「たんぽぽ舎の活動-近況報告」など―地震と原発事故情報【TMM:No1458】
- 2012年 5月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年5月16日(水) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.たんぽぽ舎の活動-近況報告
◇大飯原発再稼働阻止・連帯行動、伊方応援ツアー、
◇再稼働阻止ハガキ・1万枚に…
◇新たな放射能測定器の導入、サクラと環境・放射能汚染のまとめ作業中
★2.再稼働阻止を重点に関係自治体へ働きかける
「反原発自治体議員・市民連盟」の活動方針(下)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/19講演(講師:松井栄介さん、椎名千恵子さん)とデモ(埼玉県)
★4.経産省前テントひろば及び4/1-5/5リレーハンストへの連帯アピール
園 良太
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※明日、5月17日(木)朝7時30分より8時20分(8時またぎ)の時間帯でTBS朝ズバに関西電力火力発電所(大阪多奈川など)の再稼働についての報道が流れます。是非ご覧下さい。「プラント技術者の会」の方が話しています。
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┗■1.たんぽぽ舎の活動-近況報告
| ◇大飯原発再稼働阻止・連帯行動、伊方応援ツアー、
| ◇再稼働阻止ハガキ・1万枚に…
| ◇新たな放射能測定器の導入、サクラと環境・放射能汚染のまとめ作業中
└──── 柳田 真
1.5月1日、3日、5日の忙しい3つの大衆行動を終えて、また、5月13日、友好団体の「反原発自治体議員・市民連盟」の第2回総会の成功(130人の参加、村田光平氏の講演)をうけて、たんぽぽ舎は、今、原発の再稼働阻止に全力投入中です。
2.具体的には、
イ.大飯原発再稼働阻止の行動-首相官邸前抗議行動への参加と
5月24(木)25(金)26(土)の現地応援ツアー(参加者募集中)
ロ.伊方原発再稼働阻止をめざして-
6月10(日)11(月)の現地ツアー(参加者募集中)
ハ.再稼働阻止のハガキ1万枚運動-現在9500枚に…
3.その他としては、
イ.食品等の放射能測定装置が新たに1台導入されました。
食品・水などの測定がよりていねいにできるようになります。
ロ.サクラと環境・放射能汚染の調査結果をまとめています。
5月下旬から6月上旬に調査報告集第9集の発行予定(頒価500円)
ハ.4Fの「スペースたんぽぽ」での各種学習会・講座・上映会の開催(1ヶ月約10回、平均3日に1回の開催)
ニ.プラント技術者の会編集の『原発・危険な再稼働への道』(39頁、頒価300円)を発行。
ホ.ほぼ日刊の「地震と原発事故情報」を発信。
2011年3月11日以降、約442号に。なお、講読者は約5300人。転送やブログへの掲載等を含めると約1万名に届いていると思われます。
これらの活動は、多くのボランティアの皆さんによって支えられています。
感謝致します。
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┗■2.再稼働阻止を重点に関係自治体へ働きかける
└───「反原発自治体議員・市民連盟」の活動方針(下)
(2)東電電気料金値上げに反対する。新電力(PPS)への取組と合わせて。
イ.電気料金値上げ反対の学習会(5/29(火)夕方、講師:槌田敦・布施哲也)、資料集作り(たんぽぽ舎と共同)。東電本店・支店への働きかけ、大衆的ビラまき。7月の家庭用電気料金の10%値上げに反対し、消費者庁など国に働きかける。
ロ.新電力(PPS)への取組・第2期をはじめる
“連盟”小冊子(200円)の活用・布施哲也「PPS(新電力)のすすめ」(1.000円)の活用。結成総会以降の新電力(PPS)からの電力購入の取組は、全国の自治体に広がり、第二ステージにはいる。供給不足の壁にぶつかっている。電力会社による送配電独占や託送料などの規制を打ち破るために国への働きかけを行う。電力購入への入札制度の導入など、高い料金の電力会社からの脱却をめざす。
(3)自治体・議会での活動領域の拡大と工夫
福島第一原発事故による放射線被爆や被害の拡大に対応を強化するためにも、これまで取組が難しかった議会活動を積極的に活用する。
イ.4月発足した「脱原発首長連合」と連携し、反原発(脱原発)決議、杉並区、三鷹市、八王子市などで広がる「脱原発自治体宣言」に取り組む。
ロ.反原発(脱原発)の立場から、議会での質問や意見を積極的に行い、市民団体と連携し、質問資料やデータなどを作成し、全国の自治体議会で取組を強める。
ハ.自治体による地域の放射線測定の実施と継続、学校給食食材の測定を自治体の責任で行い、子どもの命を守る取組を強める。
ニ.市民運動と連携し、自治体の照明や空調などに効果的な節電対策に取り組む。
ホ.福島県の子どもの命を守るネットワークと連帯し、議会・自治体を動かして、夏休みや冬休みなど一時的避難受け入れ体制を準備する(保養)。
ヘ.自治体の発電電力を電力会社へ安売りをさせない運動を展開する。
(4)脱原発をめざす首長会議との連携
第一歩として、関係者を招いての学習討論会をおこなう
(5)経産省前テントひろばの活動や国会包囲行動などに協力する。
7/16代々木公園10万人集会の結集をめざす。前日に打ち合わせ集会を予定。
(6)廃原発めざす月1回講座の開催
○5/26(土)14:00~16:30原発による動植物の異変(講師・蔵下和男さん)
○5/29(火)19:00~ 東電電気料金値上げの問題点
(講師・槌田敦さん、布施哲也さん)
○6月、東電電気料金値上げの問題点(その2)(講師交渉中)
市民団体と協力し、講演会・学習会を実施し、情報の収集・発信を行い原発の危険性、原子力政策の破綻を明らかにし、原発廃止をめざす
(7)会員の拡大~議員、議員候補、市民の皆さん、ご協力・ご参加下さい。
(8)ニュースの充実~皆さんからの寄稿を歓迎します。
(9)財政の充実~会員の拡大と会費値上げのお願い。(財政方針の項を参照)
(10)事務局体制の充実~意欲のある方歓迎-市民・議員を問わず積極的にご参加を。
5.日程
7/16(月祝)10万人集会の前段(15日夕方)に打ち合わせを考えたい
シンポジウムは8月にヨコスカ(空母寄港)、東海村、関西(大飯原発)で開催を検討。
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/19講演(講師:松井栄介さん、椎名千恵子さん)とデモ(埼玉県)
日 時:5月19日(土)13時20分開場
会 場:埼玉県県民健康センター(さいたま市浦和区仲町3-5-1)
浦和駅徒歩13分
講 演:13時40分開演(講師 松井栄介さん、椎名千恵子さん)
デ モ:17時~ 会場から浦和駅までのコースです。
参加費:1,000円 中学生以下無料
連絡先:090-1257-8983(後藤)メール: saitamaaction@yahoo.co.jp
講演のテーマ:
市民と科学者の内部被曝問題研究会の発起人であり医師である松井栄介さんに内部被曝のお話しを、子どもを放射能から守ろう福島ネットワークの椎名千恵子さんからは福島に診療所を建設する取組等についてお話しいただきます。
講演会のみ、又はデモのみのご参加も歓迎いたします。
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┗■4.経産省前テントひろば及び4/1-5/5リレーハンストへの
│ 連帯アピール
└────園 良太
親愛なる皆さんへ!本当にお疲れ様です!去年からテントや「原発いらない福島の女たち」をお手伝いしていたのですが、2/9に東京都江東区竪川での江東区役所による野宿者排除に抗議したら、不当逮捕・起訴されてしまいました。大事な時に戦線離脱してすみません!このため、3/10-3/11の福島にも行けず、死ぬほど悔しい思いをしました。今度はリレーハンストの始まりを聞いて、東京拘置所の壁をぶち抜いて今すぐ行きたい!と思ったけれど、まだ壁は厚いので、熱い思いを送ります。
監獄に2カ月も入れられると、この世界は根本から間違ってるため、根本から変えないといけないと、本当に痛感します。本来、誰よりも逮捕・起訴されるべきは東電を初めとした原発推進派勢力なのに、誰一人裁かれず、自分のように反原発デモや色々な社会運動に関わる人ばかりが狙われます。しかも、推進勢力が3.11後も全力で「安全・除染・帰還」キャンペーンを張り巡らせたせいで、賠償金額と対象範囲が不当に切り縮められています。最大の被害者である福島の人々が最大の加害者である東電や原発製造企業の子会社に雇われ、除染作業や原発収束労働をさせられ、より被曝するという、信じられない転倒状態です。そして、人類史上最悪の事故を起こした国で、原発再稼働を目指すなどはすでに大量の放射能を浴びて苦しむ被害者をマシンガンで射殺するのと同じような事で、絶対に許されない犯罪です。
3.11で、原発は立地地域の住民・環境と原発労働者の犠牲なしに成り立たない事が明確になりました。日本の権力者は福島の破局を隠し、県外の人々は気付いていないか、気付かないふりをしている。福島見殺しと原発再稼働はまさに車の両輪です。1946年に再び日本に原爆が落とされそうになったとしたら、一体どれ程大勢の人々が戦争に反対したことでしょう。それを思えば、福島の皆さんが「もうウンザリだ!私たちの被害を最後にしろ!」という思いで再稼働に反対するのは真に本質的なアクションです。そして、東京の私たちこそが日常的・主体的に現状を変えるアクションをしなければならないと思っています。
人は、自分の生きる場所、仕事、人間関係、望む世界像を自分で選び取っていく事ができます。それなのに、福島で人々の分断が深まり、放射能への不安や非難を口にするのがますます難しくなっていると聞き、胸の痛みと推進勢力への怒りを抑えられません。現地の民主主義と被害者の自己決定権を用意周到に奪い取った結果だからです。広島・長崎・水俣でも繰り返されてきた政策です。これに皆さんが「私たちが子どもを守ろう!」と叫ぶのは、それが「命」や「未来」と同じ意味だからであり、「自分たちの未来は自分たちで決めたい」「金や権力よりも人命を大事にしたい」という想いも込めているのだと思います。これこそ、3.11以後の世界が変わるべき方向です。
経産省前テントと原発いらない福島の女たちのリレーハンストは、世界を変えるためのつながりをくれる場所です。僕は、テントで多くの大事な人と出会い、多くの反原発行動を生み出す事が出来ました。それ自体が、様々な人を巻き込みながら物事を決めていく、世界中の占拠運動と共通した新しい世界づくりです。竪川テントや、かつての「年越し派遣村」もそうです。
「女たち」の独創的な表現と切実な声は「女たち」「福島」といった、世界を変える「私たち」を作りました。昨年10月29日の日比谷公園集会で、皆で編んだ毛糸の地球を渡し、お互い讃え合い、真の痛みを経験したからこそ共に生きていく事を望む姿に感動しました。僕も、体は監獄でも心は一緒です。負けずに早く合流し、皆さんと生き抜きたい、駆け抜けたい。誰も犠牲にしない未来へ。
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【編集部より】
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