「山谷労働者に温かな支援物資を届けよう」など-地震と原発事故情報
- 2012年 12月 5日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1680】
2012年12月4日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.第31回「年末助け合い運動」にご協力下さい
山谷労働者に温かな支援物資を届けよう(たんぽぽ舎 沼倉潤)
★2.高速「増殖」炉のウソを暴く 〈前半〉
-ウソつきはコソ泥の入口。大ウソつきは核戦争の入口-
(核開発に反対する会 槌田敦)
★3.本の紹介
◇『食で対策!放射能: 大切な人を守るレシピと、今できること』
小椋優子・著、 菅谷昭・監修、筑摩書房
★4.新聞・雑誌から
◇直ちに原発を止めない脱原発公約の無責任
「根拠なき願望」に立った無責任は要らない
-溝口敦の切り込み時評-107回 (12/4日刊ゲンダイ)
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※あす5日(水)19:00から、安部芳裕さんの講座<後編>
【原発を止めるために私達は何をすべきか-原発を
止められない社会の深層構造を歴史と経済から探る-後編】
参加費:800円、会場:スペースたんぽぽ、ご参加ください。
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┗■1.第31回「年末助け合い運動」にご協力下さい
│ 山谷労働者に温かな支援物資を届けよう
└──── (たんぽぽ舎 沼倉潤)
日雇い労働者が職を失う年末年始の時期、たんぽぽ舎は「命を繋ぐ」
助け合い運動として、全国の皆様へ心温まる支援を呼びかけます。
【受付期間】
12月10日(月)~12月25日(火)到着分まで(日程は必ず守って下さい)
【物資送付先】
〒101‐0061東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
あて先 たんぽぽ舎 支援物資担当 (TEL 03-3238-9035)
【現金カンパ】(郵便振込みのみ受け付け)
口座番号:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
★通信欄に「山谷支援カンパ」と明記して下さい。
【送ってほしいもの】
特に必要なもの = 毛布 防寒着 お米 現金
【必要なもの】
お米券 調味料 インスタントコーヒー お茶 粉末ミルク
野菜(要事前連絡)
作業着 下着 ズボン 靴下 軍手 靴 リュック
テント 寝袋 タオル 石けん 洗剤 歯ブラシ テレホンカード
★つぎの物資は需要がありませんので送って頂かないようお願いします。
背広 ワイシャツ 子供用、女性用衣類 どてら かいまき 食器
【たんぽぽ舎から支援ボランティアのお願い】
12月10日(月)から25日(火)までたんぽぽ舎に送られてくる支援物資の整理をお
手伝いして下さるボランティア(期間中、13時30分頃から2時間程度)を、募集
しています。可能な方はご連絡をお願い致します。
連絡先(たんぽぽ舎)
TEL 03-3238-9035(13時~20時) FAX 03-3238-0797
メール nonukes@tanpoposya.net
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┗■2.高速「増殖」炉のウソを暴く 〈前半〉
│ -ウソつきはコソ泥の入口。大ウソつきは核戦争の入口-
└────(核開発に反対する会 槌田敦)
本年は日程の関係で集会に参加できないので、メッセイジを送らせていただき
ます。
これまで、私は「高速増殖炉(ニセもんじゅ)は増殖できない」(【昨年集会
用資料】参照※)と話してきた。正常に運転できたとして、増殖が始まるのは16
年後である。そして、40年たっても9%しか増殖できない。倍増などとんでもない。
これは、簡単に計算できることなのだが、残念なことに隠されてきた。私自身
もこれに気が付くのが遅れた。そして気づき訴えても、福島事故の蔭に隠れて議
論にならない。昨年の場合、時間がないという理由で、この集会で話すこともで
きなかった。
ところで、事故を起こしたニセもんじゅの修理は絶望的である。推進側でも
「もんじゅ廃止」が公然と議論されている。それなのになぜ無駄な電気代を払っ
て、冷却材ナトリウムを暖め続けるのか。それは「高速増殖炉開発」が止まると、
関連分野を含め、国から得られる巨額の金の流れが止まる。その結果は、これに
たかる人達の収入が得られなくなる。ごく単純な話である。
ニセもんじゅは、年間238キロの高性能の軍用プルト(濃縮率98%)を生産
する計画だった。これを使用すれば、年間100発程度の小型原爆が作れる筈だっ
た。推進派にとっては、10年も経てば中国を超える核大国になれるという夢があ
った。ニセもんじゅはもはや使えないが、第二高速増殖炉の建設ができるまで、
その「つなぎ」としてニセもんじゅから得られる収入を維持し、核開発に従事す
る人員を養い続けようとしている。
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※【昨年集会用資料】◆高速増殖炉(ニセもんじゅ)は増殖できない
(2011年12月3日 槌田敦)
【ニセもんじゅを支える唯一の根拠は増殖】 文殊菩薩を騙(かた)るニセもん
じゅは、ナトリウム漏れ事故(1995年)以来16年間「生ける屍」である。ニセも
んじゅを生き返らせる方法は、何ひとつ提案できないのに、毎年150~180億円も
の費用を「生命装置」に投入して「血液ナトリウム」を暖めて循環させている。
なぜ、このような無駄なことをするのか。その唯一の根拠は、呪文「発電しな
がら燃料のプルトニウムを増やす原子炉」だからである。
これまで、情けないことに、反対派はこの呪文を許してきた。ここに、この呪
文がインチキであることを証明する。今後は、「ニセもんじゅは増殖できない」
を正面に掲げ、生命装置を外させてニセもんじゅを安楽死させよう。
(次号につづく)
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┗■3.本の紹介
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◆『食で対策!放射能: 大切な人を守るレシピと、今できること』
小椋優子・著、 菅谷昭・監修、筑摩書房
価格1260円 Amazon.co.jp他ウェブ書店、全国書店で発売中
(amazon http://p.tl/mOUH- )
内部被曝の最大の原因となる食を中心に、放射能対策法を説く一冊。とりこま
ない/排出する/免疫力を高めるの三要素により、食べものに備わる放射能対策
効果がわかりやすく示される。麻婆豆腐やグレープフルーツムースなど、身近な
材料ですぐに作れるおいしいレシピがいっぱい。
また、著者が菜食主義に詳しいため、ベジタリアンやアレルギーの人向けにも
簡単にアレンジして使えるメニューがほとんど。人体実験から動物実験まで膨大
なデータをもとにした説得力のある解説を読んでいくうちに、食に対する見方が
変わってくるはず。
被爆者たちを診察し国内外の情報を交換し発信し続けてきた肥田舜太郎、食に
ついて真剣に取り組み続けてきた安田節子のインタビューがすばらしく、見逃せ
ない。
また、コラムにあるソ連崩壊に至ったチェルノブイリ事故後の政府、市民の動
きは、今の日本の現状に、大いに参考になるだろう。
食も政治も、わからないからと他人まかせにしないで、お互いに助け合いいた
わりあいながら、できるところは自分でやろうとする。そんな姿勢さえあれば、
まだまだ世のなか捨てたもんじゃない、という気持ちになれるはず。問題から目
を逸らさずに、できるだけ楽しく前向きに暮らしながら、日常を、そして社会を
より心地よく変えてゆくための知恵を、この本で身につけたい。
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┗■4.新聞・雑誌から
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◆直ちに原発を止めない脱原発公約の無責任
「根拠なき願望」に立った無責任は要らない
-溝口敦の切り込み時評-107回 (12月4日日刊ゲンダイより抜粋)
各党の原発政策を見ると「責任」という言葉が目につく。しかし同じ「責任」
という言葉を使っていても、意味するところはバラバラである。(中略)
今、東日本大震災級の地震が再来すれば、たぶん日本国は経済的に疲れ切って
地上から消滅する。稼働している大飯原発が関西と北陸を放射性物質で汚し、関
西経済圏は壊滅。関東経済圏だけの片側のエンジンで日本は墜落する。
有史以来、日本列島は大地震、大津波に揺れ続けたはずだが、一度として滅び
ることはなかった。しかし今、原発があるがために、被害は回復不能になった。
汚染地は長期間、無住の地として放棄される。(中略)
国民は二度と「根拠なき願望」に頼って日本消滅に出くわすわけにはいかない。
とすれば、原発に対する国民への「責任」とは即時ゼロしかない。2030年代に
ゼロとか、22年までに全廃とか、3年以内に結論とかは、そのときまで大地震は
来ないという「根拠なき願望」に立った無責任な政策である。(中略)
日本は広島、長崎、福島と3度大量被曝した世界唯一の国である。4度目の被
曝に出会うなら、世界は「バカは死ななきゃ治らない」と笑おう。
現在、日本で稼働している原発は大飯原発の3号炉、4号炉の2基だけ。2炉
をストップするなど簡単だし、それに代わる経費など日本消滅に比べればベラ安
といえる。
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【編集部より】
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