「東電の利益、91%が家庭から」などー地震と原発事故情報【TMM:No1466】
- 2012年 5月 25日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年5月24日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.東電の利益、91%が家庭から(企業は9%)
なぜこんなに格差か?いびつな収益構造、電気料値上げ反対。
経産省もテレビ・新聞ももっと前から知っていたのに。 柳田 真
★2.<テント日誌5/21(月)
―経産省前テントひろば254日目 稼働原発ゼロ16日目>
おおい町 もう一つの住民説明会へ 福島の女性達とともに
テント防衛を強めながら、福井・全国行動への準備を!
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇6/9前福島県知事・佐藤栄佐久さん講演会『福島原発の真実』
花巻市東和町総合福祉センター大ホール
◇6/10チャリティライブ「フクシマを思う5~
どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」
武蔵野商工会議所4F
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┗■1.東電の利益、91%が家庭から(企業は9%)
| なぜこんなに格差か?いびつな収益構造、電気料値上げ反対。
| 経産省もテレビ・新聞ももっと前から知っていたのに。
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
東電の収益の91%が家庭からで、企業からは9%という数字が経産省から 発表された。なぜこんなに格差なのか?東電の説明は抽象的でわかりにくい。いびつな収益構造であり、その上さらに7月から10%値上げ案を東電は出している。許せない。企業の方ではとれない利益(企業には格安の電気料にしておいて)を個人(家庭)からかせぐやり方はフェアでない。7月からの東電電気料値上げをなんとか防ぎたいものだ。
・東電の値上げ案は第二弾があって、来年東電管内の柏崎刈羽原発再稼働ナシなら15%値上げというおまけがついている。東電の高コスト体質そのものである。身を削る努力をキチンとしたのか?!
・経産省もテレビ、新聞も「個人91%、企業9%」の事実を今頃初めて知ったふりをしているが、実はもっと前から知っていたのだ。それは、(1)このメルマガでもだいぶ前に報道したし、(2)反原発自治体議員・市民連盟の門間ひで子議員のニュース(70号、2012.4.4)ではこの事実「91%と9%」が載っている。(出典は東京電力経営・財務調査タスクフォースから)門間議員のニュースは何万枚も羽村市内に4月配布されている。
・今後の解決の方向は、新電力(PPS)で企業が自由に電気を選べて、買えるように、個人・家庭も数社から選択して電気が買えるようにする方向へ政府を変えることと、あとは国民の判断と行動力だ。ALL電化のような選択をしない賢明な自主判断できる人を増やすことだ。さらに、「電気を熱に変えて使うのは電気の浪費であり、最も愚挙である」ことを広く知らせ、例外を除いてやめる方向へいきたい。夜間料金を安くして使わせるのは、原発電気の余りを使わせるものであり、原発推進につながる。夜間料金を安くしているのは電力会社の原発推進策の一環であることを広くしらせよう。7月からの東京電力の電気料金値上げに反対しよう。原発再稼働を阻止しよう!
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┗■2.<テント日誌5/21(月)
| ―経産省前テントひろば254日目 稼働原発ゼロ16日目>
| おおい町 もう一つの住民説明会へ 福島の女性達とともに
| テント防衛を強めながら、福井・全国行動への準備を!
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5月21日(月) 曇り
今日、午後、原発推進派右翼団体がテントに襲来した。以前にも何回か来て、テントを揺さぶったりしてきた団体である。この日は街宣車4台を歩道に乗り上げテントの間近に向け(1時間以上もその状態)、テントを揺さぶったり、テントのロープをカッターで切ったり、外の椅子をテントに投げ込んだり、あげくはテントの上に乗ったり。横断幕や鯉のぼりのロープを引きちぎり、ついでに経産省設置のものも引きちぎっている。
警察はその間、長い間傍観の態度。歩道に街宣車が1時間以上も乗り上げているのを黙認し、暴行、器物損壊がなされているのも黙認状態。この右翼団体の行為は警察公認の下になされているのか!と目撃していた人は感じたに違いない。
テントとして、このような警察の態度に早急に厳重な抗議を申し入れることを確認。
集団ハンスト行動が大きなうねりを創り、大飯原発再稼働問題がいよいよ煮詰まり、緊迫しているこの時期の故にこそ、推進派右翼団体は苛立ち、テントへの攻撃が高まっている。テント防衛を強化しながら、福井・全国行動の準備を進めていくことが求められている。
福井の地元の人たちと関西の人たちの協働でもって準備されてきた、「もう一つの住民説明会」の動きが本格化してきた。福島の女性達とおおい町民との対話交流がその柱であるが、福島の女性達が続々とその参加を表明しているそうだ。
テントからも、男性・女性合わせて数名が、24日から戸別訪問・チラシ入れ活動に参加する。5・26で、大飯・福井と福島と関西と東京のつながりがしっかりとできていくことを期待したい。
以下は5・26「もう一つの住民説明会」への趣旨説明と、配布された第1弾のチラシです。
夏が近付くに連れ、大飯原発再稼働の緊張が高まっています。
立地自治体であるおおい町は、原発や再稼働に対して疑問や不安を抱きながらも、原発について町の人同士が話すことすら難しい状況です。
しかし、この間の、美浜の会やグリーン・アクションをはじめ、様々な団体・個人の働きかけで、少しずつ住民の方自身が声をあげようとしています。
この住民の方たちの気持ちに寄り添うため、私たちは今週の土曜日、町の方たちと一緒におおい町のこれからを考え、話し合う【もうひとつの「住民説明会」】を開催致します。
福島原発の立地自治体であった富岡町のご出身で、現在水戸市に避難しておられる木田さんをはじめ、3.11を体験した福島の女性たちのお話を通じて、原子力発電所について共に考えたいと思います。
また、住民の方々が最も不安を感じている「経済・雇用」、そして「原発・放射能」について、質問や相談をして頂けるように、経済と原子力の専門家も同行します。
5/24・25は、福島の女性たちやボランティアの学生たちと一緒におおい町でチラシを配布し、参加を呼びかけるとともに、住民の方との対話を試みたいと考えております。
もうひとつの住民説明会・相談会(代表/長谷川羽衣子)
もうひとつの「住民説明会」
~一緒に考えたい。話したい。おおい町のこれから~
■日時:5月26日(土) 13時~16時 ■入場無料
■場所:あみーシャン大飯 ふれあいホール
〒919-2111 福井県大飯郡 おおい町本郷82-14
TEL0770-77-3410
<福島のおはなし>
震災と原子力発電所の事故を経験した福島の女性たち。事故が起きる前と起きた後、生活はどう変わったのか。今も続く問題など、体験をもとに話して頂きます。
不安に感じていること、悩んでいることを話し合い、一緒におおい町のこれからを考えませんか?
☆木田 節子 さん…3.11以前は福島原発立地自治体である富岡町在住。現在は水戸市へ避難中。
☆陶山三枝子さん…福島県福島市在住。野菜カフェ「はもる」の店長。
☆黒田 節子 さん…福島県郡山市在住。長年、保育士として子どもたちと接してきた。
☆椎名千恵子さん…宮城県で13年間自給自足生活のかたわら民宿を経営。現在福島市在住。
<経済や雇用のこと、一緒に考えませんか?>
原子力発電所がなくなったら、経済や雇用はどうなるの?
こんな疑問や不安、ありませんか?経済の専門家、原子力の専門家が、みなさんの疑問に寄り添い、一緒におおい町の経済や雇用の問題、そしてこれからのビジョンを考えます。ぜひ、何でも質問して下さい。
☆朴勝俊(関西学院大学)…経済の専門家。脱原発を決めたドイツやの事情に詳しく、原子力発電 所がある自治体の経済や雇用をどうしていったら良いのか、一緒に考えます。
☆小林圭二(元京大原子炉実験所)…原子力技術の専門家。原子力発電所や放射能に関する疑問や不安、何でも聞いて下さい。
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇前福島県知事・佐藤栄佐久さん講演会『福島原発の真実』
日時 6月9日(土)午後2時~4時まで
会場 花巻市東和町総合福祉センター大ホール、入場無料
(駐車場は、近隣の公共施設(東和図書館、コミュニティセンター、
道の駅など)をご利用ください)
※参加してくださる方は、予め入江(warasibe@feel.ocn.ne.jp)まで、
連絡していただけると助かります。少ないスタッフで、椅子並べ等の会場設営のめどをつけるためです。連絡なしでも、どうぞ、ご来場ください。
主催・とうわ九条の会、後援・花巻市
講師プロフィール:83年6月参議院議員初当選、87年大蔵政務次官就任。
88年福島県知事就任。06年9月27日、県発注のダム工事を巡る汚職事件で追及を受け、知事を辞職、その後、逮捕される。一、二審では有罪判決となるも「収賄額ゼロ」という前代未聞の認定。現在、最高裁上告中。
知事在任時、原発問題(盗電の隠ぺい体質との闘い、安全保安院の分離、プルサーマル反対等)政府の方針と対立し「闘う知事」としてその存在を示した。
◇チャリティライブ「フクシマを思う5~
どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」
講演:日隅一雄(弁護士)
朗読:金子あい(俳優)、音楽:大久保かおり(バンドネオン)。
6月10日(日)14時~16時、武蔵野商工会議所4F(吉祥寺駅)、2000円
実行委(090-2474-7911鎌内 ) http://aikaneko.blogspot.jp/
※原発事故を風化させない。詩の朗読や音楽とともに、福島を思い、知り、ゲストのお話 に学ぶ… 3.11 大震災以降、吉祥寺で続けているシリーズです。放射能汚染にさらされて いる私たちは何をすべきなのか問い続けます。5 回目のゲストは弁護士の日隅一雄さん。 原発事故後の記者会見に出席し続け、東電・政府がどのように情報を隠しているのかを 追求。
鋭い視点と行動力で、3.11 後は、癌の治療を続けながら「伝える」活動を続けて います。なぜこのような事故が起きたのか分かりやすくお話しいただきます。
朗読作品は 26 年前のチェルノブイリ事故直後にドイツで書かれた詩。
全く変わらない状 況に驚きます。タンゴの楽器バンドネオンの音とともにじっくりとお聞き下さい。
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【編集部より】
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