「関西電力認める 再稼働なしでも3%超余裕 節電最終日」など―地震と原発事故情報
- 2012年 9月 8日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故情報
たんぽぽ舎です。【TMM:No1569】
2012年9月8日(土)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.”原発の電気はゼロ”で すごせた夏、うれしい夏
やればできる 原発ゼロの日本の即時実現を
大阪、橋下市長は約束どおり、大飯原発停止を
関電と政府へ迫り実現を! 柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.関西電力認める
再稼働なしでも3%超余裕 節電最終日
★3.9・10原子力ムラ人事にノー!
野田総理・細野大臣は白紙撤回を! 官邸前抗議&ウォーク
★4.金曜夜8時すぎ、経産省前テントひろばのあたたかさ・テントの灯り
振る舞われる冷たい水、「お疲れ様」の一言が心に染みる
小川 治
★5.9/15(土)「相馬看花」上映会のお知らせ
20キロ圏内で出会った人々のドキュメンタリー
(いろりばた会議)
★6.<テント日誌9/5(水)―経産省前テントひろば361日目>
季節の巡りは速いけれども、人間の所業は遅遅としている
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※9/10第2回「プロメテウスの罠」-官邸の5日間-にご参加を!
日 時:9月10日(月)開場:18:30 19時より21時
講 師:木村英昭さん(朝日新聞特別報道部記者)
「プロメテウスの罠」-官邸の5日間-第2弾
第2回は、「あのテレビ会議」が中心です。取材方法の制限、ピー音、モザイ
ク顔…その制約の中で、木村記者は何を見た?聞いた?
第一線記者のみが知り得た事実を生きた言葉で話してくれます。
会 場:スペースたんぽぽ (ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.”原発の電気はゼロ”で すごせた夏、うれしい夏
| やればできる 原発ゼロの日本の即時実現を
| 大阪、橋下市長は約束どおり、大飯原発停止を
| 関電と政府へ迫り実現を!
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
首都圏を含む東日本全体が原発の電気ゼロの夏、うれしい夏を過ごせた。西日
本も関西電力を除けば、原発の電気はゼロであった。注目の関西電力も、(融通
分を加えれば)原発4基分の電気の余力があった(東京新聞8月29日の検証記事
+関電の報告)ゆえ、大飯原発の再稼働は不要だったことが、万人の目にはっき
りした。つまり、2012年度は猛暑にも関わらず、日本全土は原発電気ゼロでやれ
た事実が証明されたのである。節電の協力(10から11%)もあった。
皆が協力すれば、原発ゼロは今すぐ実現できるのである。2030年代に原発ゼロ
(民主党)というまぬけな数字でなくて、福島原発大惨事に続く”第2の原発大惨
事”の心配の可能性が大きく減少できる、のである。地震の心配が大きい中で、
2回目の大惨事が起これば、日本は世界中から軽蔑され、日本列島は大きく傾く
だろう。
子どもや子孫のために、そして自分の為にも、もてる総力でくいのない全力活
動で原発ゼロをめざそう、再稼働を阻止しよう、再稼働をめざす規制委人事案を
阻止しよう、野田首相の独断決定反対!大飯原発を停止せよ。大阪市橋下市長は
関電と政府へ大飯原発停止を迫り、実現を!
最後までみんなで努力しよう。
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┗■2.関西電力認める
| 再稼働なしでも3%超余裕 節電最終日
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関西電力は七日、夏の供給電力について、大飯原発(福井県おおい町)を再稼働
しなかった場合でも、政府が「最低限必要」とした3%を超える余裕があったと
の試算を明らかにした。同社は電力不足を訴えて再稼働を強行したが、夏の節電
目標の最終日に、必要なかったことを自ら認める形になった。
大飯原発3,4号機を七月に稼働したことで、関電は電力消費が増える同月下
旬から8月にかけて、一部の火力発電所を休ませていた。こうした待機火力を活
用すれば供給力の余裕は最低でも3・2%確保でき、電力不足にはならなかった
との試算を示した。さらに関電が電気予報で「厳しい」と位置づける5%以下に
なる日は、試算によると三日間だけだった。(中略)
専門家でつくる大阪府市エネルギー戦略会議(座長・植田和弘京都大教授)は停
止を求めている。(9月8日東京新聞より抜粋)
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┗■3.9・10原子力ムラ人事にノー!
| 野田総理・細野大臣は白紙撤回を! 官邸前抗議&ウォーク
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【日時】9月10日(月)18:00~20:00 18:00~18:45 官邸前アピール&コール
18:45~19:00 要請書&抗議文提出 19:00~19:45 ★抗議ウォーク
19:45~20:00 官邸前アピール&コール
【場所】官邸前(最寄駅:国会議事堂前駅1分、永田町駅5分、溜池山王駅7分)
(プラカード、鳴り物、光り物など持参歓迎)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-fe15.html
【主催】福島老朽原発を考える会/国際環境NGO FoE Japan/
原発を考える品川の女たち/プルトニウムなんていらないよ!東京/
経産省前テントひろば/再稼働反対!全国アクション/
福島原発事故緊急会議
【協力】首都圏反原発連合
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┗■4.金曜夜8時すぎ、経産省前テントひろばのあたたかさ・テントの灯り
| 振る舞われる冷たい水、「お疲れ様」の一言が心に染みる
└──── 小川 治(たんぽぽ舎ボランティア 東京)
金曜夜8時、官邸前や国会議事堂正門前から財務省上交差点を渡ると経産省に
向かって長い下り坂が続く。2時間前に目に入る汗を拭きながら息を弾ませ登っ
てきた坂だ。若い機動隊員に一瞥をくれながら。
坂を降り切ると交差点の向こう、経産省の敷地にテント広場がある。眩いばか
りの無数の蛍光灯が光を放つ経産省ビル。節電などまるで死語、電気は足りてい
ると宣伝中。その下で行燈のような明かりを灯しているのがテント広場だ。
抗議集会の帰りに立ち寄る様々な人達。記帳する人。カンパする人。立ち話で
会話が弾むグループが幾つもあり、初対面どうしも珍しくはない。振る舞われる
冷たい水、「お疲れ様」のさり気ない一言が心に染みる。ここは私達の未来への
橋頭堡。
テント広場に来ているTさんが言った。都会には故郷を想わせるものがないか
ら、皆テント広場に集まるのだと。テントの灯りに集まった人達は祭りの名残り
を惜しみ、語らい、互いに労をねぎらう。それは次の祭りの約束。
毎週金曜日に私が官邸前にくるのはTさんの一言のおかげだ。曰く、「原発を
止めるためなら何でもやる。小出さんの本も売れば、原発反対のグッズだって売
る」と。そうか。じゃあ自分にできることなら何でもやらなきゃと思った。
もう一つの理由。官邸前の車道に初めて人が溢れた日のこと、赤ちゃんを抱い
た見知らぬお母さんが私を振り返り、顔をじっと覗き込んでこう言った。「子供
が小さいのでもう帰りますが、あとは宜しくお願いします」と深々とお辞儀をし
てくださった。私は託されてしまった。
最後にテント広場一周年を迎えて、今までテント広場を守り育ててきた多くの
人達に感謝の言葉を贈りたい 簡単すぎて恐縮だけど。
「有難うございます。そしていつの日か有難うございましたと言える日がくるこ
とを」。
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┗■5.9/15(土)「相馬看花」上映会のお知らせ
│ 20キロ圏内で出会った人々のドキュメンタリー
└──── (いろりばた会議)
日 時:9月15日(土)開場:13時30分 上映開始:14時
会 場:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4階)
主 催:いろりばた会議 参加費:1000円
東京電力福島第一原発から20キロ圏内にある南相馬市原町区江井地区。
震災直後に、津波と放射能汚染と強制退去で様変わりしたこの地へ、松林要樹監
督は救援物資を携えて向かいました。
この作品は松林監督がそこで出会った人々に寄り添い、その表情と肉声を伝え
てくれるドキュメンタリー映画です。 http://somakanka.com/index.html
3・11以降、多くの人々が放射能汚染の現状を直視し、原発を抱える危うい
社会に危機感を募らせ、脱原発の運動は大きなうねりとなって全国各地に広がっ
ています。
脱原発の運動は、原発のない社会を目指すと同時に、被災地福島の現状に常に
関心を持ち続けること、その地に住んでいる人々に思いを馳せること、深刻な状
況におかれている人々に対してどんなサポートができるか模索することでもある
と思います。
ぜひ江井地区に住む人々の生の声を聞きにいらしてください。
当日は、松林監督にお越しいただき、最新のお話を伺うことができます。
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┗■6.<テント日誌 9/5(水)―経産省前テントひろば361日目>
| 季節の巡りは速いけれども、人間の所業は遅遅としている
└──── (M/O)
9月5日(水)晴れ
テントに近くの国会はなんとも締りのない終盤を迎え、民主党や自民党のみな
らずみんなの党まで党首選挙にまっしぐらだ。各党も選挙を意識し、これは乱戦
模様になってきている。テントに座りながら議員たちの戸惑いや右往左往を想像
する。彼らもまた歴史の流れに対応できない不安の中で蠢いているのだと思った。
いじめられるのは弱者ではなく、「党首」である間はまだいいのかという思い
もするが、候補者が小粒といよりは政治家や政党に大事な見識や構想力(ビジョ
ン)が見られないのが気になる。これは政党や政治家が歴史の流れに対応できな
いことを現わしているのだと思う。官僚中心の既得権益の擁護がこの時代に対応
する一つに流れをつくり、これに反発する様々な動きが群雄割拠のように旗上げ
をしている。
橋下の「維新の会」と小沢一郎の「生活が第一」がその代表的なものであろう
が、民主党や自民党や各政党にもこれは形を変えて浸透しているし、これはもっ
と明瞭な姿となって舞台に登場してくると思う。政党といよりは政治の再編劇は
予測を超えた展開に入るのではないか。
テントでは国会議員に対する原発是非の意見聴取をしている。第一弾の締め切
りは今日である。担当者の話ではアンケートに対する回答は芳しいとは言えない、
とのことである。詳細は他日に公表されるだろうが、この回答にも多くの意見が
付されているようで原発問題での議員の意識の揺れと現状がうかがえるようだ。
原発問題では国会議員の大半は国民同様に安全神話の中にいたのであろうと思
う。原発震災後の原発の存在の見直しがそれなりに浸透しているが、反応はそれ
ほど鋭いと言えない。多分、権力の構成者やそれに近い部分からからの意見の浸
透がはげしいのであると推察される。政党や政治家はそうした有力者の意見に弱
いのであり、影響力も強いのである。例えば、電事連や電力総連などの見解は強
く入りこんでいるのだ。
だが、国民の声も影響力を持っている。政治家は憶病であるといわれる。自分
の見解が人前に晒され、審判されることへの警戒心が強いのである。選挙に対す
る怖さからきているのだろうが、そこでの決断を要求せねばならない。この力は
国民の声であり、なによりも持続的な脱原発の声や意志表示する存在である。こ
こに原発問題がじわじわと広がり、浸透していく状況があるのだ。
テントは1周年も近づきそのイベントも様々に企画されている。これは他
も公表されているので詳細は述べないが、テントの運営委員会で議論された。
いつもの運営委員会と違ってみんな楽しげである。誰も予想をしなかった1年と
いう間テントが存続できたことにそれぞれの喜びが在るのだと思う。
このイベントにはトコロテンタイムがあり、休憩の時にみんなに配る。誰が考
えたかしらないが面白い。トコロテンのようにつまらぬ議員どもを次回の選挙で
押し出したいものだ。それにかんしょ踊りも楽しみだ。かんしょ踊りの広がりは
福島の女性たちの訴えの浸透であるがもっともっと広げたいものだ。
闘いには祭りの要素がある。祭りにする場面がもっとあっていいのだ。街は秋
祭りの季節だがこちらでもそれに匹敵するものを作りだして行こう。愉しさのな
い闘争は闘争といえない。愉しさを思いつき考える力も闘いの一つだ。
いろいろの評価はあるだろが、テントがここに1年間存在したという事、それ
だけをまず評価すればいいのだろう。テントには多くの人が訪れ、そのことを心
に残し、それをどこかで反復しているのだと思う。この場所のもつ幻想(精神)
性は心に残り、何処にいても思い出したりするのである。そこが特異な場所であ
り、存在の意味でもある。
脱原発運動の象徴としてこの小さな空間には多くのひとのこころが累積してい
るのであり、また一人ひとりの心にテントは想起され反復されてある。テントの
内に張られた綺麗なイラストの便りはそれを示している。(M/O)
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【編集部より】
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