第60回湘南科学史懇話会「原発をめぐっての学者の責任を考える」のご案内
- 2012年 11月 6日
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第60回 湘南科学史懇話会(2012年11 月11日(日)午後2時30分~6時00分)
「原発をめぐっての学者の責任を考える」
講 師 : 井野博満さん (金属工学者、東京大学名誉教授)
●講演概要
昨年の11月から今年9月の原子力安全・保安院終了までの1年弱、「ストレステスト」と「高経年化」の二つの意見聴取会の委員になった。そこでの経験は、保安院という役所の姿勢もさることながら、委員として参加した学者たち、とくに、今もって原発推進に疑いをもたない原子力村本家出身の学者たちの姿をまざまざと知る機会となった。講演では、原発の再稼働や安全審査の在り方、40年廃炉ルールなどの社会的・技術的問題についてお話しするとともに、原発を巡る思想状況を考察するなかで、辛うじて彼らのように節操を失わずに済んだ自分史についても話そうと思う。(講師記)
●講師プロフィール
井野博満(いのひろみつ):1938年東京生まれ。1960年東京大学工学部応用物理学科卒業、1965年同大学大学院数物系研究科応用物理専攻修了、工学博士。大阪大学基礎工学部助手、東京大学生産技術研究所・工学部教授、法政大学工学部教授をへて、現在、高知工科大学客員教授。柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会代表、現代技術史研究会会員、エントロピー学会会員など。著書『徹底検証 21世紀の全技術』(編著、藤原書店、2010年10月)、『福島原発事故はなぜ起きたか』(編著、藤原書店、2011年6月)、『原発を終わらせる』(石橋克彦編、岩波新書、2011年7月)ほか。
●日 時 : 2012年11 月11日(日)午後2時30分~6時00分
●会 場 : 藤沢産業センター(藤沢NDビル)7階 第2会議室
〒252-0052 藤沢市藤沢109番地(湘南NDビル7階)
電話0466-21-3811 JR・小田急藤沢駅(北口)徒歩2分
http:/www.cityfujisawa.ne.jp/center.html
●参加費:1000円
●連絡先 : 猪野修治(湘南科学史懇話会代表) 〒242-0023 大和市渋谷3-4-1
TEL/FAX 046-269-8210 email shujiino@js6.so-net.ne.jp
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