「結論はやはり「人災」だった! 9/10「プロメテウスの罠 第二弾<東電・TV会議>」の講演を終えて」など-地震と原発事故情報
- 2012年 9月 14日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故情報
たんぽぽ舎です。【TMM:No1574】
2012年9月14日(金) 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9・11経産省へ、北海道・泊からのアピール
「泊原発の再稼動を容認することのないよう強く要望します」
(北海道札幌市 Shut泊 事務局)
★2.結論はやはり「人災」だった!
9/10「プロメテウスの罠 第二弾<東電・TV会議>」の講演を終えて
(たんぽぽ舎ボランティア 渡辺)
★3.書籍の紹介『超A級戦犯完全リスト タブーなき原発事故調書』
~鹿砦社特別取材班・編著~2480円
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇「みんなの悲願”脱原発” エダNO お彼岸デモ」
9月22日(日)15時~、大宮駅東口(北出口)
★5.新聞・雑誌から
◇原発政策、3度目の強行 -規制委発足へ-
首相「厚顔」で歴史に名?(9月14日 東京新聞「こちら特報部」より)
★6.<テント日誌 9/9(日)―経産省前テントひろば365日目―>
規制委員会人事案、オスプレイ、ACTA、TPP、
主権者の声を無視するこの国の政府はもはや常軌を逸している
(Toku-san)( Y・T )
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◆上映会「相馬看花」20キロ圏内で出会った人々のドキュメンタリー
9月15日(土)上映開始14時、スペースたんぽぽ
参加費 1000円、主催 いろりばた会議 (事前申し込み不要)
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┗■1.9・11経産省へ、北海道・泊からのアピール
│ 「泊原発の再稼動を容認することのないよう強く要望します」
└────(北海道札幌市 Shut泊 事務局)
枝野経済産業大臣 殿
北海道電力(株)は、冬場の電力需給が厳しくなるとして、11月の再稼動を目
指して蠢動を続けていますが、北海道内では、札幌市を始め各地で毎週金曜日
に、再稼動反対の集会が開かれ、再稼動反対の声が響いています。
国会事故調査委員会が人災であったとの結論を出した福島第一原発4基の災
害から1年半たちますが、いまだに現場検証すらままならず、事故原因も明ら
かにできない現状において、再稼動させようという電力会社の目論見は、安
全・安心な生活を望んでいる道民にとってとうてい容認できるものではありま
せん。
原子力安全・保安院は、北海道電力泊原発のストレステスト一次評価に関し
ては、地震の揺れの強さについて妥当かどうか再検討を求めており(8月31日付
け北海道新聞)、安全性についての評価は留保されています。このような状態
での再稼動は、道民の安心・安全を顧みようとしない経済優先の姿勢といわざ
るを得ません。
泊発電所の安全審査は、原子力ムラ出身者を含まない原子力規制委員会によ
る審査に合格した装置とするべきです。
北海道電力は、この冬の電力需給見通しを9月5日発表しました(9月6日付け
北海道新聞)が、最大で僅かに1.4%、8万kwが不足するだけ、という見通しと
しております。
この見通しは、この夏に示された需要側の節電努力と成果をまったく考慮し
ておらず、しかも、60万kwの送電能力を有する北本連系を通しての、冬期には
十分な余力を持つであろう東京電力からの融通分、あるいは本州側PPSからの
購入分をいっさい考慮しておらぬものであり、これらを考慮すれば、たとえ冬
場であっても、原発なしで乗り切れるであろうことは明白ということができま
す。
上記のような観点から、私たちは貴職に対して、北海道電力(株)泊原発の
再稼動を容認することのないよう強く要望するものです。
2012年9月11日 北海道札幌市 Shut泊 事務局
(9/11当日提出の段取りが間に合わず、遅くなりましたが掲載いたします)
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┗■2.結論はやはり「人災」だった!
│ 9/10「プロメテウスの罠 第二弾<東電・TV会議>」の講演を終えて
└────(たんぽぽ舎ボランティア 渡辺)
☆結論はやはり「人災」だった!
今回はベントを中心としたテレビ会議の講演でした。朝日新聞9月5日付の
「検証 東電テレビ会議」を資料に、木村記者が分かりやすく、面白く、記事
に載っていないことも含めてたくさん話してくれましたが、その一部をご紹介
します。
1)バッテリーの事:
「皆さん、お金貸して」槌田先生が講演で何度も指摘されているように、東電
はバッテリーの備蓄をしていなかった。そこでどうしたか?何とその場にいた
人達に「お金を借りて」、「いわき市まで」、「買い出しに行った」。「私た
ちの運命はホームセンターにかかっていた」のだ。
2)これは人災だ:
この他、東電が適切に対応できていれば、あそこまで過酷事故に至らなかった
筈という事がたくさん指摘されました。にも拘わらず、例えば菅首相が現場に
飛んだからベントが遅れたという事になっている。一体、この二つに何の関係
がある? また例えば「…外部被曝、汚染があって自衛隊のかたがかなり受け
ちゃったので」自衛隊が現場に到着したのは14日だった。木村記者は言う。
日付けは関係ない、そもそも緊急の体制が整っていない、機能不全が問題なの
であって、自衛隊としては自己防衛するのは当然なのではないでしょうかと。
この2点から見えてくるのは、官邸、自衛隊への責任転嫁であり、これこそ原
発事故の本質をずらそうとしている事なのだ。
3)犠牲者を必要とする原発:菅首相が現場で吉田所長に会った時、吉田所長
は言った。「決死隊をつくってでも」と。その事をふまえて木村記者は考え、
考え言った。「死んでくれと言わざるを得ない状況になる可能性のある原発、
命を犠牲にしなければならない原発とは何か、という事でしょう」。
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この後、約20名ほどで懇親会を開き、楽しいひと時を過ごしました。その時、
木村記者が笑いながら言っているのが聞こえました。「朝日に木村はよくやっ
ていると言って下さいよー」。冗談口調だったけれど、でも、本当は朝日新聞
社という制約の中で木村記者は頑張っているのだろうなあ、と酔っ払いながら
も、しみじみ思い「木村記者、頑張れ、皆で応援するのだ!」と檄を飛ばして
しまいました。
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┗■3.書籍の紹介『超A級戦犯完全リスト タブーなき原発事故調書』
└──── ~鹿砦社特別取材班・編著~
2012年09月10日発売 鹿砦社特別取材班=編著 A5判/336ページ/カバー装
定価2480円(本体2362円+税)
http://www.rokusaisha.com/kikan.php?group=ichi&seq=000308
【第一部】絶望に希望の火を灯す、真実の声
第1章 原発と闘う人々、怒りを語る
○東京電力元社員激白 ○広瀬隆さん ○北村肇さん ○山本太郎さん
○蓮池透さん ○日隅一雄さん
第2章 被災地を歩く
【第二部】福島原発事故・超A級戦犯26人
第1章 東京電力に巣食う悪人たち
○勝俣恒久 ○清水正孝 ○西澤俊夫 ○武黒一郎 ○南直哉
○広瀬直己
第2章 今でも「安全神話」に固執する御用学者
○小宮山宏 ○斑目春樹 ○山下俊一 ○高村昇 ○大橋弘忠
○衣笠善博
第3章 原発利権に群がった悪党ども
○中曽根康弘 ○甘利明 ○加納時男 ○迎陽一 ○米倉弘昌
○石原萠記
第4章 脱原発の声を封じた労働貴族
○種岡成一 ○藤原正司 ○小林正夫 ○大畠章宏
第5章 原発再稼働戦犯
○仙谷由人 ○前原誠司 ○細野豪志 ○野田佳彦
【第三部】こんなにもある東電小会社
○猪瀬直樹に怒られた東電病院に行ってみた
○東電子会社リスト
(※この本は、鹿砦社から直接ご購入下さい)
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇「みんなの悲願”脱原発” エダNO お彼岸デモ」
日時 9月22日(日) 15:00集合、15:30時出発
集合 大宮駅東口(北出口)
主催 原発さよならエダNOデモ実行委員会
詳細 http://datugenpatusaitama.blog.fc2.com/
福島原発の事故後、収束の目途すら立たないにもかかわらず、
大飯原発再稼動を強行した5人組(野田、枝野、藤村、細野、仙石)。
民意を踏みにじったその責任を追及し、それぞれの地元市民と
連帯して、次の選挙で原発推進議員の落選を実現させましょう。
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┗■5.新聞・雑誌から
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◇原発政策、3度目の強行 -規制委発足へ-
首相「厚顔」で歴史に名?
(9月14日 東京新聞「こちら特報部」より)
「原子力ムラ人事」と批判されている原子力規制委員会が19日、発足する。
国会同意は無視され、異例にも野田首相が首相権限で任命する。昨年末の福島
第一原発の事故収束宣言、6月の大飯原発再稼働宣言に続く強行突破の第3弾だ。
「仏の顔も三度まで」では済まない首相の独走に“厚顔”という非難も出始め
た。
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(中略)規制委は「独立性」が生命線であるにもかかわらず、その発足時点で
政治介入がなされたに等しい。こうした政権の姿は「脱原発」世論から原子力
ムラを防御する別働隊とも映っている。
しかし、この強引さは今回が初めてではない。昨年暮れ、原子炉内の損傷状
況も不明なままに出された朱書うによる「事故収束宣言」は海外メディアをも
驚かせた。さらに原発抜き絵も夏をしのげるという世論に対し、あくまで電力
不足を掲げて、大飯原発の再稼働を宣言した。しかし、電力は、やはり足りて
いた。(中略)
『たたきあげ』のコンプレックス---精神科医の和田秀樹さんは「官僚とは
遠い世界から進出してきた人。厚顔というより、エリートに対するコンプレッ
クスがある」と分析する。(後略)
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┗■6.<テント日誌 9/9(日)―経産省前テントひろば365日目―>
│ 規制委員会人事案、オスプレイ、ACTA、TPP、
│ 主権者の声を無視するこの国の政府はもはや常軌を逸している
└────(Toku-san) ( Y・T )
この日は、13時に日比谷公園を出発する予定になっている反ACTA(アクタ)
デモに参加する予定にしていたために家を出るまで、自宅でオスプレイNO!
国会包囲のインターネット中継を見ていた。
午前中から真夏のような日差しが照りつける国会周辺には、本当に多くの人
達が集まっていた。メインのスピーチエリア以外にも沖縄の衣装で抗議する人
達、歌を歌って抗議の意思を表す人達などがいらして、思い思いの形で抗議が
行われており、オスプレイ配備問題は、沖縄だけの問題ではなく、国民の多く
が反対する問題であると言う事が伝わって来た。
その後、13時~反ACTAデモに参加し、14時~秋葉原で開かれたACTA抗議集会
に参加した。マスコミが報道しないで、ご存知ない方もいらっしゃると思いま
すが、ACTAは、「模造品・海賊版拡散防止条約」という著作権・知的所有権の
護をうたった国際条約ですが、TPPの知的所有権分野をほぼそのまま抜き出し
た様な内容で、憲法21条で認められている表現の自由を著しく侵害する可能性
がある条項が含まれている悪法です。
日本に先だって採決が行われたEUでは250万人のデモが起こり、議会で圧
倒的多数で否決され、メキシコでも否決されました。日本では8月から毎週木
曜日に首相官邸前で抗議集会が開催され、先週は議員へのロビイ活動や議員会
館前で抗議集会が行われましたが、問責決議案が可決された後、衆議院の外務
委員会・本会議で、野党が審議拒否をする中採決が行われ、世界で初めて日本
が批准をする事が決まってしまいました。
国内法の上位に位置づけられ、発効すると、国内法を変更される可能性があ
る国際条約がほとんど議論されないまま可決されてしまうという本当に恐ろし
い状況ですが、6カ国が批准しなければ、効力が発効しないので、何とか、脱
退に向けて運動を大きくしていきたいと思っています。
(ACTAについてはYouTubeに解説動画がありますので、ご覧下さい)
秋葉原を出て、21時頃にテントに着くと、Uさん、Yさん、Oさんがいらし
た。後から、国会包囲行動に参加されたKさんも差し入れを持って来て下さり、
昼間の状況をうかがった。抗議集会には1万人に位の人が参加し、ほぼ一周を
包囲する事が出来たと言う事であった。沖縄の県民大会には10万人の人が集
まったと言う事だったが、KさんとYさんは、「沖縄の人に連帯を表明する事
が出来た」と喜ばれていた。
原子力規制委員会人事案、オスプレイ、ACTA、TPPなど多くの国民が反対の
声を上げる中、この国の政府・官僚は、民主主義のプロセスを無視する形で、
無理矢理に進めようとしている。最近抗議に参加している方達から、無力感か
らか「少し疲れてきた」という声を耳にするようになったが、今我々が抗議の
声を上げなければ、この国は67年前の反省を無にする形で、暗い過去と同じ
道を歩んでしまうかもしれない。疲れている時には、無理をせず、諦めずに、
これからも民主主義を実践するために活動していきたい。
(Toku-san)
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テント日誌の後半(担当Y・Tさん)は専用ホームページからご覧ください。
http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1343
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★9月19日(水)午後7時~ テント全体会議
場所 日比谷図書館4F 小ホール
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【編集部より】
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