クルド人難民Mさんに在留特別許可を!4.13集会にご参加ください
- 2013年 4月 9日
- 催し物案内
- クルド人難民大富亮
『クルド人難民Mさんに在留特別許可を!4.13集会にご参加ください』
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20130408
〈呼びかけ〉難民と、原発問題に関心を持つ皆様へ
福島原発事故によって、ある難民の家族がバラバラにされてしまいました。
トルコ政府に迫害されている少数民族、クルド人のMさんは、迫害を逃れて13
年前に来日し、ずっと日本政府に難民認定を求めています。しかし、日本の難民
認定率は年間わずか1%以下。ほぼすべての難民を締め出す政策をとっていま
す。
Mさんには妻があり、四人の子どもの父親です。しかし、難民認定を申請して
いるあいだ就労の許可は出ず、不定期に入管の収容所に収容されてしまうため、
一家は貧困にあえいでいました。学校や地域社会も、さまざまな形でMさんを差
別してきました。
そんな中、2年前の原発事故が起こり、放射能への心配から、とうとう一家
は、妻子のみ強制送還を受け入れ、トルコに帰国するという決断をしました。し
かし日本への入国は少なくとも5年はできないと言われており、Mさんの家族は
離ればなれになってしまいました。
日本語で教育を受けた子どもたちはトルコでの学校の授業についていけず、苦
しんでいます。家族を失ったMさん自身も、病気、骨折などに見舞われるなど、
困難が続いています。
ありふれた一つの家庭が、トルコ政府の迫害と、日本政府の不作為と、東電の
原発事故によって、崩壊に追い込まれようとしています。この複雑な状況を解決
するためには、やはりもう一度、家族が日本で一緒に生活できる条件を作り出さ
なければなりません。私たちは、まずMさんの在留特別許可を求めて、日本政府
に働きかけています。
福島の子どもたち、被爆労働者、そして、難民認定すら受け取れない外国
人・・・原発による災厄は確実に、最も弱い立場の人々を直撃しています。Mさ
んをめぐる状況は、私たちの社会が、こうした人々と「連帯」できるかどうか
を、問いかけているように思います。
今度の集会では、Mさんの話を直接聞くとともに、トルコでの家族の様子を、
日本人の支援者から報告し、今後の支援について、参加者とともに考えていきた
いと思います。また、法務省あての手紙や、署名用紙の配布なども行います。ど
うかこの集会にお越しいただき、Mさんのことを知ってください。(主催者一
同)
日時:4月13日(土) 18時30分~20時30分 (開場18時、閉場21時)
会場:飯田橋セントラルプラザ 東京ボランティアセンター会議室A (50人収
容)地図:http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
会費:300円(難民および高校生以下無料)
主催:クルド人難民Mさんを支援する会
呼びかけ人:伊藤一、大富亮、小池由樹、小塚太、金浦蜜鷹、斎藤一清、周
香織、山崎弥生実
●JRをご利用の場合:飯田橋駅西口を出たら右に曲がり、右側前方のビルがセン
トラルプラザです。低層用エレベーターで10階までお上がり下さい。 ●地下鉄
(有楽町線・東西線・南北線・大江戸線) をご利用の場合:「B2b」出口よりセ
ントラルプラザ1階に直結しています。
クルド人難民Mさんを支援する会: http://chechennews.org/msan/
今回のイベントのビラ:
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/files/20130413_msan_bira.pdf
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