7・29(日)国会包囲(キャンドル・チェーン)に結集を
- 2012年 7月 25日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年7月24日 連帯・共同ニュース第275号
■ 毎週週末になると何かと集会やデモがある。今週は国会包囲デモが行われる関係で首相官邸前アクションはないようだが、それでも経産省前等での抗議行動は展開される。毎日、院内集会や経産省前などで何かしらの行動は展開されており、国会や霞ヶ関周辺の風景は変わりつつある。国民の意志や声から乖離し、閉じられた場という性格の強い国会や霞ヶ関にもこれは影響を与えてもいる。端的には国会議員の意識や行動の変化として出てきている。毎週金曜日の首相官邸前行動は再稼働問題だけでなく原発存続についての国民的意志の表現になっており、政府や官僚たちもまたメディアも無視出来なくなっているのだ。大飯原発3・4号機再稼働を皮きりに停止中の原発の早急な稼働を目論む政府や経産省《保安院などの原子力ムラ》のシナリオを押しとどめている。原発再稼働→原発保存という戦略で原発問題を突破しようとしたことを阻止し、狂わせているのだ。停止中の原発が再稼働せず、停止が長引けば原発からの撤退の議論も、エネルギー転換も具体的に進行する。原発立地の危険な実態の調査も進行する。原発が稼働することでその危険な実態を覆い隠そうとすることはとどめられる。原発再稼働を阻止することの政治的・社会的意味は大きいしそれはまたみんなに知れるところとなってきている。
■ 毎週金曜日には首相官邸前に人々が出掛けてきて意志表示する行為は官邸前や国会前(周辺)を政治的場にしている。そこは毎週のある時間帯、人々の政治的な場(意志表示の場)になっている。これは人々の心の中に記憶され想起される。直接に参加しなくてもこころのうち(心的)に加わるということも増えているし、心的に参加したいと思う人も増えている。歴史的な事件として人々が国会前を取り巻いた1960年安保闘争の日々とは違う場が現れているのだ。その直接性において、また持続性においてこれらを超えて行く人々の政治的な場が生み出されている。
■ これは人々のこころの内に取り込まれ、その参加で場を強固にし、場はまた人々を誘う。この実現した国民の意思の結集は日本の政治を変えて行く力に転じる。今はまだその兆候が見えるだけだが。暑さに負けず、持続すること場を発展的なものにする一人一人の工夫と知恵が必要だ。
■ 7月29日(日)国会包囲行動。15時30分:日比谷公園中幸門に集合。16時30分:デモ出発。19時:国会包囲/集会(キヤンドル・チエーン)。7月27日(金)17時30分:経産省正門前18時30分:経産省別館前。テントは拠点的役割を果たしている。足を運んで! (文責 三上治)
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