「『原発電気』ゼロの横浜の夜景を見ながら・・・」など―地震と原発事故情報
- 2012年 9月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故情報
たんぽぽ舎です。【TMM:No1566】
2012年9月6日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.国会同意人事が通らないとなると、首相が勝手に恣意的に
委員人事をいじれる、などという最悪の前例を作ってしまう、
あきれた経産省と首相官邸の「ウルトラC」ぶり(山崎久隆)
★2.規制委人事国会素通り 原発監視、はや「骨抜き」
次回国会で事後同意も求めない(9月6日 東京新聞より)
★3.「原発電気」ゼロの横浜の夜景を見ながら・・・
神奈川・東電デモ実行委員会 8月24日デモ報告(金子)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆さよなら原発 東電・東葛支社前デモ(第3弾)のお誘い
9月11日(火)16時 新柏・東電東葛支社まえ集合
◆「東電株主代表訴訟」第2回口頭弁論』 多くの方の傍聴をお願いします
9月13日(木)14時から、東京地方裁判所103号法廷
★5.台所で減らす放射能、官邸前見守り弁護団、全国で広がる金曜行動
週刊金曜日がよみごたえ(8・24~8・31号) (柳田真)
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9/10(月)19:00より、於・スペースたんぽぽ、参加費800円
『プロメテウスの罠 第二弾 東電”テレビ会議映像”について』
講師:木村英昭さん(朝日新聞特別報道部記者)
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┗■1.国会同意人事が通らないとなると、首相が勝手に恣意的に
│ 委員人事をいじれる、などという最悪の前例を作ってしまう、
│ あきれた経産省と首相官邸の「ウルトラC」ぶり
└────(山崎久隆)
「原子力規制委員会設置法附則第2条第3項」には「国会の閉会又は衆議院の
解散のために両議院の同意を得ることができないとき」に「内閣総理大臣が原
子力規正委員を任命することができる」という条項があるのを悪用して、膠着
した原子力規正委員会人事に決着を付けようと、野田首相の周辺が考えている
と報じられています。
そんな無茶苦茶な話はありません。民主主義が崩壊します。
国会は開かれているのですから、人事案を上程し、衆参両院で十分審議し、
反対意見や修正意見も含めて徹底議論し、最終的に本会議で議決するのが筋で
す。しかし議決すると負けるかも知れない。よしんば通ったとしても与党から
の「造反」がまた起きるかも知れない。怖くて国会に出せない案、それが今の
人事案です。そんな腐った案をどうして「議会閉会後に内閣総理大臣が任命」
できるでしょう。あり得ません。
仮にそんな強引人事を行ったとしても、再開国会でやはり「同意」議決を経
なければなりません。結局そこで否決されたら、元に戻るだけになります。そ
の間に再起動をする基準をまた泥縄で作る気でしょうか。何度同じ誤りを繰り
返せば分かるのでしょうか。この人達は。
法律が言う「任命できる」規定が想定しているのは、委員が死亡するなどで
急に欠員となるような場合、国会が閉じていたり選挙期間中では委員会が事実
上機能しなくなることを避けるための規定です。多くの国会議員や市民が反対
する人物を強引に就任させる便法であるはずがありません。
田中俊一氏などが原子力産業からの便宜を受けていたこと、過去の経歴、現
在の立場も、法令に反していることは、日弁連などからも指摘されています。
原子力規制委員会設置法7条7項3号では、「原子力に係る製錬、加工、貯
蔵、再処理若しくは廃棄の事業を行う者、原子炉を設置する者」は委員長・委
員には就任できないとしているのですから。
いつまでも原子力複合体のために働くのはやめたらいかがか。経産省官僚と
野田首相よ。
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┗■2.規制委人事国会素通り 原発監視、はや「骨抜き」
│ 次回国会で事後同意も求めない
└────(9月6日 東京新聞より)
政府・民主党は5日、原子力規制を一元的に担う新組織「原子力規制委員会
」の国会同意人事に関し、今国会では採決せず、野田佳彦首相の権限で任命す
る方針を固めた。次の国会での事後同意を求めないことも検討している。規制
委は政府からの独立性が高いにもかかわらず、国会のチェックを受けようとし
ない姿勢は政権として無責任と言われても仕方ない。(城島建治)
同意人事で採決を経ず、首相が任命権を行使するのは極めて異例だ。政府側
は原子力規制委員会設置法付則二条を根拠としている。「国会の閉会または衆
院解散のために両議院の同意を得られない時は、首相が任命できる」との例外
規定があるためで、26日の委員会設置期限を前に、11日の閣議で決定する
方針だ。
政府は7月下旬に委員長に田中俊一・前原子力委員会委員長代理、委員に中
村佳代子・日本アイトソープ協会主査ら四人を起用する人事案を提示した。だ
が、民主党内などから、原発建設を推進してきた「原子力ムラ」に近いとの反
対論が噴出、執行部としては新たな「造反・離党議員」を出したくないとして、
採決日程がずれ込んだ経緯がある。
首相問責決議の可決を受け、審議拒否を続ける一方、同意人事の採決には応
じるとしていた自民、公明両党は先送りに反発。自民党の岸田文雄国対委員長
は「今国会でやるべきだ。それをしないのは政府・与党の怠慢だ」と述べた。
民主党の生方幸夫衆議院環境委員長も本紙の取材に「首相の任命では国会の
チェック機能に疑問符が付く」と批判した。
一方、今回の人事をめぐって政府・民主党は、付則に緊急事態の場合は事後
同意が必要ないとの趣旨が盛り込まれていることを理由に、次の国会でも同意
を求めないことも検討している。東京電力福島第一原発事故は緊急事態が継続
しているとの解釈からだが、国会軽視も甚だしい対応だ。
内閣府原子力委員会新大綱策定会議の委員を務める金子勝・慶応大教授は同
意人事に関し「原子力ムラを第三者の立場からチェックする機能だ。政府はそ
れを骨抜きにしようとしている。国民から信用されない」と指摘した。
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┗■3.「原発電気」ゼロの横浜の夜景を見ながら・・・
│ 神奈川・東電デモ実行委員会 8月24日デモ報告
└────(金子)
8月24日、毎月第四金曜日恒例の東電神奈川支店へ向けてのデモを行いま
した。今回、たんぽぽ舎さんのメールをご覧になった方2名を含め24名での
デモとなりました。
桜木町駅前での1時間のアピール・ビラ配りの後19時より東電神奈川支店
へ向け出発、太鼓・タンバリン・ホイッスル等思い思いの楽器やプラカードを
掲げ横浜の夜景を見ながらのデモ、このネオンのどれ一つも原発の電力使用し
てないと考えると、電気は足りてる事を肌身で実感できます。
関内を通り、市庁舎前でひときわ高くコールすると、沿道の人も手を振って
くれます。東電神奈川支店前では、残業の明かりがブラインドから漏れる窓に
向かって、東電の事故責任追及と再稼働絶対許さないの声を官庁街いっぱいに
響かせました。
9月28日(金)には第12回目のデモを行います。官邸前に呼応して横浜でも
脱原発の声を大きく上げていきましょう。
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇さよなら原発 東電・東葛支社前デモ(第3弾)のお誘い
ぶつけましょう!わからせましょう! 東電へ
東葛に暮らす私たちの憤怒 不安 苦しさ 悔しさ 悲しみ うつうつした
思い私たちはフクシマをわすれない!私たちは東電を許さない!
とりもどしましょう! 私たちのあしたを!
9月11日(火)
16:00 新柏・東電東葛支社前集合
庭、畑、近所の放射能汚染土を各自持ち寄り、東電に返す
16:30 集会開始、新柏・名戸ヶ谷第2公園
(東武野田線・新柏駅徒歩2分)
17:00 デモ出発
18:00 新柏駅ロータリ 解散
主催
・郷土教育全国協議会・東葛支部
連絡先・栗田(04-7162-0220) kurikurijazz@yahoo.co.jp
http://www.geocities.jp/kyodokyoiku_zenkokukyogikai/index.html
・原発止めよう! 東葛の会
連絡先:日下部(090-9956-6018) kusakabe-nobuo@nifty.com
◇『「東電株主代表訴訟」第2回口頭弁論』 多くの方の傍聴をお願いします
時 9月13日(木)14時から、
所 東京地方裁判所103号法廷
※弁護団および原告から趣旨説明が約1時間ほど行われる予定です。
・河合弁護士 日本の原発の歴史と原子力ムラの実態
・海渡弁護士 福島原発における耐震設計について
※当日(傍聴整理券)は抽選になるかも知れませんので、13半ころには
裁判所前にお集まりください。
※13時ごろより、原告、支援者が東京地裁前でアピールを行います。
※17:15~19:00 報告会を開きます。場所:弁護士会館10階(1002号室)
こちらにも是非、ご参加ください。
連絡先 東電株主代表訴訟 電話090-6183-3061(木村結)
ブログ http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
e-mail nonukes0311@yahoo.co.jp
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┗■5.台所で減らす放射能、官邸前見守り弁護団、全国で広がる金曜行動
│ 週刊金曜日がよみごたえ(8・24~8・31号)
└────(柳田 真)
○週刊金曜日に読みごたえのある原発関連の文章が続く。
8月24日号は特集-台所で減らす放射能-という題名で、食品からの内部
被曝を防ぐには-白石久二雄氏、食材の除染をメニューの工夫で内部被曝を
減らしていきましょう-境野米子氏などが載っている。
○また、路上から「No Nukes・3」では抗議行動を蔭で支える官邸前見守り弁
護団が紹介されている。弁護士のメーリングリスト登録者のうち、毎週木曜
日に(翌日のデモに向けて)参加できる人を10~20人くらいが手を挙げます。
そして首相官邸前、財務省上、国会正門前の交差点に2~3人ずつ配置し、
随時、巡回もして「民主主義擁護」の観点から官邸抗議行動参加者を警察か
ら守り続けている-という嬉しい紹介記事。
○8月31日号では、全国で広がるNo Nukes抗議行動として(金曜行動)北海
道から九州まで、45の実例が紹介されている(これ以外にも新潟県刈羽村
での小さいながらも毎週続けられている抗議行動などがいくつもある)。ま
た、重大な変化に同伴する政治学者の木下ちがやさん–練り上げられていっ
た人々の意思-の紹介もある。木下さんのデモ、行動の分析や今後のヒント
になるいくつかの考え方が載っている。
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