学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」など―地震と原発事故情報【TMM:No1454】
- 2012年 5月 14日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年5月14日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」
低線量被ばくの時代を生き抜く、5月19日(土)10時半から
(冨塚元夫)
★2.大飯再稼働を阻止するぞ、120名の抗議
首相官邸へコール、内閣府職員へ要請文を提出
(再稼働反対!全国アクション 杉原浩司)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇世界ヒバクシャ展(開催中~)5月末まで
午後1時~6時(月、木休み)渋谷駅から東急東横線で10分都立大下車1分
◇ひとりじゃないよ、仲間がいるよ!第2回「原発いらないパレード日野」
5月26日(土) 午後1時30分集合
★4.<テント日誌 5/11(金)
―経産省前テントひろば244日目 原発ゼロ6日目―>
大飯現地で見えたこと 考えたこと
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┗■1.学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」
│ 低線量被ばくの時代を生き抜く
│ 5月19日(土)10:30から、会場:スペースたんぽぽ
└────(たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫)
学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!
~低線量被ばくの時代を生き抜く~
日時 5月19日(土)10時開場、10時:30開会
講師 竹野内真理さん
会場 スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4階)
参加費 1000円
竹野内さんの学習会は今回2度目の講座になります。前回は、低線量内部被ばくをわかっていながら無視する日本政府とICRPなどの体制側の批判を、体制側が発行している本などを元に説明。さらに、バンダジェフスキー著「放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響」とICRPが出しているセシウム体内残存量データを比較することで、一日たった10Bqの汚染食品摂取でも短期間で心臓病の発生につながるという可能性を指摘しました。この論点はその後多くの方が引用しています。しかしいまだに日本の食品中のセシウムの暫定基準値は高いままであり、特に汚染地帯の子供の健康を竹野内さんは非常に憂慮しています。
今回は原発の話、内部被曝の話、ストロンチウム90と乳歯の話、子供たちの健康被害の話、今後母親たちが何をしたらよいかなどなど、講師と参加者の対話にも時間を取ったお話会にしたいとおっしゃっています。
皆さまの参加をお待ちしています。
講師紹介:
竹野内さんは東京学芸大学教育学部英語科卒。翻訳者。フリーライター。元原子力資料情報室国際担当。1998年、イラクの劣化ウランによる先天性障害を持つ赤ちゃんの写真を見て以来放射能問題のボランティア翻訳を始め、99年には米国科学者による「電源喪失事故シナリオ」の話を聞いて以来反原発の活動を行っています。昨年3月15日に赤ちゃんを連れて沖縄に避難、以来沖縄でも地元メディアに発信したり、本土からの避難者や地元の人々と連帯した活動を行っています。
「人間と環境への低レベル放射能の脅威」と「低線量内部被曝の脅威」を肥田舜太郎医師と共訳。新刊書に長崎大学戸田清教授と共訳の「原発閉鎖が子供を救う」、肥田舜太郎著「内部被曝」の解説執筆があります。
昨年11月15日肥田舜太郎医師とともにスペースたんぽぽで講演をされました。
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┗■2.大飯再稼働を阻止するぞ、120名の抗議
│ 首相官邸へコール、内閣府職員へ要請文を提出
└────(再稼働反対!全国アクション 杉原浩司)
当日の要請文を参考までに掲載します。
[要請書]
内閣総理大臣 野田佳彦様
内閣官房長官 藤村修様
経済産業大臣 枝野幸男様
原発担当大臣 細野豪志様
大飯原発3、4号機の再稼働を断念し、原発全廃に舵を切ることを求めます
まるで史上最悪とも言われる原発事故などなかったかのような光景が繰り広げられています。いや、むしろ「3・11」の東電福島第一原発事故の発生以前よりも、より悪質な政治が私たちの目の前にあります。
日本に民主主義が存在するなら、大飯原発3、4号機の再稼働はとっくに断念されていたでしょう。福島事故の原因究明も終わらず、事故の反省を踏まえた新たな規制組織も発足せず、安全基準の見直しも始まったばかりです。ストレステストにおいて、「一次評価のみでは安全性は不十分」と原子力安全委員長が表明していることはもはや常識となっています。この国に原発の安全性を保障するものは存在しません。
そして、あなた方が作らせたインスタント「安全」基準は、重要な安全対策を計画のみで良しとする恐るべきものです。当然ながら、「被害地元」である滋賀県、京都府をはじめとする多くの周辺自治体が再稼働に反対しており、あらゆる世論調査で再稼働反対が大多数を占めています。
政府は、「原発稼働ゼロ」となる5月5日までの再稼働を画策し、拙速かつ強引な手続きを進めたものの、再稼働反対の包囲網の前に挫折を余儀なくされました。そして今度は、電力会社と一体となって夏の電力不足をあおり、「大飯の再稼働によって電力が足りる」とする恣意的なデータさえ示すに至っています。
いのちや安全よりも経済性=企業の儲けを優先するなら、あの巨大事故から何の教訓も学んでいないと言わざるを得ません。
もはやこの政府は、主権者である私たち市民、住民のいのちを守る役割を放棄し、むしろ平然と危険にさらしています。
あなた方に再稼働を「政治判断」する資格などありません。即刻、再稼働をあきらめ、原発の全廃へと転換することを強く求めます。
2012年5月11日(原発ゼロ6日目)
再稼働反対!全国アクション
(連絡先)東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2階
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇世界ヒバクシャ展の写真を展示しませんか? 写真展示中。
6人の写真家(森住卓・豊崎博光・本橋成一・伊藤孝司・桐生広人・森下一徹)が撮影した広島、長崎、福島、チェルノブイリや各地の核実験場、ウラン採掘現場など世界各地のヒバクシャの写真を、あなたの地元やグループで展示しませんか。
世界ヒバクシャ展の写真の一部で5月末までプチ写真展を開いています。
日時 5月末まで、午後1時~6時(月、木休み)
場所 都立大マンション2階
渋谷駅から東急東横線で10分、都立大下車1分
連絡先 03-3723-1004(事務所)、080-3392-1110(森下)
主催 NPO法人世界ヒバクシャ展
※遠方の方などで時間が合わない方はご相談いただければ、ご覧いただけるようにいたします。詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www.no-more-hibakusha.net/
◇ひとりじゃないよ、仲間がいるよ!
第2回「原発いらないパレード日野」
5月26日(土) 午後1時30分集合 2時出発
多摩平第一公園に来てね
JR中央線「豊田」駅北口下車徒歩10分
雨天決行 「カンパ」大歓迎
ツイッターアカウントはこちら→ genpastunohino
ブログはこちら→ http://ameblo.jp/genpatsunohino/
地図が載っているチラシはこちら→
http://www5f.biglobe.ne.jp/~wasio/20120526.pdf
主催「原発いらないパレード日野」
「みんなでパレードしたい!」という思いでつながった有志で準備しています。「代表」はおらず、できる人ができることを仲良くやる、とゆるやかにやっています。準備に協力いただける方はメール・ツイッターでつながるか、お電話ください。
連絡先 (省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■4.<テント日誌 5/11(金)
│ ―経産省前テントひろば244日目 原発ゼロ6日目―>
│ 大飯現地で見えたこと 考えたこと
└────(Q記)
現地闘争への支援と参加を! ――大飯レポート――
稼働原発ゼロになって6日め。大飯から帰って8日め。強烈な浜風や雨に簡易テントが晒され、また晴れれば、強い日射しにやかれる。艱難八苦をあたえよ、と粋がってみたが、なかなか、風邪が抜けず、切歯扼腕。なんとか大飯レポートをと。
大飯原発の再稼働方針に関して、福井県知事、大飯町町長は、首相の命令を待つ姿勢を露わにしてきている。一方、野田首相は、「立地自治体を中心に理解してもらえるよう、これからも粘り強く説明してゆきたい」(東京新聞)。
こういうのを、「おみあい」というが、国家財政1千兆の赤字のご時世、地元への説得に、どれだけの資金提供ができるかの、政府・官僚内部の調整にてまどっているのではないか。そして、地元に、京都、滋賀、岐阜、大阪、神戸、和歌山…の意思を反映させねばならぬということは、解散衆議院選挙への思惑にもいたっているだろう。彼らは、慈善家・道徳家・仁義ある医者ではなく政治業者なのだから。
昨夜の東電前アクションを代表した人が、官邸前抗議行動で訴えていたように、金をまくことそれ自体、再稼働それ自体、大飯町福井県の人々を愚民化し、あげくは、被ばく労働、放射能汚染、漁場破壊、観光業零細化・・・そして、大地震が来れば、漁民たちをはじめとして、逃げられる距離と時間にいない深刻な犠牲を強いることにほかならないのだ。頼りの、青戸大橋は原発なみの老朽化にあえいでいる。
大飯原発は、3,4号機出力合わせて、236万kw、それもBWR型。超能力の時限爆弾であり、精密機械であるが、21年使用され、限界に達している。工場が秘密裡の危険な労働現場であり、一旦ことあれば、大島全域まずは脱出不能である。この認識のもとで、ひとり100万円を超す交付金が大飯町に下りた年度もある。
3・11をめどに、福井原発銀座の被ばく労働者の方々、九死に一生を得たサバイバルの方々は賠償・慰謝料請求訴訟を取り急ぎ準備中と聞いた。これが、原発財政であってみれば、ハイテクノロジ―原発の限界が及ぼすものは、財政危機をも必然化している。こういう立地自治体の数とそれへの交付金(おもいやり予算まで含めて)とその継続年度を計算してみたいところである。
原子力委員会結束と同時に、こうした原子力時限爆弾装置のために、関連経費どれほどか!金より命であることは、分かっています。それ故に、軍事費(防衛省)とは別に、原発関連予算(経産省ほか)が、独断的に、非民主主義的に湯水のように使われて、国民の生活を窮乏化させた。
そうした加害者たち犯罪的族議員たちのために、高い電気代とあれこれの税金を払うなんてこりごりだ! こうした権力政治の責任追及を、まず、再稼働阻止、とりわけ、大飯、伊方、柏崎・刈羽などの再稼働阻止闘争をもって、具体的現実的に果たさせることが、今現在不可避の初めの一歩であると確信するに至った。
現地闘争を支援し、参加しましょう! 日本人は、諸外国の人々にとっては、被ばく者であると同時に、すでに、2011.3.11以降、放射能漏洩と食品などの汚染の加害者、容疑者すなわち、犯罪者とみなされていることを忘れてはならない。国民なき国体から、みずからの土地を奪還しましょう! 良識を、知性を取り戻しましょう! (Q記)
【訂正】5/5の日誌の(追記)の末尾で、「冷温停止状態になった。」
とあるのは、「冷温停止になった。」に訂正致します。
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【編集部より】
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