「東京湾に浮かぶ二基の原子炉=原子力空母、原潜の危険」など-地震と原発事故情報
- 2012年 12月 4日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1679】
2012年12月4日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東京湾に浮かぶ二基の原子炉=原子力空母、原潜の危険
地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落、
電力の供給遮断など起こりうる様々な事故(永山一美)
★2.いろりばた会議 12月10日のご案内
増山麗奈★日本を脱原発させる映画『ママの約束』上映会とトーク
(いろりばた会議 杉嶋)
★3.11月30日金曜官邸行動に参加して
反原発候補にたくさん当選してほしい
民主党は矛盾だらけ、宇都宮けんじさんのスピーチ(斎藤なぎさ)
★4.新聞・雑誌から
◇選挙大予測 民主107 自民196 未来60 維新46
すでに確定的になった 嘉田「未来」の伸びがカギ(12/4日刊ゲンダイ)
★5.本の紹介
『反貧困 半生の記』 宇都宮健児・著、花伝社
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┗■1.東京湾に浮かぶ二基の原子炉=原子力空母、原潜の危険
│ 地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落、
│ 電力の供給遮断など起こりうる様々な事故
└────(永山一美 たんぽぽ舎会員)
12月1日、鎌倉市内で開かれた山崎久隆さんの勉強会に参加した。主催は、
鎌倉で活動をされている、鎌倉平和学習会である。
山崎さんの話が進むにつれ私をはじめ参加者皆さんが、米軍基地配備開始か
ら、今日まで横須賀基地が置かれている、様々な危険な状況に改めて息を飲ん
でいるように感じた。
関東、特に神奈川、東京湾近辺で発生した過去の大規模地震、これからも起
こるであろう地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落や座
礁、設備の提供中断と電力の供給遮断など起こりうる様々な事故。それに結び
つくのは、ただの事故ではない、原子力過酷事故に他ならない。現在横須賀に
来ている原潜、空母には原子炉が積まれているからだ。空母ジョージワシント
ンに積載されている動力源は、福島第一原発一号炉と同規模の原子炉だ。
私たち首都圏の住民も、空母や原潜をはじめとする原子炉、住宅地に潜む多
種多数の核施設を懐に抱える、原発立地国なのである。さらに気持ちを引き締
め、全国原発立地国と力を合わせ、様々な活動をしていかなければと気持ちを
新たにした。
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┗■2.いろりばた会議 12月10日のご案内
│ 増山麗奈★日本を脱原発させる映画『ママの約束』上映会とトーク
└────(いろりばた会議 杉嶋)
~超速報!ドイツ脱原発再生エネルギーのための取材最新報告会
~ドイツに学べ!日本でも脱原発できるはず!
お話 増山麗奈(画家・ジャーナリスト)、特別ゲスト 河合弘之弁護士
日時 12/10(月)夕方6時半開場 7時開演
場所 スペースたんぽぽ 入場料 1000円
(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F 電話 03-3238-9035)
主催 ママの約束応援委員会、いろりばた会議
問い合わせ info@renaart.com
11月末から12月初めにかけて新作ドキュメンタリー映画「ママの約束」製作
のために渡独し、ドイツで脱原発ができた理由を取材した増山麗奈が、帰国後
最新情報を報告いたします。
解体中の原子力発電所「シュターデ」(ドイツ北部)にて、安全な廃炉の仕
方、放射性物質の管理の仕方、ゴアレーベン、市民が作った風力発電所 大手
風力発電所の、repower社、グライフスヴァルト旧原発、ドイツ倫理委員会関
係者への取材、ドイツ連邦議員エネルギー担当ドロテーメンツナー議員、ベル
リンの壁崩壊とともに東ドイツの原発が全て止まった理由、ドイツ放射線防御
協会会長セバスティアン・プフルークバイル博士インタビューなどドイツのエ
ネルギーにまつわる様々な状況を最新映像を交えて紹介します。
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┗■3.11月30日金曜 官邸まえ行動に参加して。
│ 反原発候補にたくさん当選してほしい
│ 民主党は矛盾だらけ、宇都宮けんじさんのスピーチ
└────(斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)
○ すっかり暗くなった官邸前に着くと、再稼働阻止全国ネットワーク結成集
会で知り合った福井の女性が参加していた。大飯原発3,4号機運転差し止めを
求め、原告団になり、福井地裁に提訴したという。脱原発のためにできること
は何でもしようという彼女の取り組みは、原発の牙城に蟻の穴でも良いから穿
ちたいという意気込みを感じた。原発現地で新たな闘いが展開されていると思
うと、こちらも活力があふれてくる。
○ 官邸前の管轄は第五機動隊第二中隊である。反対側の車道には大型の機動
隊車両が6台と中型車両が2台駐車し、相変わらず歩道との間に壁を作っている。
横断歩道を遮る警官は普段より多く、こちら側だけでも8人~12人立っていた。
渡ろうとする人を何度か止めていたが、二言三言話したのち、渡らせており、
目立ったトラブルはなかった。
○ 一分間スピーチでは、12月16日(日)の選挙投票日を控え、野田首相や民
主党に対する抗議と、日本未来の党に対する期待の声が多かった。ある男性は
福島第一原発から約11キロの所で働く警官が危険にさらされており、責任は首
相にあるという。「終息宣言を撤回してから首相を辞めてください」と批判し
た。前回民主党に投票したという千葉県の男性は「原発のことも含めて見事に
期待を裏切られた」と唾棄した。埼玉県の男性は「野田(首相)が安倍(首
相)になっても意味がない。反原発の候補にたくさん当選してほしい」と期待
を込めた。
○ また未来の党について、大飯原発の再稼働を容認した嘉田由紀子さんや橋
下大阪市長のブレーンだった飯田哲也さんを懸念する声もあった。ただ嘉田さ
んが今夏、大飯原発の再稼働を抵抗の末に容認したことも、飯田さんが橋下市
長のブレーンであったことも事実だ。そのことを承知の上で卒原発を掲げる日
本未来の党を支持していくという覚悟が必要である。さらに、脱原発の候補を
当選させて完結するのではなく、当選後も議員に脱原発の有権者の意思を反映
させていかねばならない。
○ 7時20分頃、宇都宮けんじさんがスピーチをした。「原発ゼロの社会をまず
東京から。民主党は2030年代に原発ゼロを目指すというが、大間原発の建設再
開は矛盾。大飯原発再稼働したことも矛盾。規制委員会の委員が原発推進者で
占められているのも矛盾。大間の建設、大飯の再稼働を中止すべき。規制委員
を撤回すべき。原発のない社会を目指して一緒に頑張りましょう」と締めくく
った。ひときわ大きな拍手が起こる。自転車隊が目の前を通り過ぎた。その車
の一台のメッセージ=原発は止まるが心に響く。
★今週12月7日(金)の行動は2つあります。
18時 (~20時) 官邸まえ行動(霞が関)
http://coalitionagainstnukes.jp/?page_id=1442
17時半(~19時) 規制委員会前ヒューマンチェーン(六本木)
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/582
ご参加ください。
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┗■4.新聞・雑誌から
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◆選挙大予測 民主107 自民196 未来60 維新46
すでに確定的になった 嘉田「未来」の伸びがカギ
(12日4日 日刊ゲンダイより)
「世界で孤立する道を選ぶのか。それとも世界の最先端を歩むのか。
日本にとって重大な分かれ目となる選挙です」
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言った。野田首相の「解散討論」から
20日、あす(4日)公示される衆院選は、歴史に残る選挙となる。(中略)
「自民や維新が勝てば、世界を敵に回すことになります。憲法を変え、9条
も変え、軍備増強を進めるという勢力。中国や北朝鮮には厳しい姿勢で臨むと
しているし、韓国とも従軍慰安婦問題で対立する。こうなると、東アジアの緊
迫を望まない米国も、日本にソッポを向くようになります。
『未来』を中心とするリベラル第三極を選択すれば、ポスト福島に見合った
政治社会を目指すことになる。脱原発を果たし、再生可能エネルギーへの転換
で世界をリードする国家です」(後略)
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┗■5.本の紹介
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◆『反貧困 半生の記』 宇都宮健児 著
発行:花伝社 定価:1700円+税
サラ金、反貧困、脱原発・・・弱者の味方として闘い続ける庶民派弁護士、
日弁連会長を経て、ついに東京都知事に立候補!
~時代のキーパーソン宇都宮健児の半生と足跡、
~新時代のリーダー、原点がこの一冊に。
【詳細】(紀伊国屋書籍紹介より)
人生、カネがすべてにあらず人のためなら、強くなれる。
日本の貧困と戦い続けたある弁護士の半生の記。
年越し派遣村から見えてきたもの―カネがすべての世の中に
こんな生き方があった!。
1章 魂の仕事人―サラ金被害者を救う
2章 貧困の連鎖
3章 サラ金・ヤミ金・高金利と戦う
4章 反貧困ネットワーク
5章 地下鉄サリン事件被害者対策弁護団長として見えてきたこと
6章 道標
終章 弱肉「弱」食社会を考える(対談・宮部みゆき)
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