺さぶりをかけ、再稼働断念へ!
5月11日(金)18時30分~ 首相官邸前へ集合
(東京メトロ・国会議事堂前駅3番出口すぐ、国会記者会館前)
※プラカードや横断幕、鳴り物などご自由にご用意ください。
※6月のアクションは24日(日)を予定しています。次回実行委員会を5月17日(木)19時から開きますので、どうぞご参加ください。
※主催:再稼働反対!全国アクション http://2011shinsai.info/
(11日は、たんぽぽ舎もノボリ旗と横断幕を持って参加します)
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┗■2.「大飯原発3・4号機の再稼動に異議あり!」学習会に
│ 参加しての感想
└────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
5月2日ゴールデンウイークの谷間にプラント技術者の会の川井康郎さんの学習会が行われた。参加者は25名。
5月5日には全原発が止まる。原発推進側は一刻も早い再稼動を目論んでいる。原子力安全保安院(NISA)と原子力安全基盤機構(JNES)がタッグを組んで野田内閣の政治判断を補佐している。NISAは3月までの命のはずだったのにまだうろうろしている。早く退場願いたいものだ。関西電力はストレステストを通すために安全裕度を1.8倍あると適当な事を言っている。あれ元々原発は通常の建築物の3倍の強度があったような…。建物に実力があると言われても実力を発揮できなかったらどうするのだろう。それに炉心溶融はしないという前提でストレステストをやっても意味が無い。
今までの安全審査では福島第一原発事故を止められなかった反省に立てば、事故原因が分かるまで原発再稼動という馬鹿げた考えには至らない。もう大事故は起こらないという思い上がりがあるから適当に審査もせずに再稼動OKを出してしまうのだ。想定が甘すぎる。
東日本大震災では津波の高さもさることながら、船が建物に激突したり屋根に乗っかったりした。原発の裏山が崩れて原発を襲う可能性もある。推進側の都合の良いシナリオで避難訓練程度の想定の延長上に災害は収まってくれない。
台風が来たり、大雪で交通渋滞になっても必ず人は来て事故を収束するために人は駆けつけられるという。
再稼働を求める人は一度福島第一の悲惨な現状を目の当たりにするべきだと思う。原子力安全保安院も利益相反委員も関電の幹部さんも。事故を本当に回避したり収束する術を持っているというなら今すぐ福島第一原発の方に使って欲しい。関西までやられたら日本は本当に終わってしまう。原発を止めて欲しい多くの人の声に耳を傾けて下さい。
☆プラント技術者の会・編
『原発・危険な再稼働への道』-ストレステスト評価Q&A の小冊子があります。39頁の手ごろなパンフ。1冊300円。たんぽぽ舎で扱い中。
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┗■3.脱原発と護憲
└────(たんぽぽ舎ボランティア 渡辺)
5月5日、ついに全原発が停止した。しかし、野田政権、経産省、各電力会社は「電気が足りない」、「原発がなければ電気料金は上がる」などと大ウソをついて私たちを脅し、何とか再稼働に持ち込もうと必死になっている、それはなぜか?
狙いはズバリ「プルトニウム」。下からねめ上げるような眼をしたある政治家は言った。「原発は潜在的抑止力だ」と。しかし今や、憲法改悪の動きは「戦争ができる国」を目指している。
皆さん、考えて欲しい。もし自分の子供、父母、友…が殺されたらどんな感情をもつだろう。憎くはないか、報復したくならないか。正義の戦争というものはない、戦争とは「人殺し」にすぎない。
故小田実氏は言った。「殺すな、殺されるな」と。
憎しみは憎しみを生む。武力で平和を創る事はできないのだ。どこかの国のように世界から嫌われるのでなく、世界から信頼される国になれば、テロに怯える事もない。
憲法と聞くとひきたくなる人が多い。けれど、憲法前文を読んで欲しい。私たちの憲法は人類の誇りと呼ぶべきものなのだ。
このメールを読んでくれている人達は分かってくれるだろう。私たちの脱原発の運動は、憲法を守る事にもつながっているのだ。
私たちの運動はこれからも長く続く。敵の力は大きい。
何とやりがいのある事か! 持続する志をもとう、共に頑張ろう!
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┗■4.★役立つ反原発基本講座★
│ 13回:5月26日(土)、14回:5月29日(火)
└────(主催:反原発自治体議員・市民連盟)
◇◆13回『原発による動植物の異変』◆
講師 蔵下和男(浜岡町・動植物調査研究)
5月26日(土曜日) 14:00~16:30
参加費 1000円(資料代含)
会場 スペースたんぽぽ
講師は浜岡原発周辺の海洋と土壌の調査を長期にわたり実践。動植物は自らの固体の変化で、環境の異変を知らせる。水俣は「メチル水銀」、そして浜岡は「放射能」。今、原発は稼働一色。事故が無くてもこの放射能汚染。私たちは何を学び、どう応えるか。実践はどうする。
◇◆14回 緊急『東電の電気料金値上げの問題点』◆
講師 槌田 敦(物理学者)
布施哲也(反原発自治体議員・市民連盟)
5月29日(火曜日)開場18:45、19:00~21:30
東電は企業につづいて、家庭(50kW以下)の電気料値上げを表明しました。
値上げの根拠は何か、それは正当なものか。総括原価方式の原価の水増しと、原価に入れてはいけない経費は何か。
電力の自由化とは。電力への規制はどういうもので、なぜ規制をするのか。
電力会社から電気を買わないことは可能なのか。現行の電気料金制度が原発推進のためにあることを明らかにし、その変革の道筋を考えます。
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┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇「さようなら原発」一千万人署名市民の会
5.26講演会
さようなら原発-脱原発・持続可能で平和な社会を目指して-
発言者
村上達也(東海村村長)
金子勝(慶応大学教授・原子力委員会 新大綱策定会議)
井野博満(東京大学名誉教授・安全保安院ストレステスト意見聴取会専門委員)
松原宏直(ISEP環境エネルギー政策研究所首席研究員)
大石芳野(写真家)
鎌田慧(ルポライター・さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人)
日時:5月26日(土)開場13:00、開会13:30
場所:日本教育会館一ツ橋ホール
(千代田区一ツ橋2-6-2 地下鉄神保町駅下車約3分)
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┗■6.<テント日誌5/7(月)
│ ―経産省前テントひろば240日目 原発ゼロ2日目>
│ 集団ハンスト行動を振り返って メッセージをお寄せ下さった人々
└────( Y・T )
5月7日(月) 晴れ。原発ゼロ2日目。
テントは本当に平穏なのんびりした一日だった。このおおらかな平和は原発ゼロのおかげだろうか。午後、車で来た方が、ゴミありますかと、車のトランクルームにがらくたやゴミをいっぱい詰め込んで、おまけに1万円もカンパして下さって、名前も告げずに走り去る。車のナンバーは諏訪ナンバーだったとか。夜には、今日も経産省前マイクアピール行動が続けられる。原発ゼロを手放すことなく、永遠のゼロへとしていくために。
集団ハンスト行動と、5・5夕方のセレモニーについて少しまとまった報告をしておきます。
ハンスト登録者は総計120名。(男65名、女55名)
最多 4月17日午後:26名
最少 4月29日午前:4名(自宅参加者含む)
テント前でのハンスト座り込み参加者は初日16名、最終日が15名。
平均すると1日8名程。
(連続)7日間:3名、5日間:3名、4日間:1名、3日間:16名 2日間:16名
最年長は寂聴さん(90歳まであと13日)、最年少は29歳。
ともかく強い意志表現として、大きな大衆的な運動としての集団ハンスト行動だった。全国に広がり、自宅のみならず全国各地からテント前でのハンスト座り込み行動に参加された。
ハンスト参加、または激励連帯で、多くの国会議員、1000万人アクション呼びかけ人(鎌田さん、澤地さん、落合さん)、寂聴さん、神田香織さん、上原公子さん、広瀬隆さん等、多くの著名な方に何度も駆けつけていただき、メディアへの露出も相応にあり、再稼働を許さない気運を高め、テントとしても大きなアピールと波及力を持つことができた。
脱原発をめざす自治体首長全国ネットワークを企画立案された湖西市市長に来訪いただいたり、アカハタも繰り返し取材されるなど、テントの結びつきを一層広げることもできた。
5月5日には、全国の原発現地で闘っておられる多くの方々からメッッセージをいただき、心をともにしたつながり、行動的連帯を創っていくことができた。
これらの成果を活かし、寄せられている期待に応えられるよう、弛むことなく闘いを続けていかねば・・・・。
5月5日夕刻のセレモニーの発言者とメッセージ(敬称略)
発言者:福島瑞穂(社民党党首)、佐藤幸子(原発いらない福島の女たち、放射能から子どもたちを守る福島ネットワーク)、木村結(東電株主訴訟)、黒田節子(原発いらない福島の女たち) 柳田真(たんぽぽ舎)、布施哲也(反原発自治体議員・市民連盟)、井上年男(平和フォーラムを代表して)
メッセージ:斉藤武一(北海道岩内町)、泉かおり(Shut泊)、菊川慶子(六ヶ所村 花とハーブの里)、山田清彦(三沢市)、篠原弘典(みやぎ脱原発 風の会)、武藤類子(福島・郡山市)、相沢一正(東海村 脱原発とうかい塾)、声明(柏崎原発反対地元3団体 原発からいのちとふる里を守る県民の会)、塚本千代子(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)、石地優(福井県若狭町、どんぐり倶楽部)、大野恭子(原発さよなら四国ネットワーク)、青柳行信(原発とめよう!九電本店前ひろば)、石丸初美(玄海原発プルサーマル裁判の会)、田中靖枝(福岡 怒髪天を衝く会)、臼田敦伸(大飯原発再稼働阻止監視テント)、韓国エネルギー正義行動 渡辺刀麻(福島から札幌に避難している少年)、園良太(東京拘置所在監)、韓国から個人3名。
※メッセージ集を、メッセージをお寄せ下さった団体・個人にお送りします。
( Y・T )
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【編集部より】
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