傍聴報告:大飯原発破砕帯の評価会合(原子力規制委)
- 2013年 1月 17日
- 交流の広場
- 大飯原発破砕帯調査
本日(16日)「大飯原発敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合(第3回)」を傍聴しましたので報告です。
その前に宣伝をひとつ。原子力規制委員会のまん前をデモします。19日。
住居があるから敷地内でマイクを使うなと規制していますが、マンションビルの前をデモできるのです。みんなやりましょう。
復興庁&規制委員会まんまえデモ
1月 19日(土)13時30分集合、デモ出発14時10分(他との調整で早くなっています)
集合:ひびやこうえん@かもめのひろば 主催ZENKO
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今日の有識者会合の結論は
島崎邦彦原子力規制委員会委員長代理のまとめ:台場浜の地層のずれ・断層が(活断層と認識するうかどうかは別にして)、最近(12万5千年前ごろ)動いたことは確認。それが重要構造物(原発)の下にもあるのか、ないのか。ボーリング調査結果を見て次回会合で整理・評価する。台場浜に限られる動きで、重要構造物の下にない可能性があれば安全性が高いと推定できるが、そうなのかどうか、なお調査・評価を継続。
要するに結論先送り、さらなる調査で活断層の危険性に目をつぶり、大飯原発を停止しないというものです。
<論議の特徴。渡辺満久東洋大教授の鋭い指摘、奮闘>
4人の委員の見解が表明され議論。
廣内・信州大准教授:活断層の可能性を排除できない。
重松・産業技術総合研究所主任研究員:地すべりの特徴。敷地内との連続性ない。
渡辺・東洋大教授:活断層である。
岡田:立命館大教授:破砕帯の特徴ない。地すべり。
「活断層の定義が事前説明会のまとめからずれている。定義の確定がないと」(渡辺教授)と指摘され、島崎委員長代理が、「ここで問題にするのは重要構造物の下にあって、ずれることにより重要構造物に影響を与えるもの」と整理。
岡田立命館大教授は、活断層どころか破砕帯であることも否定し(活断層の概念崩し)、「この4人では判断できない」「膨大な資料をいきなり渡され、分析できない」「この会合のあり方が問題」と、結論回避に懸命でした。
しかし、島崎委員長代理ですら破砕帯との認識で(この会合の名称も「・・敷地内破砕隊の調査に関する有識者会合」)、他の有識者が「応力を受けて地表がすべる、動くのか」とつっこむと、岡田は「数センチ、十数センチ動く」と言います。問題のない地表だと言うには説得力が欠けるものでした。審議引き延ばし、結論先送りで大飯稼動を後押しする役割の人です。
今日の会合を傍聴して、大飯原発に影響を与える活断層であることは否定できないと確信できます。「危険な大飯原発をすぐ止めろ」の運動を強めたいと思います。
[2011shinsai 6460] Fwd:元収束作業員から東電への質問状
From:
To:
2013/1/16, Wed 18:59
Message body
小倉(かなへ)です。
表題の情報を転送します。
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福島原発で収束作業に従事し、解雇されたごぼう組合員が東京電力に公開で質問
状を出しました。東京電力が出している危険手当(ごぼうさんは受け取っていな
い)に関する質問状です。
全文は組合員ブログにも掲載されています。
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20130115/1358225693
是非転載、転送をお願いします。
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東京電力株式会社
代表取締役社長 廣瀬直己 様
資材部 ご担当者 様
総務部企業倫理グループ ご担当者 様
担当弁護士 鈴木正勇 様
ご相談
前略 私は2012年1月13日から11月1日まで、貴社下請け企業であるアトックス社
に使用されて、東京電力福島第一原子力発電所構内の免震重要棟に併設されてい
るプレハブ休憩所にて出入口管理業務に従事していました。雇用契約を結んでい
たのは、福井県小浜市に本社のあるS社です。
貴社が7月付で発表したアンケートの項目を確認して驚いています。「労働条
件・手当」の「特別手当」のところで、貴社は「福島第一原子力発電所固有の作
業環境や作業条件に応じ、通常より割増しした工事費にて請負契約を締結してお
ります。」としています。しかし、私と同僚たちは、アトックス社が用意した、
いわき湯本の宿舎で寝起きして、週5日勤務でフクイチ構内で働いていました
が、同僚も含めて誰もそのような「特別手当」を受け取っていません。私たちが
受け取っていたのは日給1万円だけです。
私はこの10ヶ月弱の間でおよそ20mSvの被ばくをしました。しかし危険手当や特
別手当などないと、S社からは説明されています。私はアトックス社やS社にだま
されているのでしょうか。それとも私が従事していた業務では、「特別手当」支
給の対象にはならないのでしょうか。とても気になっています。
これから会社に問い合わせをしてみようと思うのですが、そのためにも以下2点
についてご教示頂ければ幸いです。
1.福島第一原発での業務について貴社が下請け企業と契約する際に、「通常よ
り割増しした工事費にて請負契約を締結」する基準
2.免震重要棟に併設されているプレハブ休憩所での出入口管理業務に貴社が見
積もっている作業単価と割増率
3.プレハブ休憩所の外にあるゴミや汚染物の回収場所、およびゴミ処理施設へ
のゴミ・汚染物の運搬業務に貴社が見積もっている作業単価と割増率
4.2012年1月以降の業務について、貴社がアトックス社、S社に「通常より割増
した工事費にて」支払った総額
ご多忙のところとは思いますが、1月19日(土)午後3時までに、下記の連絡
先までご回答ください。なお当ご相談の内容については、私が所属する労働組合
のサイトなどで公開いたしますので、よろしくお願いします。
2013年1月12日
福島第一原子力発電所作業員 XXX
連絡先
郵送:東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
フリーター全般労働組合内 XXX
ファクシミリ:03-3373-0184
電話: 03-3373-0180
メール:union@freeter-union.org
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