「関西の電力は足りる(大丈夫)、原発再稼働なしでも」など―地震と原発事故情報【TMM:No1459】
- 2012年 5月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
「関西の電力は足りる(大丈夫)、原発再稼働なしでも」など―地震と原発事故情報【TMM:No1459】
2012年5月17日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.関西の電力は足りる(大丈夫)、原発再稼働なしでも。
2つのデータ<共同通信のデータ分析・民主党の会議>から(柳田真)
★2.竜巻被害 茨城県つくば市
福島県双葉町民からの恩返し 皆様からの温かい支援に、ひたすら感謝
(脱原発ネットワーク茨城 森)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇学習会 広域処理でほんとにいいの? 5月24日(木)午後7時~、三鷹
★4.新聞・雑誌から
◇関西電力が明言ーもうけのために原発再稼動したい 本音は経営事情に
あり、電力需給の問題とは別 (5月12日 東京新聞より)
★5.<テント日誌 5/15(火)
―経産省前テントひろば248日目 原発ゼロ10日目―>
こんなに無責任な再稼働を許してはならない!
~大飯原発再稼働に関する対政府交渉の顛末~
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◇5月19日(土)10時から、学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」
講師 竹野内真理さん、場所・スペースたんぽぽ
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1090
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┗■1.関西の電力は足りる(大丈夫)- 原発再稼働なしでも。
│ 2つのデータ<共同通信のデータ分析・民主党の会議>から
└────(柳田真)
「原発再稼働なし」で「関西の電力は足りる(大丈夫)」をこのメルマで何回も掲載してきました(山崎久隆文、広瀬隆文、他)。今日提供するのは、共同通信のデータ分析と、民主党の合同会議からの文。どちらも関電や政府の主張の問題点を指摘し、かりに、政府の言うとおり(本当は再稼働したいがための脅しの数字だが)としても「5%の節電」で電力不足は回避できる、という結論。再稼働なしで関西の電気は大丈夫。
大飯原発の再稼働を何としても阻止しよう。
◇5月24日(木)~26日(土)と、6月16日(土)・17日(日)、関西で行動が予定されています。たんぽぽ舎も参加する予定。詳細は後日お知らせします。または問い合わせください。TEL 03-3238-9035
1.共同通信の全国集計(5/17茨城新聞から)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
2.民主党の合同会議(5/17東京新聞から)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■2.◇竜巻被害 茨城県つくば市
│ 福島県双葉町民からの恩返し
│ 皆様からの温かい支援に、ひたすら感謝
└────(脱原発ネットワーク茨城 森)
十五日の東京新聞朝刊に竜巻被害にあった茨城県つくば市を福島県双葉町民、十九人がバスで訪れ、清掃のボランティアをしてくれたとの記事を読み、感謝で朝から涙が止まらなかった。
つくば市はメンバーも多く在住し、私達にとって大切な故郷であり、活動の拠点でもある。今回の竜巻には大きな衝撃を受けたがその衝撃を優しく、包み込んでもらったような気分になった。
また、多くのボランティアの方から支援を頂いているとの話も聞いていて全ての方々に心からの感謝と敬意を贈りたい。
私達は被災した人達を助けたいと思っていたけれど、助けてもらう立場にもなる。損得ではなく、助け合い、共に生きる事を重んじる人達は、とても強く優しく心地よい。こんなに素晴らしい生き方を蔑ろにし、とにかく目先の利益優先の国や電力会社の在り方を変えていかなくてはと、改めて強く思い、つくばの為に力を貸して下さっている全ての方から
受けた恩情を胸に、これからも頑張っていこうと思う。
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇学習会 広域処理でほんとにいいの?~聞いてみよう、震災がれきのこと~
《講師》環境ジャーナリスト 青木泰さん
《女川町視察報告》三鷹市議会議員 野村羊子さん
日時:5月24日(木) 午後7時~9時半
場所:消費者活動センター3階 公会堂ホール(三鷹駅徒歩3分)
資料代:500円
主催:ごみ有料化。納得できない!三鷹市民の会
連絡先 080‐5465‐8138 竹内
Email team.gzm0528@smail.plala.or.jp
ブログ http://mitakanogomi.blog.shinobi.jp/
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┗■4.新聞・雑誌から
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◇関西電力が明言ーもうけのために原発再稼動したい
本音は経営事情にあり、電力需給の問題とは別
(5月12日 東京新聞「こちら特報部」より)
---先月二十四日の大阪府市エネルギー戦略会議では、当の関電が再稼動を望む理由は、今夏の電力不足とは別にあると明言していた。
委員の一人が「夏の需給対策のために再稼動するわけではないのか」とただしたのに対し、関電幹部は「安全な原発は稼動させていただきたい。需給の問題とは切り離して考えている」と発言。電力需給は二の次という”本音”を漏らした。
ではその本音とは何か。それは原発抜きには経営が立ちゆかない関電独特の事情にある。
同社の原発による発電比率は全体の約48%(2010年3月までの十年間の平均)で、他社と比べて圧倒的に高い。さらに大飯、美浜、高浜(いずれも福井県)にある計十一基のうち、七基は運転開始から三十年以上を経過した老朽原発だ。
老朽原発は減価償却済みなので、低コストで高収益。そこにあぐらをかいた経営を続けてきた。しかし、そのことは原発の稼働が止まってしまえば、一気に窮地に陥ることをも意味している。(中略)
有価証券報告書などによると、同社の純資産約一兆五千三百億円(連結)のうち、原発施設と核燃料だけで約八千九百億円。再稼動できずに廃炉になると、資産は半減。仮に廃炉にならなくても、数年中に債務超過に追い込まれる。数字からは、経営危機が再稼働の最大の動機であることが浮かび上がる。
その救済に政官とも懸命にみえる。東電と同様、関電も政府との関係は深い。民主党の藤原正司参院議員は関電労組出身。(中略)
慶応大の金子勝教授(経済学)は「経営危機は火力発電所などへの設備投資を怠り、原発一本でやってきたツケ。問題は過度な原発依存で収益を上げてきた関電の経営体質にある」という。
同社は夜間の余剰電力でくみ上げた水を昼間に落として発電する揚水発電の出力量も、大飯原発が再稼動しないと増加しないと説明している。
だが、金子教授は「火力でも揚水発電は十分可能。コストがかかるのを嫌い、原発と揚水を組ませたストーリーを強調している」と反論する。(中略)
「エネルギー需給とは別の視点から見る必要がある。動かない原発は”不良債権”であり問題の根本にあるのは財務体質。経営に失敗した民間企業が、国民に犠牲を転じて延命を図ろうとすることなど許されない」
☆たんぽぽ舎では6月10日から11日、伊方原発再稼動阻止行動への連帯ツアーを行います。参加者募集中(現在、10名ほどの申込みあり)
TEL 03-3238-9035、FAX 03-3238-0797
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┗■5.<テント日誌 5/15(火)
│ ―経産省前テントひろば248日目 原発ゼロ10日目―>
│ こんなに無責任な再稼働を許してはならない!
│ ~大飯原発再稼働に関する対政府交渉の顛末~
└────( Y・T )
5月15日(火) 終日雨。風雨強し。
今日の午後、参院議員会館で大飯原発再稼働に関する対政府交渉が行われた。福井から中嶌哲演さん、石地さんも参加し、講堂はビッシリ130人の参加者で埋め尽くされた。
詳しい報告は様々なされるとして、ごく簡単に言うと、(1)「耐震安全性評価も、避難ルートの複線化も、斜面崩落の安全性評価も、再稼働の前提ではない」 (2)経産副大臣が約束した雇用・生活保障については、「未だ具体化せず」。市民側から具体的な計画を求める。 (3)「小浜市での説明会では理解は得られなかった」と認めた、というようなことが確認点であった。
要するに、安全評価や安全対策など関係なく、ともかく再稼働があり、再稼働の根拠はただただ4閣僚会議の政治判断にのみ存する、ということであった。4閣僚会議の政治判断が一切の安全性問題に優先するという、驚くべきものである。人々の命と運命を無条件に4閣僚の政治判断に委ねよ、というこんな再稼働を絶対に許すことはできない!
中嶌哲演さんの「10km圏と20km圏に大多数が住んでいる小浜市民が原子力安全協定の対象外とされ、その意志と命が無視され、踏みにじられていることをどう考えるか」との質問にも、それは関電と住民の問題であって関知しない、という無責任なものであった。国策として推進していながら・・・。哲演さんの悔しさはいかばかりであろうか。
その哲演さんは事後集会の発言で、福井県知事がゴーを出す前に、それを許さない県庁大包囲行動を、全てのグループ・個人が手を携え、一大結集してやらなければ、と訴えた。そしてたんぽぽ舎の柳田さんがそれに連帯して自分たちもそれに結集すると呼応した。
テントの集団ハンスト行動の起点は哲演さんの5日間断食行動であった。今、再び哲演さんの呼びかけに応えることが求められている、そういう思いを抱かせる、魂の訴えであった。
夜のニュースで、関西電力は大阪府市エネルギー戦略会議で、ピーク時の不足は5%との予測を呈示したと伝えていた。つい先日の政府の需給検証委員会では14.9%ということであったが・・・。この落差で、広瀬隆さんが4月17日集団ハンスト記者会見時に述べておられたことを思い出した。広瀬さんはこの数ヶ月で25%→15%→7%となってきたから、もうすぐ5%を切るよ、言っておられたのである。
ピークシフトをするだけで最大電力需要は簡単に引き下げられる。適切な電力消費構造に変えれば、原発などなくても少しも困らないのだ、と山崎さんはたんぽぽ舎のメルマガNo1456で言っておられる。関電のこの数値からはその真実性が透けて見えるように思える。 ( Y・T )
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【編集部より】
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