選挙結果は大衆的政治行動の堅持と発展を我々に要求する
- 2012年 12月 24日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年12月24日 連帯・共同ニュース第299号
■ 「嫌な感じ」、「面白くない」というのが僕の周辺での選挙結果に対する最初の感想である。
電話や挨拶で、言葉には出さなくても通じることである。多分、選挙結果の衝撃はやがては薄まっていくであろうが、それがどのように政治的に現れてくるかの予想はつかない。民主党政権の体たらくに対する反動がいろいろの面ででてくることは予想されるが、それがどのように現象するかは予測しえない。自民党の選挙公約は現実化される政治的構想かといえば、現実には困難が予想されるものと見なしていいものだかである。金融緩和政策によるデフレ脱却という政策はアメリカの経済政策の模倣であるが、アメリカ経済が景気回復はおろか、歴史的な衰退から脱却できないように日本でも同じ事態を招くだけである。自民党の議席の増大は原発の容認にではない。ここを間違えればそれは政治的な結果として出てくる。また、憲法改正の動向についてもいえる。政権の座に就く自民党の政治的構想や政策等の批判や分析は機会を見て論評するが、彼らの選挙公約が大雑把でひどいものであることを誰もが認識していると思う。
■ 僕らは選挙後の経産省前テントを保持や毎週金曜日の首相官邸前行動に参加している。国民的な政治的意志表示という運動で脱原発運動を展開しているし、このことは選挙後ますます重要になると思う。福島での放射能汚染との現実的闘い、あるいは原発所在地での再稼働阻止をめぐる具体的運動などと重層的な形で国民的運動(直接民主主義的運動)を保持しなければならない。
この僕らの基本的な政治方向は選挙結果ゆえに大事になってきていることを確認している。
■ 経産省前テントの保持はひとえに多くの人々に結集力にかかっている。安倍政権発足後の動きについてはいろいろ問い合わせもあるが、僕らはテントに多くの人々の結集が唯一の対抗力であると語りたい。年末年始のスケジュユ―ルにテントに足を運ぶことを組み入れて欲しい。12月26日(テント全体会議19時・日比谷図書館4Fセミナールーム)、12月28日《今年最後の首相官邸前行動とテント前のあおぞら放送、なお16時からテント前で逝去した吉岡史郎さんの追悼会もあり。彼は9条改憲阻止の会の会員だった》。12月31日(大晦日テント前での紅白歌合戦等の年越しの催しあり、詳細は次号で)。
■ 新事務所への移転が完了しました。場所は新橋駅の近くです。長い間、江田さんの会社《イメージ・ユニオン》を使用させていただいていた9条改憲阻止の会の事務所は新事務所に移転した。新事務所は新橋の駅の近くで住所は港区新橋3-2-4佐藤ビル2F。電話03-6206-1101。FAX03-6206-1102。経産省前テントとも比較的近で、是非、新事務所に御寄り願いたい。また、活動拠点として活用いたしてもらいたい。 (文責 三上治)
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