「再稼働不満で署名提出へ--安全対策が昔のままの体制」など―地震と原発事故情報【TMM:No1477】
- 2012年 6月 5日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年6月5日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.再稼働不満で署名提出へ--安全対策が昔のままの体制
民主120人超、「慎重に」判断すべきだ(6月5日 東京新聞から)
★2.大飯原発再稼働、「首相が国民に説明を」
福井知事が同意判断先送り” (6月5日 東京新聞より)
★3.6月3日、福井集会の報告と感想(名古屋市在住 鈴木成和)
★4.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
◇6月8日(金)19:00~、原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
『世界は恐怖する 死の灰の正体』(日本、1957年)
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇「原発いらない福島の女たち」からの呼びかけ、
6月7日(木)国会周辺で緊急アクション!ダイ・イン&座り込み
★6.「脱原発杉並宣言」集会の報告 (たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
★7.憲法が泣いている(主権は国民に存する・・・筈なのに)
原発推進派のやりたい放題・利権かじりつき
(5月29日 東京新聞「本音のコラム」(鎌田慧さん))
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☆6月9日(土)19時から、たんぽぽ舎&東電前アクション合同学習会 -3回目
【東京電力の歴史(戦前・戦後)-強制連行、重労働ほか】講師・村山和弘さん
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1135
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┗■1.再稼働不満で署名提出へ--安全対策が昔のままの体制
│ 民主120人超、「慎重に」判断すべきだ
└────(6月5日 東京新聞から)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■2.大飯原発再稼働、「首相が国民に説明を」
│ 福井知事が同意判断先送り”
└────(6月5日 東京新聞より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■3.6月3日、福井集会の報告と感想
└────(名古屋市在住 鈴木成和)
6月3日福井市で開催された『いのちが大事 今なぜ再稼働?ふくいでつながろう』の集会・パレードに出向いて来ました。参加者は500人程、急きょの呼びかけにも拘わらず、この数が集まったのは、やはり危機意識の現れかもしれません。
集会での発言者の中で、印象に残った福島の警戒避難区域から現在水戸に避難されている女性の言葉に、福島県民の「絆」が強いなどと言われるが、家族はバラバラ。一番強いのが、電力会社と政府との「絆」。がありました。
国や、電力会社が地域住民の絆を完全なまでに破壊し尽くして来ておいて、よくも住民の「絆」という言葉を平然と口に出来るものかと思います。
今回の大飯原発再稼働への策動の背景には、まさに国、電力会社を含む原子力村社会の利権集団の闇の「絆」が力を及ぼしているのでしょう。
ジャーナリズムには、この闇社会の実態を光の元に曝して欲しいものです。
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┗■4.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
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◇6/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
『世界は恐怖する 死の灰の正体』(日本、1957年)
日時:6月8日(金)19:00(開場18:30から) ★お楽しみ特典上映あり★
参加費:500円 会場:スペースたんぽぽ
【映画について】福島県南相馬市出身、亀井文夫監督の1957年の記録映画「世界は恐怖する 死の灰の正体」を上映します。フィルムでしか存在しておらず、ビデオや DVD化されてない貴重な映像です。
この映画で特筆すべきなのは、数多くの一線級の研究者が協力していたことです。放射能・放射線の生物に対する影響について当時の研究の到達点を余すところなく汲み取っています。
スリーマイルやチェルノブイリ原発事故のだいぶ前に製作されているので原子力発電については触れられていないけれど、今日においては原子力発電が如何に生物にとって脅威であるかを示す貴重な記録映画です。
是非、会場にお越し頂き、ご覧ください。
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┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇6月7日(木)国会周辺で緊急アクション!
「原発いらない福島の女たち」から原発いらない全国の人たちに発信します。
フクシマの女たちの叫びが、官邸には聞こえていない。
フクシマの男たちの悲しみが、野田には伝わらない。
フクシマの子どもたちの悲鳴が、霞が関には届かない。
フクイの大飯原発再稼働を、みんなで止めるしかない。
未曾有の福島第一原子力発電所事故を招いた責任を東京電力とともに責任を負うべき国に、もはや原子力発電所の再稼動を認可する資格はありません。 広大な放射能汚染地域の住民、特に子どもたちの命と健康を守ろうとしない 国に、原子力発電所の安全性を保証する資格はありません。
大飯原発再稼働にむけて、しゃにむに突っ走る野田政権。
私たちは、また福島から緊急に皆さんに呼びかけます。
★6月7日(木)国会周辺で、緊急アクションとして、
ダイ・イン&座り込みをしますのでご参集下さい。
まずは、12時、経産省前テント集合です。(詳細は後日に)
連絡先:080-3195-0229(黒田)
090-6554-1979(椎名)
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┗■6.「脱原発杉並宣言」集会の報告
└────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
6月2日、杉並公会堂で「住民による『脱原発杉並宣言』集会(同実行委員会主催)主催者発表800名参加。」
鎌田慧さんは青森六ヶ所村再処理工場や福島第一第二原発が地元民を騙して作られた経緯を話した。
杉並に素人の乱のデモ一万五千人が出現したのが昨年4月。あれから一年二ヶ月が経った。このデモを企画した松本哉さんが今日の集会で雨宮処凛さんと対談していた。面白かったのは、原発の事を何も知らなくても、反対は言えるという話。危ねえと恐ろしいの2フレーズだけで、杉並の高円寺界隈の怪しい人達は冗談じゃねえと立ち上がった。原発推進派が何も知らない奴が反対するなというインチキロジックを真っ向から一刀両断したのは聞いていてスッキリした。御用学者は国民騙すために難しい専門用語を使っている。 話の中では、国が言うことを聞けと、マスコミやメディアを使って押し付けてくるのに対して、杉並区で立ち上がった言うことを聞かない連中が政府を無視するような運動を日本中に振り撒く事で原発の無い生活を貧困問題のエキスパートの二人が話していた。
福島県双葉郡富岡町(第一原発から8キロ)から水戸に避難している木田節子さんは毎年10月20日に町民1世帯1万円の原発交付金が振り込まれていた話を挙げ、「私たちは家や土地を諦めます。政治家は原発を諦めて下さい。」この話は複雑な気持ちになった。最後に「岩手などガレキを全国で処理して欲しいと言う人もいますが、ガレキのなかには、まだ発見されていない三千人の遺体も入っているんです。全く縁もゆかりも無い場所で処理されたく無い人もいることを知って下さい。」日本政府はガレキを処理する事で、震災前の状態だと海外にアピールしたいらしい。
現実はどうでしょう。福島県では原発事故のために、被害を受けた人間ですら、あいつら補償金が入っていると、もらってない地域の人から非難される。東電や政府には怒りが向かわず、人間関係がバラバラになった。原発が人間にもたらしたものは、金と引き換えに莫大な負の遺産だった。大間原発に反対してあさこはうすを守っていた熊谷あさ子さんは「畑と海があれば人は生きていける。」と生前語っていた。その真逆が原発で、海を潰し畑を汚しながら稼働していく。その地域の人間関係はバラバラになり、後は死の灰が残るだけ。
あさこはうすは娘の小笠原厚子さんが守っていて昨日の会場にも来ていた。市民が勝手に脱原発宣言を出すのはとても良い傾向です。すぐに選挙で議員を獲得とか、国勢ではと大きく考えてしまうけど、小さな市民が日常で抱く不安や不満もすぐにアピールできる文化は必要だと思った。この運動が大きく発展していく事を切に願い会場を後にした。
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┗■7.憲法が泣いている(主権は国民に存する・・・筈なのに)
│ 原発推進派のやりたい放題・利権かじりつき
└────(5月29日 東京新聞「本音のコラム」(鎌田慧さん))
検事が証拠を改ざんして冤罪をつくり、バスが一日600キロも走って事故を起こし、トンネル工事にガス測定器をもたせず大爆発事故。いったい、この国の安全管理はどうなっているんだ、と叫ぼうとして、気がついた。
原発事故が起こると、電力会社の社長が「全員撤退する」と政府に通告して逃げ出そうとし、首相がようやく押し止めた。ところが、いまになって、そんなこといってません、と口を拭う。
原発を監督するはずの「安全・保安院」の幹部は、原発推進の人物で固められ、安全対策を検討する原子力安全委員会に圧力をかけた。これまた内閣府の原子力委員会も原発推進の業界や学者、原発マネーの受益者で独占されているから、推進ラッパを吹くだけ。
大被害を尻目に、推進派は利権にかじり付き、失地回復を図っている。原発の使用済み核燃料の再処理政策を検討する原子力委員会の小委員会は、ちゃっかり推進派で占められ、電力業界にお伺いをたてながらの「秘密会議」。燃料サイクル護持の結論は見えている。
これほど露骨な利権と腐敗のサイクルが明らかになっても、責任者の内閣は知らん顔。これは民衆デモで倒される前の、フィリピンやチュニジアやエジプトとおなじだ。
日本は憲法で「主権は国民に存す」「専制と隷従、圧迫と偏狭」を除去する、と誓っている国なのだ。
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【編集部より】
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