「サクラ調査第10回、全国で進行~17地区から報告書届く」など-地震と原発事故情報
- 2013年 4月 18日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1810】
2013年4月18日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.サクラ調査第10回、全国で進行~17地区から報告書届く
山田昌郎(サクラ調査ネットワーク)
★2.メールマガジン読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
◆原発再稼働反対・経産省前テントを守ろうデモin千葉
6月8日は千葉市中央公園に総結集しよう!!
★3.新聞・雑誌より3つ
◆脱原発活動の1年総括 28日、東海村で首長会議
(4月17日茨城新聞より抜粋)
◆「伊方」近く超巨大断層 淡路島地震 「未知の断層」
「考えたら耐震設計吹っ飛ぶ」 原発被害は「想定除外」
活断層が連動すれば大惨事 (4月16日東京新聞より抜粋)
◆天然ガス 佐渡沖で試掘 国内最大級か
(4月16日朝日新聞より抜粋)
★4.明治公園での逮捕(3月9日)-私の経験について「今後のため」報告します
脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・・(連載その4)
湾岸警察署(留置場)にて
小竹弁護士の明るさと元気さに大いなる安堵感に包まれました
多辺田 政弘
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※4/19(金)第51回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:4月19日(金)18:00から20:00 第51回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
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┗■1.サクラ調査第10回、全国で進行~17地区から報告書届く
└──── 山田昌郎(サクラ調査ネットワーク)
原発から排出される放射性物質が環境に及ぼす影響を調べるため,桜の花を全
国各地で長期継続的に観察調査する試みが今年で10回目を迎えました。
今年は昨年より大幅に開花が早く,4月17日現在で,宮崎,福岡,愛媛,愛知,
岐阜,富山,神奈川,東京,埼玉の17名の方々から調査結果が届いております.
既に調査を終えられてこれから調査結果をお送りくださる方と,東北,北海道
でこれから調査される方からの調査結果とを合わせまして,6月頃にはたんぽぽ
舎ホームページ上で公開できればと考えております.
なお、サクラ調査報告集(第1集から第9集)も、在庫が若干(欠番あり)あります。
第9集(2012年版)は、カラー4頁含む53頁で頒価500円です。発送の場合は、
プラス送料100円となります。
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┗■2.メールマガジン読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
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◆原発再稼働反対・経産省前テントを守ろうデモin千葉
6月8日は千葉市中央公園に総結集しよう!!
安倍政権は、原発の再稼働を推進し、当初張り切っていた原子力規制委員会も
腰砕けとなり、さらに大阪地裁は、大飯原発3、4号機運転差し止め仮処分申請
を却下しました。
こういう状況下で、国民の命を守るため再稼働をやめさせ、経産省前テントを
守るには広範な市民の力の結集しかありません。
東京都民も千葉県民も来る6月8日(土)は、ぜひ千葉市中央公園に総結集し
て、集会とデモを盛り上げて下さるようお願い致します。
当日は、経産省前テントひろば代表の淵上太郎さんが応援に駆けつけてくれま
す。内容は下記の通りです。
名 称:原発再稼働反対・経産省前テントを守ろうデモin千葉
日 時:2013年6月8日(土)15:00 雨天決行
場 所:千葉市中央公園
内 容:集会 15:00~ デモ出発 15:30
主 催:原発さよなら千葉
詳細は、「原発さよなら千葉」のHP又は090-2553-2587の永野勇まで
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┗■3.新聞・雑誌より3つ
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◆脱原発活動の1年総括 28日、東海村で首長会議
東海村の村上達也村長が世話人を務める「脱原発をめざす首長会議」の総会と
勉強会が28日、同村白方コミュニティーセンターで開かれる。村上村長をはじめ、
福島県南相馬市の桜井勝延市長、静岡県湖西市の三上元市長ら会員10数人が出席
し、決議文の採択や今後の活動方針の決定を通し、脱原発と再生可能エネルギー
推進の意思を示す。
首長会議は、住民の生命・安全を守る首長の責務を自覚し、安全な社会を実現
するため、原発ゼロを掲げて昨年4月に発足した。現在の会員は38都道府県の83
人(元職14人を含む)で、県内の会員は村上村長を含め計6人。(中略)
首長会議はこれまで、政府に対し、関西電力大飯原発の再稼働に対する抗議文
や、拙速な再稼働を強行しないことを求める要望書などを提出してきた。
総会で1年間の活動を総括するほか、決議文の採択、会員資格に関する規約改
正を行う予定。勉強会では、経済学博士のラウパッハ・スミヤ・ヨーク立命館大
教授が「エネルギー・シフトと地域経済―脱原発の実現に向かっているドイツ自
治体の実態」をテーマに講演する。(後略) (4月17日茨城新聞より抜粋)
◆「伊方」近く超巨大断層 淡路島地震 「未知の断層」
「考えたら耐震設計吹っ飛ぶ」
兵庫県・淡路島で活断層が動いた地震は、日本が「地震の巣」である怖さを見
せつけた。敷地周辺に活断層がある原発は多く、中でも淡路島を横断する中央構
造線は日本最大級の断層帯で、そのすぐそばに四国電力伊方原発がある。今回気
になるのが「未知の断層」という言い方で、それを想定外とすることは許されな
い。(中略)
「最も心配な断層が、顧みられていない」と嘆くのは、伊方原発(愛媛県伊方
町)の危険性を長年追及してきた元新聞記者の近藤誠氏(66)だ。
今回の地震でも真っ先に浮かんだのは「中央構造線は大丈夫か」。関東から九
州にかけて日本を横断する約1000キロの大断層帯。四国では伊方原発が立つ佐多
岬半島に沿い、北側の海域を走る。
小松左京氏のSF小説「日本沈没」(73年刊)では、この中央構造線を境に日本
が割れ、南側が沈む設定で知られる。原発の建設前から知られたリスクだが、伊
方1・2号機の耐震設計でこの断層は無視された。(中略)
原発被害は「想定除外」 福島事故の「最悪」生かさず
地震どこでも 現実直視を
原発から直近で6キロにある伊方沖断層周辺の地震は、岡村教授の調査で
「1500年に1回程度の頻度で起こっている」。
さらに地震発生で原発が最初の揺れを検知してから、大きな揺れが届くまでの
時間は極端に短いという。「自動的に制御棒が挿入されて原子炉を安全に停止す
るのが、間に合うのか」(岡村教授) (中略)
内閣府が先月発表した南海トラフ地震の経済被害想定は、東日本大震災の約13
倍、約220兆円に及ぶが、試算は原発事故を除外している。(中略)
自治体は自然災害一般の防災対策を考えるが、原発事故は国の監督の下に各原
発が防災対策を取るものーという考え方だ。この自然災害と原発事故を分ける体
制が責任の所在を曖昧にしてきたといえる。福島事故で最悪の複合災害が起きた
にもかかわらず、その教訓は生かされていない。
「両者を合わせると対策の取りようがない大規模被害となるから、分けるのだ
ろう」と話すのは「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」の鈴木卓馬事務局長だ。
(中略)
活断層が連動すれば大惨事
大飯原発3・4号機の運転差し止め仮処分を求めた訴訟は、16日に決定が出る
予定。争点は周辺に3本ある活断層が連動した場合、制御棒の挿入時間が関西電
力の基準値「2.2秒」を上回るかどうかーという点だ。
国が承認したのは2本の断層が連動した場合に2.16秒で、余裕は2パーセント
しかない。専門家の一部は3連動なら2.2秒を超え、原発敷地内にある破砕帯が
地震の揺れによってずれ、使用済み核燃料の冷却用水を運ぶ配管を引きちぎる危
険性がある」と主張する。
岡村教授は「未知の断層という取り上げられ方には違和感がある」と語る。阪
神大震災後の大規模な地震のほとんどが未知の断層によるからだ。
「新潟・柏崎刈羽原発直下の07年新潟中越沖地震も、岩手・宮城内陸地震も断
層が分かっていなかった。活断層かどうかが分かれば、地震が分かるかのような
議論になっているが危い。どこでも地震が起こるということ。むしろこの現実を
直視すべきではないか」 (4月16日東京新聞より抜粋)
◆天然ガス 佐渡沖で試掘 国内最大級か
経済産業省は15日、新潟県の佐渡島沖で、石油・天然ガスを掘り出すための調
査(試掘)を始めたと発表した。国内最大級となる成田空港10個分の広さの海底に
埋まっている可能性があるという。政府が石油や天然ガスの試掘に乗り出すのは
10年ぶり。今後、国産エネルギーを開拓するため、海底に眠る資源の調査を本格
化させる。(中略)
日本の近海には石油や天然ガスが多く埋まっている可能性がある。しかし、海
底は費用がかかったり地質の分析が難しかったりして調査が進んでおらず、国内
では陸上での生産がほとんどを占めている。(後略)(4月16日朝日新聞より抜粋)
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┗■4.明治公園での逮捕(3月9日)-私の経験について「今後のため」報告
| します 脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・・(連載その4)
| 湾岸警察署(留置場)にて
| 小竹弁護士の明るさと元気さに大いなる安堵感に包まれました
└──── 多辺田 政弘
三.湾岸警察署(留置場)にて
夜景の見える湾岸道路を飛ばして留置場のある湾岸署に四谷署の車で着いたの
は、日付が変わった三月十日の夜中でした。入ってすぐの手続きの時に書類にい
くつかの母印を押させられたが、その書類の日付が既に十日になっていた。警務
官から「入所心得」を渡され読まされて、身体検査をされ、用意されたジャージ
に着替え、一〇畳くらいの一人部屋に通され、やっと眠りに就いたのは午前二時
頃だったのではないだろうか。「入所心得」には起床時間が午前六時と書いてあ
った。留置場内では名前では呼ばれることはなく、私は「二十五番」という番号
で呼ばれることになった。
眠りに落ちてすぐに監視から「二十五番!弁護士が接見に来たので起きなさい」
と起こされて、接見室に通された時は、二時をかなり過ぎていたようだった。私
は「弁護士さんが来てくれた」というだけで、心が軽くなりました。
接見室の硝子張りの仕切りに開いた小さな窓を通して、初めて外部の人に会う
ことができました。「弁護士の小竹です」と、想像もしなかった明るい若い女性
の声が聞こえてきました。こんな時間なのに、明るく元気に笑って迎えて下さっ
た先生のお顔を見て、何か大丈夫だという大いなる安堵感に包まれました。先生
は「もう一人の同じ法律事務所の同僚の若い弁護士さんも一緒に待っていたので
すが、電車も無くなるので先に帰ってもらいました。彼女も、とても興味を持っ
て会いたがっていました」と話し始められました。
先生は「私も学生のころ早慶戦の天覧試合に反対して、ビラを撒いて逮捕され
たことがあるので共感を持ちました」と笑って仰って下さり、一瞬にして私の心
を和ませてくれました。―後に私が釈放されてから先生の若き日のご自分の事件
についての詳細な記録をお送り頂き、実に楽しく読ませて頂きました。それは、
観察力とユーモアの溢れた奥行きのある文章でした。
―先生は「こういう経験はめったに味合えるものではないので、好い経験だと
思って頂くのも好いですね」とユーモアを込めて言われたのにはまったく同感で
した。私も、既に手錠を掛けられた時点で、頭をそのように「切り替え」ていま
したので。さすが根性のできた体験者(先輩)だと秘か頼もしく感じました。
その時、先生には私の逮捕時の経過を簡単に説明させて頂きました。先生は「そ
れくらいなら不起訴になると思いますから、大丈夫ですよ。月曜日に東京地検に
行くことになると思います」と先生の見通しを話して下さり、ほっとしました。
「何か要望はありますか」と先生が尋ねて下さったので、「家の者が心配して
いると思いますので、元気だったとご連絡頂けますか」とお願いをしたら、「奥
さまは四谷署に来ていらしたのですが、留置先がなかなか決まらず、大分待たさ
れた後、お帰りになりました」と告げられ安心しました。そして、この次に妻が
接見に来る時に持ってきて欲しい物を伝えて頂けるようにお願いして、お別れし
ました。
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【編集部より】
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