「笹子トンネルの崩落事故-新しいトンネルなのに…」など-地震と原発事故情報
- 2012年 12月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1678】
2012年12月3日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.笹子トンネルの崩落事故-新しいトンネルなのに…
地盤の変位が原因? 付近には藤の木愛川断層あり
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.再稼働阻止のために何ができるか!
再稼働阻止全国ネットワーク結成を受けて
討論集会の報告 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベントのお知らせ(問合せは主催者へお願いします)
◆12/9「主権在民」上映会のお知らせ
◆12/19金子勝氏・講演会のお知らせ
★4.新聞・雑誌より4つ
◆原発フェードアウト 「公約ではない」橋下氏が明言
(12月3日朝日新聞より)
◆「卒原発」未来が公約 衆院選4党中心 民主 自民 維新 未来
(12月3日東京新聞より抜粋)
◆衆院選調査 「原発ゼロ」に59% 消費増税反対55%
(12月3日東京新聞より抜粋)
◆最終処分場反対の集会 (12月3日朝日新聞より)
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※12/5学習会にご参加を!
テーマ:「原発を止めるために知っておくといい経済の仕組み」
講 師:安部芳裕さん
日 時:12月5日(水)18時30分開場、19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
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┗■1.笹子トンネルの崩落事故-新しいトンネルなのに…
| 地盤の変位が原因? 付近には藤の木愛川断層あり
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
12月2日午前8時頃、山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道・笹子
トンネルで天井崩落事故が発生し、2~3台が下敷きになり火災が発生した。
少なくても5名が閉じ込められているとみられている。
このトンネルは天井がつり下げられた構造で、真ん中がVの字に落下している
ことから、中心部の支えが破損した可能性がある。
笹子トンネルは1977年に出来た比較的新しいトンネルで、全長4784メートル。
天井の板はコンクリート製で1枚あたり1,2トンあるという。
このトンネルは、山梨県内の断層をまたいで走っている。笹子トンネル付近に
は藤の木愛川断層があり、この断層が活動すればマグニチュード7の地震が想定
されている。
以下のシームレス地質図によると、トンネルをまたいで断層がある
ことがわかる。http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/maps.html
同じ断層は原子力発電環境整備機構のホームページにも記載されている。
http://www.numo.or.jp/koubo/bunken_chisitsu/condition/19yamanashi/19206.pdf
昨年3月11日直後の3月15日に富士山直下でもマグニチュード6の地震が
あったように地殻変動が日本各地で起きているが、今回の高速道路の崩落事故も
トンネルを横切る断層が徐々に動き、あるいは地盤の変形が進み、圧迫されたト
ンネルが変形をして内部構造物の破壊を招いたのかも知れない。
各地のトンネル構造物の点検をする必要があると思う。
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┗■2.再稼働阻止のために何ができるか!
| 再稼働阻止全国ネットワーク結成を受けて
| 討論集会の報告
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
11月10日に発足した「再稼働阻止全国ネットワーク」の東京で初の討論集会を
12月1日(土)18時半から開催し、約33名がこれからの全国ネットの取組について
討論し、規制委員会を監視しながら大飯を止める行動をし、さらに福島と原発現
地との連携を強めることを確認した。
まず、全国ネットワークの事務局から、柳田さんが結成の報告と今後の方向を
述べて「再稼働の嵐」がやってくることへの備えを訴え、木村が違法国会不同意
異常事態状態での規制委員会の発足と大飯原発が保安院・原子力安全委員会・4
閣僚による不当な決定で稼働され活断層調査に至り今大飯を止めるべき時である
ことを述べ、布施さんが原発と自治体のカネの関係や原子力災害対策指針と地域
防災計画と原子力安全協定について再稼働をめぐる30キロ圏自治体の動向とと
もに説明した。
休憩後の討論では、参加者が次々に多種多様な意見を述べた。その一部を簡単
に紹介する。
・規制委員会前でスピーカを使うか静穏に行動するか
・市民に向かってPRするセクションを作ってもいいのでは
・もう一歩前に出る行動を。誰がどこで何をやるか考えて
・原発立地地域の運動に資するために何ができるか。そこがふるさとだと思わな
いと力が入らない
・福井県は広域連携をこばんでいるので事故の時の逃げ道の先はどこも原発のあ
るところ
・雪が降ったらとても逃げられない(道路寸断)
・これからどうしていくか、大飯と規制庁と福島をセットに考えていこう
・「原子力規制委員会を監視する有志市民」に期待
・現地が何を求めているか、反対と言えない人々に対して影に回って福島のこと
を伝えるなどが良いのでは。大飯ではそれを実践した
・「ふるさとは原発を許さない」横断幕があちこちに置かれている
・「再稼働阻止」一点でやるのが良い
・現地と宅急便で繋がり、入り易くする工夫も良い(現地特産品の普及の協力)
・……
これらの討論を受けて「再稼働阻止全国ネットワーク」の活動をしていく。なお、
「再稼働阻止全国ネットワーク」のホームページがこの日に公開された。
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┗■3.メルマガ読者からイベントのお知らせ(問合せは主催者へお願いします)
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◆12/9<上映会のお知らせ> 「主権在民」監督:西山正啓 93分
12月9日(日)14:00~ 上映後、監督のトーク有り
松本市浅間温泉・神宮寺アバロホール(0263-46-1611)
参加費:1000円
主 催:「主権在民」を考える会
問合せ:0263-27-4020(村井)
監督の西山さんは、「ゆんたんざ沖縄」で、沖縄の問題を…
http://cine.co.jp/detail/0034.html
「みちことオーサ」では、障害者が当たり前に生きて行くこと…
http://cine.co.jp/detail/0023.html
などなどキュメンタリー映画をとっている。
最新作が「主権在民」… http://www.dailymotion.com/video/xv7r3i_yyyy-yyyy_news
東海村の村長はなぜ、反原発を鮮明にしたかのか、福島原発告訴団団長の武藤
類子さんはなぜ、告訴にいたったか、丹念な映像記録によって、それが明らかに
なります。
原発に反対する様々な動きが日本各地にあることを実感することは、私たちに
大きな力を与えてくれます。
16日の選挙を控え、主権は私たち民にあることをしっかり確認いたしましょう!
◆12/19金子勝氏・講演会のお知らせ
「脱原発で経済を良くしよう」
講師:金子 勝 慶応義塾大学教授
日時:12月19日(水)18:30~20:30(開場18時)
会場:川崎市中原市民館 多目的ホール(2階)
(JR南武線・武蔵小杉駅東口徒歩3分
東急東横線・武蔵小杉駅北口徒歩3分)
定員:150名 申込み不要・入場無料
3月11日に起きた福島第一原発事故から1年半。
これから私たちは原発とどう向き合えばよいのでしょう。
経済学者の金子勝先生を招き、原発と経済の関係について考えます。
主催:川崎市教育委員会(実施機関:中原市民館)
中原市民館平和人権学習、
とことん原発を考えようPart2 公開講座
問い合わせ:川崎市中原市民館(ホームページあり、場所など参照ください。)
川崎市中原区新丸子東3-1100-12、
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー1・2階
TEL 044-433-7773
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┗■4.新聞・雑誌より
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◆原発フェードアウト 「公約ではない」橋下氏が明言
日本維新の会の橋下徹代表代行は2日、テレビ朝日の報道番組で政権公約「骨
太2013~2016」の政策実例に「既設の原子炉による原子力発電は2030年代までに
フェードアウトする(消えていく)」と記したことについて「政策実例は議論のた
たき台。公約ではない」と述べた。石原慎太郎代表はこの記述を「暴論に近い」
と見直す考えを表明。橋下氏との不一致が指摘されている。(12月3日朝日新聞より)
◆「卒原発」未来が公約 衆院選4党中心 民主 自民 維新 未来
日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事は2日、都内で記者会見し、衆院選
公約を発表した。10年以内に完全に原発稼働をゼロにする「卒原発」が柱。小選
挙区の第一次公認候補109人も発表した。12党が乱立するが、未来の党は民主、
自民両党の次に多い前衆院議員を抱え、日本維新の会と合わせ、4党を中心とし
た衆院選の構図が固まった。未来の党は他の3党に比べ、リベラル色が鮮明なの
が特徴だ。
嘉田氏は会見で「(東日本大震災が起きた)3・11が日本政治の転換点。未来
への政治をつくる」と表明した。(後略)(12月3日東京新聞より抜粋)
◆衆院選調査 「原発ゼロ」に59% 消費増税反対55%
本紙は4日に公示される第46回衆院選を前に、有権者の投票行動を探るため、
全国3600人を対象に電話世論調査を実施した「日本の原発政策はどうすべきだと
思うか」と聞いたところ、原発ゼロを求める回答は59.8パーセントに上がった。
原発ゼロを求める時期については「2030年代よりも前倒ししてゼロにする」が
27.4パーセントで、民主党政権が決めた「30年代ゼロ」を支持する17.6パーセン
トを上回った。速やかな脱原発実現に対する期待が高まっている現状が明らかに
なった。
「原発は減らすが、ゼロにはしない」は27.6パーセントだった。
消費税増税については反対55.6パーセントで、賛成42.3パーセントを上回った。
依然として強い抵抗感があることが浮かび上がった。(後略)
(12月3日東京新聞より抜粋)
◆最終処分場反対の集会
1キロあたり8千ベクレルを超える放射性物質に汚染された「指定廃棄物」を
めぐり、最終処分場の候補地に選ばれた栃木県矢板市で2日、市民らが選定の白
紙撤回を求める集会を開いた。同じく候補地となった茨城県高萩市からを含む約
8000人(主催者発表)が参加。「断固反対し、白紙撤回を勝ち取るまで戦い続け
る」との決議文を採択した。(12月3日朝日新聞より)
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