テント日誌2/4日経産省前テントひろば―512日目…放射線医師が梅干しを持ってきてくださった
- 2013年 2月 5日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
頑張って10時少し前テント到着。まだ陽が当たらず風はとても冷たい。テトト前にはいつものようにWさんが正座していた。まもなくたんぽぽ舎でボランティアをしていると言うOさんが短時間ですけれど、と言って座って下さった。昨日たんぽぽ舎で開かれた「テントを守ろう討論会」にも参加していたと言う事で話が弾みました。12時すぎると太陽が訪れ昨日ほどではないけれど、暖かくなりました。椅子を陽のあたる場所に移動して談笑。今日は節分、テント前にはどなたかがヒイラギを飾って下さっていた。昔はヒイラギにいわしの頭など付けたんですよね。などと会話していたら、恵方巻きの差し入れがあり、今年の恵方はどっち?など言いながら楽しくご馳走になる。
しばらくして放射線の医師だと言うSさんが梅干を持ってきてくだり、Kさんと長時間話して帰られた。内部被爆の治療に発酵食品が良いのだとか? 彼女は皆さんに放射能の事をお話できるかもしれないとのこと、そういう機会がもてたらいいですね。2時過ぎ若い男性が興味深げにテントを見ていたので、「原発どう思いますか?」と声をかけたらやっぱり「難しいですね」との答えが返ってきた。彼は今まで原発の恩恵を受けていた東京、大阪の人が原発に反対するのはおかしいのではないか?新しいエネルギーを確保してから段階的に止めるべきではないのかと言うご意見でした。第2テントのHさんが彼の意見を真摯に聞きながら原発のいけない訳などを丁寧に説明して下さいました。若い人が原発の事を真剣に考えてテントをのぞいて下さることは嬉しいですね。そして反原発になってくれるとなお良いけれど・・・・・
会話の大切さを感じます。夕方になるとやはり寒かった通りがかりの人が一つだけれど、とホカロンをくださったのに感激でした。(I.K)
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節分の夜。国産豆を肴にEさんの渡航土産のワインを味わいながら話が弾んだ。1月28日に沖縄代表団が来て安倍首相に「建白書」を提出し、2日には安倍首相が仲井間知事と会談したが、オスプレイ反対と普天間基地閉鎖・撤去に燃える沖縄に日米政府はどう対応するのか。逆に沖縄側からの次の切り札は? 東京では「辺野古の海を殺すな!公有水面埋め立てを許さない2.24集会」開催予定。
頻繁に沖縄に行っているTさんが、「シネマdeテント」にぴったりの沖縄のビデオを紹介するとともに、沖縄―宮古の関係、今の沖縄の基地反対運動の状況を論じた、多摩弾薬庫に核があるのか?の議論も。さらに、元農林省の方も来訪し原発反対を主張され、続いて都区内に住むFさんが手作りの恵方巻きを沢山持ってこられ、「ひろしま」など観たくなる映画をいくつも紹介してくださった。カラ―フルな太巻を頂きながら映画談議が続く。「シネマdeテント」担当は大喜び。
11時近くなって、皆で豆まきをする。「鬼は外」「原発は外」と声を張り上げて経産省に向かって豆を撒き、夜のおしゃべり会を閉じた。
ところで、「原子力規制を監視する市民の会」から:名雪審議官を内規違反として訓告処分したが、ノーリターンルールを犯して急遽出向元の文科省に返しただけで、報告書草案を渡された原電には事情聴取せず、他の検討チームなどでも同様の癒着が無いか調査しない。明らかに、トカゲのしっぽ切りかつ臭いものに蓋。真相解明と事業者癒着反対と「原子力ムラ」専門家一掃を訴えよう。規制委員会は5日(火)に非公開臨時会議が、6日(水)午前には定例会議が開催される。(K.M)
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